「ばけばけ」第一週の印象。

　
　第一週のNHK朝ドラ「ばけばけ」をまとめて見た。

　まず、史実と、ドラマの家の関係について。

　史実は、小泉セツは、小泉家に生まれ、生後すぐ遠縁の稲垣家に養女に出された。
　維新後に機織工場を始めたのは小泉家。稲垣家は没落し、セツは小泉家の機織工場で働く。

　ドラマの松野家は、稲垣家がモデルで、雨清水家が小泉家がモデル、ということなら筋は通る。
　ドラマのトキ（セツ）が、実の両親は雨清水の二人、ということはまだ明かされていない。
　そのうち、トキが知ることになるのかもしれない。


　松江市のサイトから「一から知りたい小泉八雲とセツの物語」という小冊子のPDFをダウンロードできる。データ量は10MBと少し大きい。
松江市サイトの該当ページ

　その中から、20歳の頃のセツの写真を拝借。



　稲垣家（ドラマの松野家）で婿養子をとっていた頃で、まだ八雲とは出会っていない。


　セツは稲垣家の両親、祖父との愛着が深く、生家小泉家の両親との関係は薄かったと言われている。


　ドラマ、たしかにタイトルロールの文字は小さすぎるが、主題歌は「あんぱん」より数段良い。

　ドラマ本編は、松野家での家族の描き方が悪くない。
　貧しくても笑いの絶えない家族だ。
　雨清水家も、対照的なその格調の高さ（今のところ）が良く表現されている。

　結構、豪華なキャスティング。

　肝腎の八雲も、苦悩に満ちた姿が少しだけ登場して、史実に沿っていると思う。
　

　毎週土曜が楽しみになった。