映画「幻の光」について(5)ー能登再生への祈りを込めた29年ぶりの上映
2024年 10月 23日
映画「幻の光」の五回目。
こちらが公式サイト。
「幻の光」公式サイト
予告篇。
予告篇から。


1995年、是枝裕和監督の長編映画デビュー作が、能登半島地震の輪島復興支援のため再上映されたのである。
地震前の輪島、能登の貴重な映像の記録でもある。
こちらが、公開当時のものを全ページ精密にスキャンしで復刻したパンフレット。

先日亡くなった白井佳夫さんの映画評、原作者宮本輝の言葉や、是枝監督の「演出ノート」など、実に充実している。
スタッフとキャスト。
<主なスタッフ>
□製作:重延浩
□企画・プロデューサー:合津直枝
□監督:是枝裕和
□原作:宮本輝
□脚本:荻田芳久
□音楽:陳明韋
□撮影:中堀正夫
□美術:部谷京子
□衣装:北村道子
<主なキャスト>
□ゆみ子:江角マキコ
□郁夫:浅野忠信
□勇一:柏山剛毅
□友子:渡辺奈臣
□道子:木内みどり
□弘:大杉漣
□キヨ:橋本菊子
□民雄:内藤剛志
□喜大:柄本明
□とめの:桜むつ子
□初子:市田ひろみ
□喫茶店のマスター:赤井英和
□刑事:寺田農
□少女時代のゆみ子:吉野紗香
□少年時代の郁夫:市原紳吾
□MUKUMUKU:MUKUMUKU
あらすじの続き。
もちろん、ネタバレ、なのでご留意いただきたい。
前回までの見出し。
(1)尼崎トンネル長屋
(2)祖母の失踪
(3)郁夫
(4)ゆみ子の夢
(5)郁夫の自転車泥棒とペンキ塗り
(6)運送屋の元相撲取り
(7)ゆみ子の工場訪問と喫茶店
(8)郁夫の死
(9)葬式後
(10)輪島駅
(11)民雄の実家
その続き。
(12)喫茶店のマスターの話
ゆみ子は、弟の結婚式に出るため、二人の子供を連れて尼崎に戻った。
母は、変わらず元気だった。
披露宴(映像はない)の後、ゆみ子は、かつて郁夫とよく行った喫茶店を訪ねた。
マスターから、驚くべきことを話した。
「あの日、何時頃やったかな。ひょっこり顔出して、コーヒー飲んで帰ったんや」
「あの日って?」と、ゆみ子。
「あの・・・死んだ日や。仕事終って、帰りに寄ったんやろ。そこ座って、わしらのバカ話、ニヤニヤしながら聞いて帰って行った・・・・・・」
ゆみ子の知らない、郁夫の行動だった。
マスターが続ける。
「金持って来るの忘れて、すぐ取りに帰るわって言うたが、いつでもええねんって言うと、マスター済まんな、明日まで借りとくわって言うて、笑って帰ってった」
ゆみ子は、あらためて「なんで、死んだんや・・・・・・」と思わないではなかった。
(13)工場
ゆみ子は、郁夫が働いていた工場まで足を伸ばし、あのときと同じように、外から工場の中を見た。
休日で、誰もいないが、郁夫が笑っている幻が浮かんできた。
(14)アパート
ゆみ子は、三人で生活していた、懐かしいアパートに向かった。
階段を上り、かつて住んでいた部屋の前で立止まった。
ゆみ子の姿を、外から差し込む鈍い陽光が照らし出した。
公式サイトから画像を拝借。

「なぜ、どうして、郁ちゃんは死んだんや・・・・・・」
と、煩悶している表情。
能登に戻って、平穏な生活ができるのかどうかは、次回。
「怒涛の三日間」の三日目のイベントの請求書が届いて来た。
今日、大きな額の二件が届いた。他も、金額は判明している。
なんとか、予算内で収まった。
稟議申請で、少し下駄を履かせたからでもあるが、逆にそうしていなければ、きわどかった。
とはいえ、昨年よりは費用は増えた。
チャーターバス代、ゴルフのプレーフィー、女子プロのギャランティー、クラブハウスにあるホテルの宿泊費などなど。
人件費が上がっているのだから、それは、妥当だと思う。
どこも、人出不足なのである。
最低賃金の引き上げは、まだ、足りない。
介護や飲食業界は、まだまだ低賃金のままだ。
BS TBS「報道1930」で、イギリスの最低賃金が上がったことで、経済が活性化した、と報じていた。
日本もそういう好循環にならなければ、いつまでも「安い国」のままだろう。
まずは、国民が真っ当な生活ができるような賃金にするのが先である。
そして、国は、税金を適切に使うべきである。
しかし、我々の血税が原資である政党交付金を、自民党は公認しなかった候補者にも分配した。
裏金問題も旧統一教会問題も棚上げし、能登の実態を無視して総選挙を決めた自民党は、自分たちのための政治しかしていない。
27日、国民のために仕事をしてくれそうな候補者に投票する。
