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映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」について(3)


 映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」の三回目。

 この映画の公式サイト。
映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」公式サイト

 今回は、故あって、予告編を割愛。

 ディランの名を世に知らしめた二枚目のアルバムとその中の一曲について、記事を書いた。
2025年3月7日のブログ

 その記事ですでに書いたように、この映画は、1961年から65年までという短い期間を描いている。


 今回は、あらすじの中で、補足説明や感想なども加えて書いていこうと思う。

 なぜなら、歌や歌手、あの頃の文化など、あまりにも説明したいことが多いから。

 なお、ネットで脚本を見つけたので、参考にしたい。
A COMPLETE UNKNOWN script

<主なスタッフ>
□監督:ジェームズ・マンゴールド
□製作:フレッド・バーガー、ジェームズ・マンゴールド、アレックス・ハインマン、
    ボブ・ブックマン、ピーター・ジェイセン、アラン・ガスマー、ジェフ・ローゼン、
    ティモシー・シャラメ
□脚本:ジェームズ・マンゴールド、ジェイ・コックス
□撮影:フェドン・パパマイケル
□美術:フランソワ・オデュイ
□衣装:アリアンヌ・フィリップス
□編集:アンドリュー・バックランド、スコット・モリス
□音楽プロデューサー:ニック・バクスター
□音楽監修:スティーブン・ギジッキ

<主なキャスト>
□ボブ・ディラン:ティモシー・シャラメ
□ピート・シーガー:エドワード・ノートン
□シルヴィ・ルッソ:エル・ファニング
 ※ルッソはディランの当時のガールフレンド、スージー・ロトロをモデルにしている。
  ディランは映画で彼女の実名を使わないよう要求した
□ジョーン・バエズ:モニカ・バルバロ
□ジョニー・キャッシュ:ボイド・ホルブルック
□アルバート・グロスマン:ダン・フォグラー
□アラン・ローマックス:ノーバート・レオ・ブッツ
□トシ・シーガー:初音映莉子
□ウディ・ガスリー:スクート・マクネイリー
□アル・クーパー:チャーリー・ターハン
□ジョン・ハモンド:デヴィッド・アラン・バッシ
□マイク・ブルームフィールド:イーライ・ブラウン
□デイヴ・ヴァン・ロンク:ジョー・ティペット


 この先はネタバレになるのでご了解のほどを。

 前回までご紹介したあらすじの見出し。

(1)ある曲からの始まり
(2)ヒッチハイクでニューヨークへ
(3)連邦裁判所
(4)ケトル・オブ・フィッシュ・バーにて
(5)連邦裁判所前

 その後。

(6)グレイストン病院
 雨のニュージャージー。
 ディランがタクシーでグレイストン病院にやって来た。
 部屋を探していると、バンジョーの音が聞こえてきた。
 廊下の奥の部屋からだった。
 部屋に入ると、ベッドに寝かされた人工呼吸器をした患者の横で、
 バンジョーを弾き歌う男がいる。
 寝ているのは、ウディ・ガスリー、歌っているのがピート・シーガー。
 ウディは、ディランが映像や写真で知っている姿ではなかった。
 ベッドの横には、古いギブソンが置かれている。
 ピートが最後のコードをかき鳴らした。
 ウディが、ピートの背後に目をやる。 
 ピートが振り向く。
 「君は?」とディランに聞く。
 ディラン「ボビーです」
 ピート「私は、ピート」
 ディランがウディを見て、「こんにちは、ガスリーさん」
 ピート「誰もガスリーさんなんて言わない」
 ディランが言う。
 「ウディのレコードを数枚持っています。フォークウェイズ・レコード。あなた、レッド・ベリー。
  あれは、衝撃的だった、地面に叩きつけられた」
  ※レッド・ベリー:1888年1月23日 - 1949年12月6日。フォーク、ブルースの伝説的ミュージシャン。
   何度か服役を経験。ウディやピートにとっての支援者だった。
 ピートを向いて「あなたの曲も好きだよ、ピート」
 ディランがウディを見つめ、続ける。
 「友達のポールから、あなたが入院していると聞いて、ここに来たんだ」
 ピート「どうして?」
 ディラン「会いたかったんだ」
 ピートが、ウディが持った小さなカードを受け取って、ディランに見せる。
 “I AIN'T DEAD TET.”(俺は、まだ死んでいない)と書かれていた。
 ピートが笑いながら「来客用に作ったんだ」
 ウディが小さく唸り、ディランのギターに目を移す。
 ピート「何か聞きたいらしい」
 一瞬ためらったディランにピートが「シャイなのか?」と聞く。
 ディラン「普段はそうじゃない」
 ギターを取り出し、チューニングを始めた。
 ノートを取り出す。
 ディラン「彼のために書いたんだ。ウディ、あなたのために」
 ウディとピートが、ディランが歌い出すのを、黙って待っている。

 ディランが、歌い出す。

 管理者非公開にならない程度に“Song to Woody”の歌詞をご紹介。

 I’m out here a thousand miles from my home
 Walkin’ a road other men have gone down
 I’m seein’ your world of people and things
 Your paupers and peasants and princes and kings

 Hey, hey, Woody Guthrie, I wrote you a song
 ’Bout a funny ol’ world that’s a-comin’ along
 Seems sick an’ it’s hungry, it’s tired an’ it’s torn
 It looks like it’s a-dyin’ an’ it’s hardly been born

映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」について(3)_e0337777_10083239.png

 
 “Song to Woody”は、最初のアルバム「Bob Dylan」所収だ。

 和訳つきYouTubeを見つけた。
 ※exciteブログは、一つの記事にYouTubeは一つ。ということで予告編は割愛したのである。




 ピートは、ディランの歌に感銘を受ける。
 彼はウディに目をやるが、ウディも同じように感じたようで、まばたきをする。

(7)ピートの車
 ピートがディランを乗せて、ニューヨークに戻る。
 ラジオで、ベトナムに特殊部隊が派遣されているニュースが、断片的に聞こえる。
 ディラン「ちくしょう!」
 ピートにことわってチャンネルを替える。
 リトル・リチャードの “Slippin and Slidin”が聞こえて来た。
 ピートが聞く。
 「ロックンロールは、好きかい?」
 ディラン「ロックンロールを語るなら、バディ・ホリーのことを話さなければならない」 
 ピート「そうなんだ?」
 それから、音楽のことで話が盛り上がる。
 ピート「君は、自分をフォークミュージシャンだと思う?」
 ディラン「フォークって、何なのか分からないんだよ、ピート」
 ピート「ウディが好きなら、それが、フォークミュージックだよ」
 ディラン「ウディは、気に入るに決っている。目が覚める」

 ディランは、ロック、フォークなど、歌を分類したがる傾向に違和感を抱いていることが、ピートに伝わる。
 

 その日、ディランはピートの家に泊めてもらうのだが、次回ご紹介。

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by kogotokoubei | 2025-03-17 12:57 | 映画など | Trackback | Comments(0)

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by 小言幸兵衛
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