伊勢﨑賢治が、参院選でれいわ新選組から出馬。
2025年 06月 27日
田中龍作ジャーナルで、れいわ新選組が特定枠で伊勢崎賢治を擁立することを知った。
「田中龍作ジャーナル」
どんな人物か、引用。
伊勢崎が一貫して主張してきたのが日米地位協定の改善だ。
「地位協定が法的に対等でないのは日本だけ。他の国のように対等な関係を目指す。ディール(取引)だ。トランプはやりやすいかもしれない。
アメリカは駐留しているが自由がなくなる。横田空域は消滅する。
日米関係が対等になれば、沖縄の基地騒音は軽減され、汚染物質の垂れ流しもできなくなる。
トランプ政権はアメリカの本性剥き出しなので逆にやりやすい。トランプ政権のうちに対等な日米地位協定を目指す」。
トランプ政権が無理難題を突き付けてきても、諦めることはない。伊勢崎が強烈で論理的なノーを突き付けるからだ。
トランプがアメリカのイラン核施設攻撃に関し、広島、長崎への原爆投下を肯定する発言に対し、なぜ、日本は「No!」と言えないのか。
忸怩たる思いを抱いている日本人は少なくないだろう。
伊勢崎賢治のような人物が国会議員となることは、実に良いことだと思う。
彼をもう少し知るために、拙ブログの過去の記事を確認する。
伊勢崎を含む複数の著者による『非戦の安全保障ーウクライナ戦争以後の日本の戦略』を、二年前にシリーズでご紹介した。

『非戦の安全保障論ーウクライナ戦争以後の日本の戦略』
その中の10回目の記事から、伊勢崎の発言をあらためてご紹介したい。
2023年2月23日のブログ
「第四章 戦争を回避する日本としての国家像を考える」、から。
プーチンは、ウクライナ侵攻は西側に非がありと言い、その西側、アメリカとNATOは、真っ向から否定する。
アメリカとNATOは、ウクライナへの武器供与を拡大し続ける。
しかし、NATOと言えども、こういう国がある、というお話を引用。
NATOの加盟国なのに国軍を廃止した国もある
伊勢崎 アメリカへの「依存」が、国内政局において、愛国心の発露となるケースは日本だけではありません。米軍を受け入れるすべての国で繰り返されてきた現象です。しかし、「主権の放棄」がそうなるケースは日本しかありません。再度強調しますが、日本は緩衝国家ではなくて、主権がないことを自分で気づきもしない緩衝“材”国家なのです。
そんな日本でも「自主防衛」ということがよく議論されます。でも、アメリカがいなくなったら、その穴を埋めるには、どうすればいいのか? こういう議論があると、すぐ自衛隊を五倍くらいに増強しなければならないとかの発想になるのですね。必ずしもそうはならないほかの緩衝国家の実例があります。ノルウェーと同じNATO創立メンバーのアイスランドという北極海に浮かぶ島国です。
アイスランドは、第二次世界大戦終戦から西側陣営の「不沈空母」と呼ばれ続けていました。地図を見たら分かるように、北極海に位置しています。ロシアの弾道ミサイルが上を通っていくのです。アメリカにとって、対ソ連・ロシアのための空軍力の拠点であり、アメリカがこの小国の国防を肩代わりする協力体制が戦後ずっと継続していたのです。しかし、2006年、55年間にわたって続いたアメリカ軍駐留が終焉するのです。
その後、この国は、独自の国軍を増強するという選択を取りませんでした。平和維持活動などの国際協力任務に限定した、それも同国には防衛省は存在せず“外務省”の管轄下で、軽装備の小部隊を持つだけに止めたのです。それをアフガニスタンに派遣しました。これで、軍事同盟NATOの一員としての顔は立ちます。憲法が常備軍の不保持を謳いながら小さな軍隊と徴兵制のあるコスタリカと違い、アイスランドは“憲法に頼らずとも”自国の軍を持たず、徴兵制も敷かない独自の選択をしたのです。
日本では、自衛隊は日米同盟の議論をすると、すぐに憲法九条の護憲・改憲の議論になり、思考停止に陥ってしまいます。そうこうしているうちに解釈改憲だけが進み、平和憲法を戴く国家でありながら、交戦法規に関する法制がない異常な世界屈指の軍事国家に成長し、世界で一番戦争をするアメリカに「自由出撃」をさせる唯一の親アメリカになりました。
自衛隊をゼロにしろとまでは言いませんが、憲法に頼らずとも自分を通しているアイスランドのような親アメリカ国もあるのだということを認識するべきではないでしょうか。憲法九条は完全に死に絶えたとお墓に埋めて、将来、日本が主権を取り戻したときに掘り起こし、その亡骸(なきがら)をどうするか、改めて憲法論議をすればいい。
こういう指摘は、貴重だと思う。
ちなみに、アイスランドは、人口は約35万人ほど。
「地図ナビ」から、google mapの地図を拝借。
「地図ナビ」サイトの該当ページ

面積は日本の約4分の1。
人口は少ないが、日本とは、島国、火山、温泉、捕鯨など共通点は多い。
大きく違うのは、アイスランドには、主権国家、独立国家としての確固たる意志がある、ということである。
国連などによる「世界幸福度ランキング」の2025年版から、トップ10を記す。
「BBC NEWS JAPAN」の該当記事
1. フィンランド
2. デンマーク
3. アイスランド
4. スウェーデン
5. オランダ
6. コスタリカ
7. ノルウェー
8. イスラエル
9. ルクセンブルク
10. メキシコ
また、「世界平和度指数」という統計がある。
Wikipediaから、どんなことを調査するのか引用。
Wikipedia「世界平和度指数」
世界平和度指数を「世界治安ランキング」と勘違いしている人もいるが、そうではない。世界平和度指数には、「安全・安心」「人口10万人当たりの殺人者数」「凶悪犯罪発生率」など、世界治安ランキングに関連する項目があり、一般の人がホームページで参照しやすいように工夫されているが、世界平和度指数自体には、「軍事化」に関連する「核兵器の保有量」など一般の人にはあまり関係のない項目がある。
アイスランドは、2008年から1位を続けている。
これが、2017年~2019年のランキング上位国。

かろうじて日本はトップ10に入っているが、確実に、今後は順位を下げるだろう。
なぜなら、対米従属が自己目的化し、何ら主権国家としての意思も哲学もなく軍事費を増やし、テロ攻撃の危険性のある原発を再稼働させようとしているからだ。
日本は、アイスランドのような国を模範にすべきなのではないだろうか。
参院選、訪問介護報酬削減を是とする政党には、投票しない。
そして、「ヒロシマ」「ナガサキ」を正当化するトランプに対して、何ら異議を唱えられない政党には、投票しない。
伊勢崎賢治を国会に送るため、比例は、れいわに投票することにした。
学年的には2年上にすぎず、私が在学中にはいらっしゃいませんでしたが、伊勢崎氏は母校の教授を務めた方です。元々は理系専攻ですが、平和学研究者としてのほうが名高いですね。
失礼ながら、厳つい風貌にも関わらず、ジャズトランペッターとしても活動するなど、若干毛色の変わった学者という印象が強いです。
昨年もれいわ新選組から東京比例ブロックから立候補しましたが、惜しくも落選してしまいました。
私も個人的に投票する政党は立憲民主党、れいわ新選組、共産党くらいしか選択肢がありません。
かつては自民党を離党してからの宇都宮徳馬氏など、良心的保守系無所属には投票したことがありますが、今はそういう人物が見当たりませんね。ごく一時を除き、自民党からは離党しませんでしたが、鯨岡兵輔氏も好感が持てたのですが、選挙区が異なるため、投票はできませんでした。
かつての新自由クラブも河野洋平氏、田川誠一氏以外は新党ブームに乗っただけ、という印象が強く、投票したことはありませんでした。河野氏も結局、自民党に復党し、最後まで筋を通したのは田川氏だけでした。
それでも、河野氏だけは首相の座に就いて欲しかったのですが…。国家観が近かったはずの故・加藤紘一とは反りが合わず、結局加藤氏も加藤の乱で首相の座を逃し、YKKで最も首相の座には遠かった小泉純一郎氏がその座を射止めたのは皮肉なことで、日本が貧しい国に転落させ、ある意味、故・安倍晋三氏よりも酷い政権でした。
1993年の政権交代時、期待した新党さきがけも多くのメンバーは結局、自民党に復党してしまい、失望してしまいました。今、野党側に残っているのは枝野幸男、玄葉光一郎、前原誠司(維新ですから、野党とは言えないと思いますが)くらいですかね。結党時のメンバーで野党に残っている国会議員は皆無です。
私自身は投票する候補者、政党はまだ迷っています。順当にいけば、立憲民主党なのですが…。
毎回、長々と申し訳ありません。
天候不順の折、ご自愛くださいますように。
