久しぶりに見た「99:1」からの逆転で思うこと。
2026年 01月 19日
昨日の朝日杯一回戦、藤井六冠対菅井八段の対局は、将棋の怖さを象徴するものだった。
公開競技で、佐々木勇気八段と斎藤慎太郎八段の対局と同時進行。
藤井猛九段の解説も、両対局を交互に行っていた。
この画像では佐々木対斎藤の解説をしているが、藤井対菅井の対局の盤面が右下に小さくあり、右上にAIの勝勢予想がある。

後手藤井六冠の106手目☖4九歩成で、先手の勝勢が99になったところ。
この動画で、1時間45分40秒あたり。
次に先手が☗3二銀からほぼ勝利だった。
しかし、107手目は☗同金。

ということで、AI予想は先手勝勢が99から70程に落ちた。
とはいえ、先手、まだ優勢。
しかし、絶体絶命のピンチを脱した後、藤井六冠が驚異の粘りで逆転勝利。
次の斎藤八段戦にも勝利し、藤井六冠は準決勝に進んだ。
藤井六冠の相手は20日に決まり、準決勝と決勝は2月11日。
AI予想「99:1」の恐怖を、久しぶりに見た。
これは、現実社会にもあてはまるはずだ。
優勢な戦いも、一手間違えば逆転する。
高市の解散。
たしかに、現時点の内閣支持率の高さは事実かもしれない。
しかし、解散という一手は、後になってみれば「悪手」と言われることになりえるし、そうなって欲しい。
国民無視の解散など、妙手なはずがない。
この局面から、100回始めれば、一回勝つ?それとも、、?
実際には勝つか負けるか一対一です。
AIの確率は、最善手を指せば勝つ確率なのですが、その最善手を打ち続けるのが大変なんです。
加えて、藤井六冠のように、最初は最善手ではない手を指し、しばらくしてAIが最善手であると結論を出すこともあります。
あくまで、指すのは人間。
AIが推奨しない手でも、相手を悩ませ誤った手を誘導することもあります。
そういう点も、将棋の醍醐味です。
AIの確率に関する、AIの解答です。
難しいです(^^)
<将棋AIが確率(勝率)を出す根拠・プロセス>
将棋AI(水匠、DLShogi、やねうら王など)が勝率を表示するまでの仕組みは以下の通りです。
(1)静的局面評価(ニューラルネットワーク)
AIは、現在の盤面特徴(駒の配置、持ち駒、玉の硬さ、攻めの速さなど)を瞬時に分析し、その局面が「先手+1000点」のように、どの程度の有利・不利かを数値(評価値)で算出します。
(2)未来の読み(探索)
単に今の局面だけでなく、数手〜数十手先までの互いの最善手を探索します。これにより「もしこの手を指せば、将来的に勝率が高まるか」を予測します。
(3)評価値から勝率への変換
AIは、算出された評価値をロジスティック関数などを用いて「勝率」に変換します。
評価値と勝率の目安: 評価値0が互角(勝率50%)、±200点以内が互角の範囲、±1000点を超えると一方的な展開、±2000点を超えるとほぼ勝ち(勝率90%以上)という傾向があります。
偶然というものは要素に入らないのですかね。
