小池百合子の、地位利用による選挙活動は、違法。
2024年 07月 22日
五輪を目前にした代表選手の未成年の喫煙・飲酒という、いわば、弱者の小さな悪は叩かれているのに、裏金隠しという政治資金規正法違反や、地位利用という小池百合子の大きな悪について、マスメディアがスルーしていることに、腹立たしい思いを抱いていた。
ようやく、一部とはいえ、小池百合子の悪事を、取り上げたメディアがあった。
あるテレビ番組の内容に関する「デイリースポーツ」の記事を引用する。
「デイリースポーツ」の該当記事
2024.07.21
元側近弁護士が指摘「小池百合子都知事に有罪、辞職の可能性 悪質性あり特捜動く」MC女子アナ「えーっ!闇、深ぁ~」
元東京地検特捜部の若狭勝弁護士が21日、読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。7日投開票の東京都知事選で3選を果たした小池百合子氏が有罪、失職する可能性に言及した。
この日は、「刑事裁判における裁判所、弁護士、検察官の闇」がテーマ。若狭弁護士はかつて、小池氏の側近を務めていた。それだけに、都知事選の印象を聞かれ、小池氏の闇について触れた。
「今回の選挙を巡って、小池さんはいろいろと刑事告発をされている。その行方として、検事をやっていた経験から『公務員の地位利用による選挙運動の禁止』については、証拠が集まって、犯罪が認められる可能性がある」と指摘した。
「公務員の-」とは「国や地方公共団体の公務員などは、職務上の影響力を用いて第三者に働きかけるなど、その地位を利用した選挙運動をすることができない」と規定するもの。
「知事という公務員の立場を利用して、東京都内の市長や区長、村長などに対して、出馬要請文を書かせたという疑いがある。区長や市長は地元で選ばれている。そういう文章を書かせるということは、有権者がなびく可能性があるので、悪質性がある。特捜部がこれから捜査をするはず」と話した。
「少なくとも罰金くらいの裁判、起訴する可能性がある。刑が確定すれば公民権が停止されるので、失職する。小池さんが最高裁まで争っていれば、4年くらいはかかるので、3期目は無事に終えるかも分からないけど、世論が高まれば、続けることが難しいと辞めてしまうと」と解説した。
MCを務める黒木千晶アナウンサーは「えーっ!」と驚き「闇、深ぁ~」と実感を込めた。
若狭弁護士が指摘する告発は、都民ら175人による6月26日の告発のことだ。
東京新聞から引用する。
東京新聞の該当記事
「出馬要請」の経緯めぐり小池百合子知事を東京地検に告発 都民ら175人
2024年6月26日 22時37分
東京都内の52区市町村長が小池百合子知事に知事選出馬を要請したことを巡り、都民ら175人が26日、5月に調布市の長友貴樹(よしき)市長に要請を打診した疑いがあるとして、小池知事を公選法違反(公務員の地位利用)容疑で東京地検に告発した。
告発人の新宿区の大沢暁(さとる)さん(60)が都内で記者会見し「複数の市長から、出馬要請の打診があったという証言を得られたので告発した」と話した。
小池知事は自分が打診したことを否定している。
また、郷原信郎と上脇博之の二人が、記者会見の内容や、その動画の都のサイトでの公開が、地位利用にあたるとして7月5日に告発状を提出していた。
郷原信郎のサイト「世の中間違っている!」では、地検から「根拠が不十分」として告発状が戻されたが、16日に、根拠などを示すなど大幅に加筆した告発状を再度提出したとのこと。
引用する。
郷原信郎の「世の中間違っている!」の該当記事
小池百合子氏に対する公選法違反の告発状の再提出について
小池都知事の定例会見での発言が「公務員の地位利用による選挙運動」に当たり違法であるとして告発した件です。
7月5日に、上脇博之神戸学院大学教授と郷原とで、都知事定例会見での小池氏の発言が「公務員の地位利用による選挙運動」であるとして東京地検に提出した告発状については、「小池氏の発言が選挙運動に該当することの根拠が不十分」だとして、先週末、告発状が返戻されていましたが、昨日(7月16日)。定例会見での発言が「選挙運動」に該当することの判例上の根拠などを示すなど、告発の理由を大幅に加筆した告発状を作成し、東京地検に提出いたしました。
これが、告発の元となった記者会見の動画。東京都の公式YouTubeとして公開された。
告発状では、次のようなテレ朝の記者とのやりとりが添付されている。
小池氏)テレ朝さんどうぞ。
記者)テレビ朝日です。島田です。先ほど知事、今、街宣車で昨日回らせた手応えがあったというということですけども、昨日ゲリラ的に回られてどういった手応え。
小池氏)ゲリラじゃないですけど、正当の選挙戦だと思います。
記者)どのような手応えがあったのか、どういった方が手を振り返してくれたのか、また知事の公約の部分を訴えかけて、どういったところを集中的に街宣車で訴えたいか、そういったとこあれば教えてください。
小池氏)この間ですね、昨日で申し上げると、各地、区部を回らせていただきました。いや、ともて反応は良かったことを実感いたしました。新橋の仕事を終えたビジネスマンに向かっても訴えて、クールビズなどはまさに楽で実感していただいているのかなと言ったら、「そうだ」という声が返ってきたり、あとそうですね、やはり子育て中の方々については非常に子育てと教育でお金がかからない東京というのは非常に伝わっているなということを感じました。
動画の22分40秒頃の画像。

他にも、NHK記者との、こんななりとりがあった。
記者:今回は自民党や公明党などからも自主的支援を受けています。それぞれの政党の支援状況をどのようにご覧になっているでしょうか?
小池:それぞれ得意な分野もお持ちと思います。党もさることながら皆さん基本的に保守の方々だと思います・・・でもワンチームでこれからの戦いも進めていきたいと思っております。
動画29分10秒頃の画像。

これは、都知事への記者会見ではなく、都知事選候補への質疑であり、動画を都のサイトに公開することを含め、他の候補では不可能な、まさに、地位利用の選挙活動である。
カイロ大学卒業に関する学歴詐称という軽犯罪法違反の疑いも濃厚だが、こちらの地位利用による選挙活動の方が、強い立場にいる人物の犯罪として、許しがたい。
また、東京都内の市長や区長、村長などに対して、出馬要請文を書かせたのなら、これは、完全にクロだ。
投票日の前に書いたように、神宮外苑再開発という名の小池利権ワールドの闇もある。
2024年7月4日のブログ
権力を利用した不正がたっぷりの小池都政は、できるだけ早く終焉させるべきだろう。
ちなみに、地位利用を禁止する、公職選挙法第百三十六条の二の規定に違反した者は、二年以下の禁錮又は三十万円以下の罰金に処せられる。
強い立場にある者の大きな悪が見過ごされ、弱い立場にある者の小さな悪ばかりがメディアやSNSで咎められている。
都知事選後の敗者へのバッシングも、そういう状況を呈していた。
果たして、五輪代表選手の未成年喫煙・飲酒問題は、メディアで正しく扱われたのだろうか。
「未成年者飲酒禁止法」は、飲酒の悪影響やリスクから未成年者を守ることが目的なので、飲酒をした本人を処罰する規定はない。
同法では、親権者または監督代行者は、未成年の飲酒を知った場合には制止する義務があり、違反すると1000円以上1万円未満の科料に処せられる(同第3条2項)。
喫煙に関しても、本人への罰則規定はない。
だから、法律上の観点では、あの体操選手を監督する立場にある人物が、制止する義務を行使したかどうかが追及されるはずなのだが、それについては、会見他の報道から、私にはよく分からなかった。
当事者は、五輪辞退を含め、相応の裁きを受けていると思う。
とにかく問題は、巨悪が裁かれないことだ。
そうなんです、歯がゆいのです。
一時、れいわの山本太郎に期待したのですが、あの熱気も冷めてきました。
消費税廃止だけでは、有権者はついてこない。
若者のなかから、この国を任せられる人材の出現を、気長に待つしかないのかもしれません。
