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映画「アイム・スティル・ヒア」について(6)


 映画「アイム・スティル・ヒア」の六回目。

 アカデミー賞国際長編映画賞受賞作。

 公式サイト。
映画「I'm Still Here」公式サイト
 
 同サイトの「STORY」を引用。

1970年代、軍事独裁政権が支配するブラジル。元国会議員ルーベンス・パイヴァとその妻エウニセは、5人の子どもたちと共にリオデジャネイロで穏やかな暮らしを送っていた。しかしスイス大使誘拐事件を機に空気は一変、軍の抑圧は市民へと雪崩のように押し寄せる。ある日、ルーベンスは軍に連行され、そのまま消息を絶つ。突然、夫を奪われたエウニセは、必死にその行方を追い続けるが、やがて彼女自身も軍に拘束され、過酷な尋問を受けることとなる。数日後に釈放されたものの、夫の消息は一切知らされなかった。沈黙と闘志の狭間で、それでも彼女は夫の名を呼び続けた――。自由を奪われ、絶望の淵に立たされながらも、エウニセの声はやがて、時代を揺るがす静かな力へと変わっていく。

 予告編。



 パンフレットを買った。

映画「アイム・スティル・ヒア」について(6)_e0337777_09583614.jpg


 本編はポルトガル語だが、英語版のシナリオを見つけたので、参考にしたい。
英語版脚本

<スタッフ>
□監督:ウォルター・サレス
□製作:マリア・カルロタ・ブルーノ、ホドリゴ・テイシェイラ、
マルティーヌ・ドゥ・クレルモン=トネール
□原作:マルセロ・ルーベンス・パイヴァ
□脚本:ムリロ・ハウザー ヘイター・ロレガ
□撮影:アドリアン・テイジード
□美術:カルロス・コンティ
□衣装:クラウヂア・コブケ
□編集:アフォンソ・ゴンサウベス
□音楽:ウォーレン・エリス

<キャスト>※役名・俳優名
□エウニセ・パイヴァ:フェンルナンダ・トーレス
□エウニセ(老年期):フェルナンダ・モンテネグロ
□ルーベンス・パイヴァ:セルトン・メロ
□ヴェロカ:ヴァレンチナ・ヘルツァジ
□エリアナ:ルイザ・コソフスキ
□ヴェロカ(成人期):マリア・マノエラ
□エリアナ(成人期):マルジョリエ・エスチアーノ
□ナル:バルバラ・ルス
□バビウ:コーラ・モラ
□ナル(成人期):ガブリエラ・カルネイロ・ダ・クーニャ
□バビウ(成人期):オリヴィア・トーレス
□マルセロ:ギリュルメ・シルヴェイラ
□マルセロ(成人期):アントニオ・サボイア

 では、あらすじ。
 もちろん、ネタバレなので、ご注意のほどを。

 前回までのあらすじの見出し。

(1)レブロンビーチ:エウニセ
(2)レブロンビーチ:子供たちと犬
(3)パイヴァ家:ルーベンスと犬
(4)検問とヴェロカ
(5)パイヴァ家:1970年クリスマス前
(6)パイヴァ家:夫婦の会話
(7)電話
(8)8ミリ映像:新居模型と家族
(9)レストランの家族
(10)ガスパリアン書店
(11)パイヴァ家:書斎
(12)ヴェロカからの便り
(13)ルーベンス連行
(14)エウニセとエリアナの連行
(15)エウニセへの尋問
(16)廊下のエリアナ
(17)エウニセへの尋問(続き

 その後。

(18)エウニセへの尋問・二日目
 突然の連行と尋問やルーベンスに会えないことあり、独房でよく眠れず憔悴しきったエウニセ。 
 着替えもさせてもらえず、朝から昨日と同じ取り調べ室へ。
 将校が待っていた。
 エウニセ「知っていることは全部話したわ。着替えが必要なの」
 将校はアルバムを開く。
 そこにエリアナの写真を見つける。
 エウニセ「娘はどこにいるの?」
 将校は「知らない」と突き放す。
 アルバムには自分の写真もある。
 再び、知っている人物はいるか、という尋問が始まった。

(19)エウニセ釈放
 独房の暗闇の中、エウニセは手つかずの食事トレイの横で眠っている。
 壁には十二本の引っかき傷がある。
 収監されてからの12日。
 兵士がやって来た。
 いつものように手錠をかけるよう両手を差し出すエウニセ。
 「今日は、手錠はなしだ」と、兵士。
 ようやく釈放された。
 中庭に出ると、ルーベンスの車、オペル・カデットがあるのに気づく。
 夫の車で、家路へ急ぐエウニス。

(20)エウニセの帰宅
 夜だった。
 住み込みのマリア・ジョゼがエウニセを迎える。
 彼女が子供たちは皆寝ていると言う。
 エリアナが戻っていると聞いてほっとするエウニセ。
 シャワーを浴びるエウニセ。
 汚れて汗まみれの体を、入念に洗う。
 風呂から出てマリアに聞く。
 「あの男たちは、長くいたの?」
 マリア「いいえ、奥様を連れて行った後に、すぐ出て行きました」
 エウニセが、骨の髄まで疲れた様子で階段を上り始める。
 エリアナがベッドで眠っている。
 二段ベッドでは、バビウとマルセロが犬と一緒にぐっすり眠っている。
 子犬のピンパンが起き上がり、しっぽを振って近づいてくる。

(21)軍事拘置所
 翌日、子供たちは母の帰りを喜ぶ。
 エウニセは、弁護士のリノや心配していた友人たちと今後の相談をした。
 新聞がルーベンスが国外に亡命したと虚偽の報道をしているが、エウニセと友人はそれを疑う。
 家族の友人ボカイウヴァ・クーニャから、ルーベンスが政治亡命者を密かに支援していたことを知る。
 リノと一緒に、エウニセは拘置所を訪ねた。
 ルーベンスの車のボンネットで、警官が引き取り受領書を記入している。
 エウニセが「着替えと薬です。夫は糖尿病なんです」と言ってスーツケースを警官に渡そうとするが、警官は無視する。
 警官が言う。
 「ルーベンスは、ここにいない」
 エウニセ「どこにいるんですか?」
 警官「それを知りたいなら連邦警察へ行け」
 エウニセが何か言おうとするが、リノが割って入る。
 リノ「分かりました。では、領収書をください」
 警官が領収書と車の鍵を渡すと兵舎に帰って行った。
 車に乗る二人。
 エウニセ「どうすればいいの?」
 リノ「裁判所に訴える。人心保護令状を申し立てる」

(22)マーサ
 エウニセは小学校を訪ねた。
 校庭で生徒たちが合唱の練習をしているのを見守るマーサを見つけた。
 マーサはエウニセを目が合うと、不自然な笑みを浮かべる。
 練習を続けるように生徒に指示をしたマーサが礼拝堂に入って行った。
 その後を追うエウニセ。
 マーサは席の間を縫って、冊子を集めている。
 「夫の命が危険に晒されてる」とエウニセが言う。

 予告編のカット。

映画「アイム・スティル・ヒア」について(6)_e0337777_11553570.png


 マーサは、ようやく重い口を開く。
 「同じ車に乗せられて拘置所に連れて行かれた」
 エウニセが言う。
 「供述書を出したいの。ルーベンスが拘置所に連れて行かれたことを証言できるのはあなただけよ」
 マーサは苦渋の顔で、「お願い、出て行って」と言う。
 エウニセが何か言おうとした時、修道女が二人入って来た。
 逃げるように礼拝堂を出て行くマーサ。


 ルーベンスの行方は、まだ分からない。

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by kogotokoubei | 2025-09-19 12:57 | 映画など | Trackback | Comments(0)

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by 小言幸兵衛
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