噺の話

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2018年 11月 14日 ( 1 )

 落語愛好家は先刻ご承知と思うが、歌之介が来春、四代目圓歌襲名する。
落語協会HPの該当ページ
 三月二十一日の鈴本下席から披露目だ。

 相変わらず落語協会HPは、ポスター画像の掲示のみで日程を文字で組んでいないので、代りに(?)紹介しよう。

 鈴本演芸場  3月21日~30日 夜席
 新宿末広亭  4月1日~10日  夜席
 浅草演芸ホール  4月11日~20日 昼席
 池袋演芸場  4月21日~30日 昼席
 国立演芸場  5月11日~20日 昼席(17日のみ昼夜)

 初代圓歌は、初代圓右門下だったようだ。
 二代目圓歌はその初代の弟子、三代目圓歌は二代目の弟子。
 直系での四代目誕生と言える。

 ただし、直系ということでは兄弟子に歌司と小歌がいる。

 では、なぜ歌之介に・・・・・・。

 師匠の遺言だったようだ。

 スポーツ報知から引用する。
スポーツ報知の該当記事

三遊亭歌之介が4代目・円歌を襲名 2019年3月から “遺言”守り2年ぶり名跡復活
2018年4月22日17時0分 スポーツ報知

 落語家・三遊亭歌之介(59)が来年3月に4代目・三遊亭円歌を襲名することが22日、明らかになった。同日、東京・半蔵門の国立演芸場で行われた「三代目 三遊亭圓歌 一周忌追善落語会」で発表された。歌之介の師匠でもある3代目は昨年4月23日に亡くなっており、2年ぶりの名跡復活となる。

 3代目・円歌さんは早くから売れて、初代・林家三平とともに、二ツ目で寄席のトリを務めたこともあり、「授業中」「中沢家の人々」など新作落語で爆笑王として昭和、平成を通じて第一線で走り続けてきた。その円歌さんの名跡を、師匠の芸風を色濃く受け継いでいる弟子が襲名する。歌之介も新作落語で爆笑を誘う寄席にはなくてはならない存在だ。

 “遺言”でもあった。亡くなる前年の2016年末の落語協会の納会で、円歌さんは柳亭市馬会長(56)に「のすけ(歌之介)に後を継がせるんで頼むな」と話していたという。意をくんだ市馬会長が、昨年末の理事会で襲名を提案、無事承認された。円歌さんは、数年前から一門でも歌之介に名前を譲ることを公言し、弟子たちに協力を願っていた。歌之介は「『そんなこと言わずに師匠、長生きしてください』と言っていたんですが…」と話した。

 昨年、師匠が4月23日に亡くなって五日後、4月28日の新宿末広亭の夜席、白酒の代バネで歌之介の高座に出会い、彼の熱い師匠への思いが伝わった。
2017年4月30日のブログ

 昨年末のマイベスト十席で特別賞(「泣けたで賞」)にしたが、その時の私の思いをあらためて引用したい。
 冒頭に「なんとか普通の姿になって」と言うようなことを言って、師匠円歌の思い出話が続く。
 途中から『B型人間』になったものの、『母ちゃんのアンカ』に変わり、小学生で父親と離婚して苦労した母親のことを語り出してから目が赤くなってきた。
 十八で入門してから父親代わりだった円歌のことが走馬灯のように脳裏に浮かんできたのだろう。
 九時までにはハネなくてはならないトリだったが、歌之介の熱い思いがつい時間を忘れさせたのだろう。
 こういった高座も、なかなか良いものだし、たまたま故郷薩摩の後輩白酒の代バネであったという巡り合わせ、そして、その客席にいた僥倖なのだと思う。
 兄弟子の、歌司、小歌も、歌之介に今後長く圓歌を名乗り続けて欲しいと思っているのではなかろうか。

 なんとか、来春の披露目には駆けつけたいものだ。
 披露目の間に、師匠の三回忌がある。池袋の三日目だ。

 さて、歌之介の圓歌襲名披露興行も関係しているのだろう、来年の落語協会の真打昇進披露興行は、今年と同じ九月下席から。
落語協会HPの該当記事

 昇進するのは、柳家わさび(柳家さん生門下)、柳家喬の字(柳家さん喬門下)、初音家左吉(初音家左橋門下)、柳家ほたる(柳家権太楼門下)の四名。


 今年2月の記事で、二ツ目の香盤と私の予想(?)を、次のように書いた。
2018年2月22日のブログ

柳家わさび  2003(平成15)年11月入門、2008(平成20)年3月二ツ目昇進
柳家喬の字  2004(平成16)年入門、2008(平成20)年3月二ツ目昇進
初音家左吉  2004(平成16)年6月入門、2008(平成20)年3月二ツ目昇進
柳家ほたる  2004(平成16)年6月入門、2008(平成20)年3月二ツ目昇進
三遊亭たん丈 2004(平成16)年入門、2008(平成20)年11月二ツ目昇進
柳家一左   2004(平成16)年11月入門、2008(平成20)年11月二ツ目昇進
三遊亭歌太郎 2004(平成16)年8月入門、2008(平成20)年11月二ツ目昇進
柳亭市楽   2005(平成17)年3月入門、2008(平成20)年11月二ツ目昇進
三遊亭歌扇  2005(平成17)年8月入門、2009(平成21)年6月二ツ目昇進

 結構悩ましい。
 入門時期と、前座で楽屋入りする時期が、どんどん間隔が空いている。
 白酒が、「待機児童」と表現していた。
 よって、二ツ目昇進時期を基準に考えるならば、2008年3月が四人、同年11月も四人なのだ。
 なんとなく、来年春に、わさび、喬の字、左吉の三人、秋に、ほたる、たん丈、一左、歌太郎、市楽までの五人かなぁ、などと思っている。

 予想は、外れた。
 見事に二ツ目昇進時期に合わせて、秋のみ四人。

 四人で国立を含む50日間、どう主任の日を割り振るのだろうか。

 今年は、残念ながら行けなかったが、昇進者は五名で、各定席の十日興行で二日づつ主任を務めていた。
 四人となると、国立を除く四つの定席の合計四十日は、一人合計十日の主任で割り切れるが、そうした場合、国立の十日間をどうするのだろう・・・・・・。
 今年同様に11月上席が披露目とするなら、1日の金曜、2日の土曜、あるいは3日の日曜や4日の振り替え休日に昼夜興行を二日設定し、12回の興行にでもするのかな。

 あるいはジャンケンでもして主任を決めるのか。

 そんなことも、少し興味深い。

 四人とも生で聴いているが、私は、「落語物語」に出演した、わさびが気になる。

 こちらも、一年後のことだが、なんとか行きたいものだ。

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by kogotokoubei | 2018-11-14 20:54 | 襲名 | Comments(8)

落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。


by 小言幸兵衛