噺の話

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2018年 03月 08日 ( 1 )

桂文鹿を、応援する!

 林家九蔵に関する記事には、数多くのアクセスとコメントを頂戴して、驚いた。
 いろんな考え方があると思う。

 どこに自分の力点があるか、などで意見が異なるのは当たり前のことで、私は、自分と違う意見にもしっかり耳を傾けたいと思う。

 長い歴史の中で変遷してきた名跡のことや、なかなかわかりにくい襲名の権利保有者といったことに関し、さまざなま意見が交わされることは、良いことだろう。

 その名の歴史的な背景や、先代の意向や先代歿後の遺族の意向、所属する組織など、さまざまな要因がそれぞれの名跡に関わっている。
 
 落語愛好家の方にも、いろんな考え方があるだろう。

 もちろん、好みの問題だって、ある。

 あるよ私にも、その名を継いで欲しい人、欲しくない人・・・・・・。

 ということで(?)、私が襲名に反対だった当代の文枝のこと。

 昨日、度々コメントをいただく、ある落語愛好家のお友達から、とあるニュースのことを教えていただいた。

 当代文枝の女性問題をめぐり、ついに、一門の中から批判の声があがった、というのだ。
 「週刊新潮」の記事を、デイリー新潮から引用する。
デイリー新潮の該当記事

不倫の桂文枝に一門から批判! 揺らぐ上方落語協会会長の座
芸能週刊新潮 2018年3月1日号掲載

 氷上で笑い、雪上で涙する――。アスリートたちの「純粋」な人間ドラマは観る者を飽きさせない。だが、醜態を晒してもヘラヘラとテレビで笑い続ける「不純」な芸人の姿には辟易するしかない。それは「身内」も同じようで……。桂文枝師匠(74)に、ついに同じ一門から火の手が上がった。

 ***

「スケスケのパンツ見にゆくから、恥ずかしがっとったらアカんで〜」

 本誌(「週刊新潮」)報道(1月4・11日号)により、こちらが恥ずかしくなる「エロ電話」を愛人にしていたことが明るみに出た文枝師匠。だが、「飲む打つ買う」は芸の肥やしという。「愛人さん、いらっしゃ〜い」とでも笑わせてくれればいいものを、彼は本誌の取材に対して不倫関係を「覚えてない」の一点張りで、「笑いゼロ」の対応を貫いたのだった。

「笑えない」話はこれに留まらず、この愛人に絡んで新たな疑惑も発覚。今夏、開館予定の演芸場「神戸新開地・喜楽館」の名称を巡る一般公募に際し、喜楽館になることは決まっているとして、文枝師匠は愛人に喜楽館名での応募を持ち掛け、彼女を命名者にすると約束していたというヤラセ問題が持ち上がったのである。

 しかし文枝師匠は責任を取らず、公益社団法人「上方落語協会」会長の座に留まり続け、上方の落語界は「オチ」の見えない不透明な状況となっているのだ。

 オヨヨ。

 あまりにも、この人を巡る騒動が多すぎる。
 そして、周囲の疑問にほとんど答えていない。
 私は、上方の落語家が、なぜ沈黙したままなのか・・・と、ムズムズしていた。

 ようやく、私が期待していた動きが出て来たのだ。

 これに業を煮やした落語家が反乱を起こしたのだが、

「それが文枝師匠と同じ、先代文枝一門の人だったので驚きが広がりました」

 と、落語関係者が解説する。その落語家は桂文鹿(ぶんろく)(48)。彼の師匠は文枝師匠の弟弟子、要は文枝師匠にとって文鹿は同門の「甥」に当たるわけだ。演芸評論家の吉川潮氏が説明するには、

「師匠が『白』と言えば弟子は黒いものでも白と言わなければならないような縦社会の落語界で、同門の大先輩を糾弾することはちょっと考えられない異常事態。ましてや文枝師匠は吉本興業所属で、上方落語唯一の寄席『繁昌亭』を開いた功労者。大阪の芸人の間では、彼に物申すとテレビにも寄席にも出られなくなるかもしれないという空気があるでしょうからね」

<絶対君主制>

 つまり、文鹿の文枝批判は決死の覚悟のものと言えそうで、肝心のその中身を紹介すると、

〈絶対君主制が染みついた現在の上方落語協会〉
(1月30日付文鹿のフェイスブックより)

 こう噛みついた上で、

〈一般企業なら即会見を開き経営トップが揃って頭を下げ、経緯の説明と今後の危機管理、場合によっては後任人事の発表と対応を迫られるはず。(中略)師(注・文枝師匠)の功績は絶大だが、それと疑惑を看過することはスジが違う〉(同)

 確かに「ヤラセ疑惑」は芸の肥やしで済まされる話ではなく、文鹿の指摘は至極ごもっともである。

 文鹿の言う通りだ。

 こういう声を、聞きたかったのだ。

 文鹿は、紹介した記事では師匠の名が明かされていないのだが、文福の弟子。

 これまではメディアでは批判の声も多かったが、身内の上方の噺家は、忖度だろう、ほとんど沈黙を守っていた。

 文枝、そして彼が所属する吉本に睨まれてはかなわん、という思いは、強かろう。

 しかし、そんなことでいいのか。

 上方落語協会会長の椅子に、あまりにも長く座り続けてきた。

 やはり、政治と同様で、権力は腐敗するのである。

 これを機に、ぜひ、他の上方落語界の方も、あの人に次期会長を諦めさせて、しばらくは自粛するように迫って欲しい。

 私は、桂文鹿の行動を応援する。

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by kogotokoubei | 2018-03-08 12:15 | 事件 | Comments(0)

落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。


by 小言幸兵衛