日本映画ペンクラブの「ベスト映画」ランキングで思うこと。
2026年 02月 14日
日本映画ペンクラブの「ベスト映画」に関する東京新聞の記事。
25年1位は「国宝」 日本映画ペンクラブ賞
2026年2月12日 07時27分
映画評論家らでつくる日本映画ペンクラブが、2025年公開の映画を対象に選んだ「ベスト映画」を発表し、日本映画は李相日(リサンイル)監督の「国宝」が1位となった。
(中 略)
外国映画1位は「教皇選挙」、文化映画1位は「黒川の女たち」。功労賞は「よみがえる声」の朴壽南(パクスナム)監督が選ばれた。
日本映画と外国映画(4位が2作品)の2位以下の主な作品は次の通り。
【日本映画】(2)宝島(3)旅と日々(4)ふつうの子ども(5)敵【外国映画】(2)ワン・バトル・アフター・アナザー(3)エミリア・ペレス(4)ANORA アノーラ(4)名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN
「敵」がトップ5に入って、うれしい。
日本映画は、「ふつうの子ども」以外の4作品を観ている。
あら、外国映画ベスト5は全部観ている。
しかし、この中の「ワン・バトル・アフタ―・アナザー」は、3月16日(日本時間)に発表されるアカデミー賞2026のノミネート作品で、他の4作は昨年のノミネート作。
ご存じのように、作品賞は「アノーラ」だった。
「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」のティモシー・シャラメが主演男優賞を取るかと思ったが、受賞したのは「ブルータリスト」のエイドリアン・ブロディだった。
3月16日は、「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」でティモシーの名が呼ばれそうだ。
この映画の日本公開は、授賞式の三日前3月13日(金)。
昨年、アカデミー賞作品賞ノミネート作の日本公開日について、授賞式の前に日本で公開して欲しい、という記事を書いた。
3月3日が授賞式だったが。それぞれの日本での公開状況は次のようだった。
あくまで、記事を書いた2月4日時点の情報。
□「アノーラ」:2月28日
□「ブルータリスト」:2月21日
□「ウィキッド ふたりの魔女」:春
□「名もなき者」:2月28日
□「エミリア・ペレス」:Netflix
□「教皇選挙」:3月20日
□「デューン 砂の惑星 2」:3月15日
□「サブスタンス」:5月
□「アイム・スティル・ヒア」:不明
その後、「エミリア・ペレス」は劇場公開されたので観た。
国際長編映画賞のみならず、作品賞を含め主演女優賞、助演女優賞など12部門に13ノミネートされたが、主演女優ガスコンのSNSでのメッセージが差別的と批判され、ゾーイ・サルダナの助演女優賞、劇中歌『El mal』(悪)の主題歌賞にとどまった。
国際長編映画賞は、本命視されていた「エミリア・ペレス」ではなく「アイム・スティル・ヒア」が受賞したが、日本公開は昨年8月だった。
私は二作品とも観たが、映画として総合的な出来栄えを考えると「エミリア・ペレス」が受賞して不思議はなかった。もちろん、「アイム・スティル・ヒア」も佳作である。
「教皇選挙」は、日本公開中に、本物の(?)コンクラーベ(教皇選挙)がありロングランとなった。
良い映画だと思うが、果たして、映画評論家が1位にするほどの作品かどうか・・・・・・。
ということで、あまり順番をつけるようなことはしないのだが、オリンピック中でもあるので(?)、あえて、「ベスト映画」のトップ5について、自分なりの序列をつけると、こうなる。
(1)「アノーラ」
(2)「エミリア・ペレス」
(3)「教皇選挙」
(4)「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
(5)「ワン・バトル・アフター・アナザー」
ついでに、日本映画で私が観た4作品のランキング。
(1)「敵」
(2)「宝島」
(3)「国宝」
(4)「旅と日々」
「旅と日々」は、記事にしなかったように、私には、相性が良くなかった。
好みもあるから、人それぞれだよね。
それにしても、アカデミー賞ノミネート作品の授賞式前の公開が、遅いなぁ。
ということで、ノミネートされているある作品を、これから観に行く。
長年アメリカのゴールデングローブ賞のTV部門作品を観るのですが、世相をビビットに反映したものが多く(昔の作品にもかなりいいものがありますが)、切れ味の鋭い作品が多いですよ。逆に映画作品は、性描写・残虐性・メタファーの多い作品で、気分爽快というわけにもいかず、残念無念。あと数年もすれば、また変化すると思うのですが。
日本映画が盛り上がっているのは良いのですが、たとえば、「国宝」や「アニメ」が複数スクリーンで、観たい洋画が一日2~3回の上映、なんてことが最近多いですね。
シネコンよりミニシアターの方に洋画の佳作が流れているので、それはそれで結構なんすが。
今日観た映画も、アカデミー賞ノミネート作品ですが、観客は20名ほどかと思います。
また、そのシネコンでは、いまだに「国宝」やってます。
