映画「ホーリー・カウ」について(2)
2025年 11月 13日
映画「ホーリー・カウ」の二回目。
このタイトルは、「マジか!」とか「なってこった!」という意味。
つまり、ワールドシリーズの第三戦で、延長18回にブルペンに向かった山本由伸の姿に、佐々木朗希がつぶやいた、あの一言だ。
こちらが公式サイト。
映画「ホーリー・カウ」公式サイト
公式サイトから引用。
フランス、コンテチーズの故郷ジュラ地方。18歳のトトンヌは、仲間と酒を飲み、パーティに明け暮れ気ままに過ごしている。しかし現実は容赦無く彼に襲いかかる。ある日チーズ職人だった父親が不慮の事故で亡くなり、7 歳の妹の面倒を見ながら、生計を立てる方法を見つけなければならない事態に……。そんな時、チーズのコンテストで金メダルを獲得すれば3万ユーロの賞金が出ることを知り、伝統的な製法で最高のコンテチーズを作ることを決意する。
押し寄せる現実の荒波と不確かな未来、打算とロマンス。不器用な手つきで人生を切り開こうとする彼らの日々を鮮やかに描いた青春譚。
パンフレットを買った。

パンフレットにも、ジュラ地方のコンテチーズのことが詳しく紹介されている。


公式サイトから、監督のことやこの映画のこと。
監督のルイーズ・クルヴォワジエは、本作の舞台であるジュラ地方で育ち、リヨンの映画学校La CinéFabriqueでの卒業制作がカンヌの若手育成部門 “シネフォンダシオン” でグランプリを獲得した注目の女性監督。2024年のカンヌ国際映画祭を皮切りに、夭折の天才ジャン・ヴィゴにちなみ若手監督に授与されるジャン・ヴィゴ賞、フランスのアカデミー賞と言われるセザール賞など数々の映画祭を席巻。小規模な作品ながらフランスで約100万人を動員し、オスカー受賞作を上回るサプライズヒットとなった。
キャストには地元の演技未経験者を起用し、農場を営む監督の家族が音楽や美術スタッフとして参加。ジュラ山地が生み出す壮大な自然の景色と共に、美しいだけでない農村のリアルな暮らしに確かな息吹を与えている。
予告編。
<スタッフ>
□監督:ルイーズ・クルヴォワジエ
□脚本:ルイーズ・クルヴォワジエ、テオ・アバディ
□撮影:エリオ・バレゾー
□編集:サラ・グロセ
□音響:フランソワ・アブデルヌール
□美術:エラ・クルヴォワジエ
□音楽:リンダ・クルヴォワジエ、シャルリ・クルヴォワジエ
<キャスト> ※役名:俳優名
□トトンヌ:クレマン・ファヴォー
□クレール:ルナ・ガレ
□ジャン=イヴ:マティス・ベルナール
□フランシス:ディミトリ・ボードリ
□マリー=リーズ:マイウェン・バルテレミ
□シリル:アルマン・サンセ・リシャール
□ピエリック:リュカ・マリリエ
□ナディーヌ:イザベル・クラジョー
では、あらすじ。
もちろん、ネタバレになるので、ご留意のほどを。
前回のあらすじ見出し。
(1)やんちゃなトトンヌ
(2)シリル、ピエリック兄弟との喧嘩
(3)父の死
その後。
(4)自立を目指すトトンヌ
酔っ払いとはいえ、父がいたからこそ、好きなように遊んでいられたトトンヌは、七歳の妹クレールと二人ぼっちで、なんとか生きていかなければならなくなった。
チーズ工房は父がいたからこそ、ぎりぎり経営できていたのだが、後継者もいない。
トトンヌは、トラクターを売り、家財道具も売り払う。
毎朝クレールを学校に送ってから、仕事探しが続く。
(5)あの兄弟と再会、また喧嘩
なんとか仕事が見つかった。
しかし、そこはボトルで殴りかかった、あの兄弟のチーズ工場だった。
すぐに、彼らから殴られたトトンヌだが、なんとか我慢して働き続けた。
とはいえ、しばらく後にその兄弟と再び大喧嘩になりクビになった。
その帰り道、兄弟の妹マリー=リーズが、トラクターでやって来て、トトンヌに乗るように言う。
予告編から。

彼女は、一人で牧場で酪農をしている。
牧草が良く、彼女が出荷する牛乳がコンテチーズづくりに最適なものだということを、後でトトンヌは知る。
(6)自分たちのチーズづくりへ
職を失ったトトンヌだが、公園で女性職人がコンテチーズづくりの実演をしているのを見て、自分でもできるのじゃないかと思う。
コンテチーズのコンテストで優勝すれば3万ユーロの賞金が出ることを知ったトトンヌ。
仲間2人とクレールとで自分たちのチーズづくりに取りかかる。
父親が使っていた道具を使って準備を進めるのだが、牛乳を運ぶためにトラクターが必要なため、買い戻しに行く。
しかし、買い戻せるだけのお金はなく、バイクを売ったところで足らない。
そのとき仲間のジャン=イブが、自分のレース用の改造自動車を売るといってくれ、なんとかトラクターを買い戻すことができた。
(7)牛乳泥棒
マリー=リーズと仲良くなったトトンヌは、彼女とベッドを共にする間に、友人たちにマリーの牛乳を盗むことを思いつく。
二人のセックスは、最初、トトンヌが役に立たず、マリー主導で進んだ。
マリーの牛乳を盗み、コンテチーズ作りに取り掛かかるが、そう簡単ではない。
釜で温めた熱いチーズを布で持ち上げる時に、何度も失敗する。
再びマリー=リーズの牛乳を盗みに行く。
ある夜、マリーは牛の出産のため、ほとんど寝ずに牛に寄り添っている。
長い時間待たせ過ぎた仲間を建物の中に引き入れ、慌てて戻って、マリーを手伝い出産させたトトンヌだったが、その最中、マリーの兄、あの兄弟たちがやって来て、彼ら三人は、痛い目にあう。
友人のジャン=イヴとフランシスもさすがにキレて、トトンヌと言い争いになり、彼らは去って行った。
(8)チーズづくり再開と出品
トトンヌは、マリー=リーズに牛乳を盗んでいたと告白する。
そして、なんとか牛乳を調達したトトンヌは妹のクレールと二人でコンテチーズを続けた。
ようやく、出来上がった自分たちのチーズ。
トトンヌは、コンテストに出品しようと会場に向かったが、担当者からは、コンテチーズ工房としての認定書がなければ出品できないと言われた。それには、審査のため数年かかると言われ、落胆するトトンヌ。
また、クレールがこっそり渡した一切れを試食した人からは、「熟成させなければ食べられたものじゃない。しかし、しっかりしていて食感はいい」と言われた。
トトンヌはコンテチーズを背負ってバイクでマリー=リーズの家に行き、納屋にそっとコンテチーズを置いておくのです。
予告編のカット。

(9)カーレースとラスト
ジャン=イヴは車を取り戻したようだ。
その改造車レースは、時間を競うのではなく、ひっくり返った回数や、そのひっくり返り方でポイントがつくというルールだった。
ジャン=イヴは何度も転倒し、かなり危険なひっくり返り方をした。
すぐにトトンヌがコースに飛び出して、ジャン=イヴを助け出そうとした。
レースは、ジャン=イブが優勝した。
トトンヌはクレールにジャン=イヴところへ行って祝福してこいと言う。
その場から歩き始めたトトンヌの後ろ姿に、「トトンヌ!」と声が掛かかった。
驚いて振り返ると、マリー=リーズが一瞬 Tシャツを捲り上げて胸を見せて微笑んだ。。
エンドロール
あらすじは、以上。
次回、感想などを記したい。
