石丸伸二は、質問に質問で返す、対話のできない人物。
2024年 07月 10日
都知事選後のメディアのインタビューにおける石丸伸二の対応が、何かと話題になっている。
リアルタイムで見ていないので、YouTubeを探した。
TBSラジオ「荻上チキ Session」の特別番組で開票結果が出る前のインタビューがあったので、確認。
荻上チキが、どういう手応えを感じたのか、という質問に対しての、逆質問の場面。
自分たちは走り切ったという実感の話をしたのだ、と言い返した後、では、どんな手応えを感じたかについては、手応えの定義に関する話に発展し、質問には真っ当に答えない。

この後、著書を読んだ武田砂鉄の質問をかわす(ごまかす?)姿がある。
石丸の有力な後援者であるドトールの創業者は、石丸が誰とも論争に負けない、という点を評価しているらしい。
果たして、そんな人物が、政治家に相応しいのだろうか。
とはいえ、彼を巡る二つの裁判においては、どちらも負け、と言える。
石丸は、安芸高田市市長選のポスター制作費未払で印刷業者から訴えられた。
最高裁が彼の上告を受理せず、敗訴が確定している。
東京新聞の該当記事
また、同市市長時代、市議から恫喝されたとして市議の名前を公表し、当の市議から名誉棄損で訴えられた裁判では、高裁でも市議側の訴えを認めている。
朝日新聞の該当記事
討論する相手に対しては、質問に質問で答え、言い負かすことはできても、二つの裁判において、彼は勝者ではない。
6月に記者会見で訴えた政策を、東京新聞から引用。
東京新聞の該当記事
石丸氏は、公約の3本柱として「政治再建」「都市開発」「産業創出」を打ち出した。一つ目の「政治再建」が「全ての政策の基本であり根本」だと主張。民意を集約して「バラマキ政策」を一掃すると訴えた。
「都市開発」では「23区内の過密が特に顕著だ」と述べ、多摩格差の是正などの必要性を強調。「産業創出」に関しては、教育が「最も成長する分野」だとして、「そこに投資をするのが一番の成長戦略だと唱えたい」と話した。
経済、投資、成長戦略、など、元銀行員ならではとも言える内容だが、具体策は、分からない。
では、具体的な問題である、神宮外苑再開発については、どう考えていたのか。
石丸氏は、東京・明治神宮外苑地区で三井不動産などが行う再開発事業の是非について問われると、「そもそも民間の開発事業で、ここから東京都ができることは『提案』。そこまでだという認識でいる」との考えを示し、「これを全部ひっくり返すというのは極めて難しい、むしろ混乱を招く」と述べた。
無党派層の高い支持は、彼の何を評価したのだろう。
若さ、かもしれないし、既成政党ではない、という点かもしれない。
また、反小池票が、野党を束ねきれない立憲ではなく、石丸に流れたのでもあろう。
国政に打って出るようだし、新党結成か、という情報もあるようだ。
しかし、相手の質問に真面目に答えようとしない、まさに、平行線漫才のような会話を得意とする人物が、政治家として相応しいとは、私には思えない。
昨日の記事で紹介した、ゆめじ・うたじの平行線漫才は、笑える。
しかし、石丸の会話は、とても笑えないし、その対応は、まさに、偉そうなのである。
もし、石丸が最優先した「政治再建」を進めようとするなら、明治神宮外苑再建という名の小池都政利権ワールドを破壊しようとしたはずだ。
しかし、彼の「全部ひっくり返すというのは極めて難しい」という言葉には、経済、投資を大事にする元銀行マンにとって、同じ利権の輪に入りたい、という思いがあったと、私は考える。
国民の視線に立って、真摯にその声を聞く、そんな政治家になれるとは思えない。
それは、安芸高田市で、印刷業者と市議からの二つの訴訟でも、裏付けされているのではないだろうか。
外注先をパートナーとして考えているのであれば、あんな裁判は起こされない。
市議を、市を一緒に良くするための同胞を考えれば、あんな裁判は起こされない。
7月7日には、安芸高田市市長選挙も行われ、元郵便局長の新市長は、前市長のもとでの市政は市民や議会との対話が不足していたとして「対話からの前進」を掲げ、支持を広げたらしい。
質問に質問で返し、相手を上から目線で見るような人物に、あの町の人々も困っていたに違いない。
すでに、石丸伸二の化けの皮は、広島の町ではがれている。
まだ、多くの東京都民が、それに気づかなかっただけだと思う。
言いたいこと全部言っていただいた記事に献杯です。
化けの皮がはがれた独裁者。
SNSでも、盛んにほめたたえる人がいますが、いったいどこが良いのでしょうかね。
議論を制する上から目線の「独裁構文」を駆使する輩。
こんな人が台頭するようになったら怖い専制政治になりそうです。
私も、週3日で年収1000万、とかいうYouTuverが、彼の著書「覚悟の論理」を褒めちぎっているのを、早送りで見て、呆れました。
相手の質問の、揚げ足取りをして逆に質問すると、彼は決めています。
そんな覚悟は、政治家には必要ありませをよね。
都知事選で次点に滑り込んだ石丸伸二氏は小池知事に不満を持つ保守層に受けたのでしょうね。皮肉にも、安芸高田後継市長選は反石丸派の藤本悦志氏が当選しましたが…。
会話・議論が成立しない政治家として私が即思いつくのは小泉純一郎元首相です。
かつて故・加藤紘一元幹事長から呼びかけて山崎拓元副総裁を含めYKKを組むにあたり、山崎氏は小泉氏を入れることに難色を示したという話もありました。山崎氏が加藤氏に対して「純ちゃん(小泉氏)は駄目だよ。議論ができないんだから。気に入らないことがあると、『だって俺、反対だもん』で済ませてしまうような人だよ。」と助言をしたところ、加藤氏は「ちょっと毛色が変わったのがいるほうが面白いよ。」と押し切ってしまったとか。真偽の程は判りませんが…。
3人の中で首相の座を射止める可能性が最も高かった加藤氏は「加藤の乱」で潰され、最も首相の座に遠いはずだった小泉氏が皮肉にもその椅子に座ることになってしまいました。
山崎氏は改憲論者でしたが、今は比較的慎重な態度を取っています。故・安倍元首相の解釈改憲に危機感を覚えていたようです。加藤氏は山崎氏から改憲に関して尋ねられた際、「今の憲法は一字一句たりとも変えるべきではない。憲法第9条が日本の平和を守っているんだよ。」と答えたそうです。
過去の小泉フィーバーは何だったのでしょうね。バックに竹中平蔵氏がついた小泉、安倍政権で日本経済は弱体化。非正規雇用を推進してしまえばこうなることは予想できたはずなのに。熱狂的に支持した国民も悪いのですが、日本はもはや先進国とは言えない状況に陥ってしまいました。
またもや長々と失礼いたしました。
お仕事も大変そうですね。
猛暑が続く中、お身体には十分気をつけてお過ごしください。
おもしろくて、かっこうよければ。
小泉・竹中による構造改革、新自由主義の負の遺産が、非正規労働者増加、低賃金の常態化です。
小泉純一郎を形容するポピュリズムが、そのまま石丸伸二にも当てはまるのでしょう。
石丸は劇場型政治家であることを肯定しています。
石丸は、小泉に似たパフォーマンスをネットを使って行い、経済優先と言って、竹中に似たことをやろうとしている。
危険です。
