JAL機長、また飲酒。
2025年 09月 03日
JALの機長が、また飲酒。
朝日新聞から。
朝日新聞の該当記事
JAL機長がハワイで飲酒、最大18時間遅れ 再発防止取り組み中
増山祐史2025年9月3日 11時05分
日本航空(JAL)の機長が滞在先のハワイで社内規定に違反して飲酒し、体調不良となったため搭乗予定だった便など計3便に最大18時間以上の遅れが出ていたことが、JALへの取材で分かった。同社は昨年も機長の飲酒問題が発覚し、国土交通省から業務改善勧告を受けており、「再発防止に取り組むなか、こういった事象を発生させたことを重く受け止めている」とコメントしている。
JALによると、機長は8月28日(現地時間)のホノルル発中部空港行きの便に乗る前日、ホテルで飲酒。搭乗当日、機長が本社に体調不良を訴え、発覚した。代わりのパイロットを手配したが、計3便が遅れ、乗客約630人に影響が出たという。
同社は昨年、国際線の機長らが社内規定値を超えるアルコールを摂取し、隠蔽(いんぺい)しようとした事案が発覚。緊急対策として、パイロットの滞在先での飲酒を禁止していた。
ここ数年で度重なる不祥事。
まったく反省の色が見えない。
東洋経済ONLINEの今年2月の記事では、2012年~2020年まで社外監査役を務めた青山学院大学名誉教授の八田進二氏の次の言葉を掲載している。
東洋経済ONLINEの該当記事
「日本航空(JAL)がこれまでパイロットの飲酒トラブルなど問題の起きるたびに講じてきた対策には、全社的に魂が入っておらず実効性がなかった」
形式的な規定づくりなどしか行わず、真剣に再発防止策を考えていないから、こうなるのだ。
同記事には、近年のJALグループの不祥事をまとめているので拝借。

昨年12月の不祥事は、パイロット2人から乗務前の検査でアルコールが検出され、オーストラリアからの帰国便の出発が遅れた問題。
国土交通省は2人が過度な飲酒をしたうえ、口裏合わせをして隠蔽したことが確認されたなどとして業務改善勧告を行った。
そして、今回の飲酒である。
同記事は、次のように締めくくられている。
安全管理体制の構築や強化はこれまでも行ってきたはず。しかし、それがうまく機能していない。「管理ばかりを強化しすぎると、現場が自分で考える余地を奪ってしまう」。そんな八田氏の懸念が現実のものになってはいないか。「規定自体も規定作成の過程において、現場の実態や腹落ちを前提とした十分な吟味が行われていない」とJALも報告書で認めている。
社外役員の働きにも疑問符がつく。八田氏は「飲酒問題を複数回経験している社外役員もいるが、これまでどのような役割を果たしていたのか」と問う。小林栄三氏(伊藤忠商事・元社長)と久保伸介氏(監査法人トーマツ元代表社員)は、2018年も社外役員を務めていた。
「運航はパイロットやCA(客室乗務員)、整備士がお互いに信頼しあってワンチームで業務に当たらなくてはならない。経営トップは現場と膝を詰めて語り、信頼関係を築いてほしい」
八田氏の提言は普通の内容に聞こえる。裏を返せば、現在のJALが抱える病巣はそれだけ根深い。
病巣が根深いから、また起きたのである。
お客様の生命を預かっている、という根本的な意識、責任感が欠如しているとしか思えない。
日航123便墜落事件の真相を隠し続け、遺族吉備素子さんの情報開示裁判では、原告の詳細な資料を無視し、もう一人の原告へのあからさまな妨害行為をOB社員を使って行っていた。
そういう、不都合なことはなかったことにする、という隠蔽体質が、他の不祥事にもつながっている。
やはり、123便墜落事件に、根っこはつながっていると思う。
