アルバイト先が、老健から介護付き有料老人ホームに変わった。
2024年 06月 15日

水曜日の介護施設(老健)のアルバイトが、最終日、とその日の記事で書いた。
そして、今日から、別の介護施設(介護付き有料老人ホーム」でのアルバイトが始まった。
介護施設の中で、「特養」と「老健」の違いについては、以前記事にしていた。
2024年2月22日のブログ
同記事でも引用した、「みんなの介護」サイトから借りた比較表を再度確認。
「みんなの介護」サイトの該当ページ


このように、リハビリして帰宅してもらうことを前提とする老健と、終(つい)の住み家としての特養との違いがある。
とはいえ、老健では、特養の空き待ちの人もいるし、訪問介護の人員不足で入居する人も少なくない。
三ヵ月ごとに再延長する方も多く、入居期間は長くなる傾向だ。
私は約5か月、老健でアルバイトをしたが、退去する人もいるが、すぐ入居する方がいて、ほぼ、入居者は70名程度で、定員に近かった。
なぜ、老健を辞めたか。
まず、その仕事の概要を記載しておく。
(1)仕事量の多さ
平日も土曜日も、昼のシフトでは、多くの方の昼食の準備と
後片付けが仕事になる。
入居者約70名、デイサービス約30名、職員約20名の合計
約120名が対象。
なお、朝と夜、日曜は、デイサービスはなく、朝、夜は職員で
食事する方は数名と少なく。
(2)食事種類の多さ
入居者の食事は、その形態によって、ざっと次の
ような種類になる。
(A)常食(普通)
(B)一口
(C)刻み
(D)極刻み
(E)ミキサー
ご飯を例にすると、常食は通常の米飯。
一口では米飯の方とお粥の方に分かれる。
そのお粥も、ハーフ(粥とご飯)、全粥、粥ゼリー、
ミキサーに分かれる。
かつ、米飯にしてもお粥にしても、カロリーによっ
て、グラム数が違う。
おかずは、一口なら文字通り一口サイズにする、刻み
はカッターや包丁でより細かく、
極刻みは、もっと細かくする。
老健でありながら、入居者で常食は半分以下。
よって、加工する手間が多い。
(3)お茶出し
9:30に煎茶、一階と二階。
10:00にデイサービスに麦茶とゼリー、10:30に
麦茶を一階と二階。
(4)配膳車の準備
朝のシフトの方の配膳車の解体が終わり、運ばれてきたら、
中を綺麗にしてからトレイを置いて食札を並べる。
食札は、依頼元の施設の管理栄養士が準備する。
名前、カロリー、「普通」「一口」「刻み」「極刻み」
「ミキサー」の違い、そして、米飯、ハーフ、全粥、
粥ゼリー、ミキサーなどの種類が表示されている。
「早出し」指示の方には、11:15までにセットが
「禁食」情報も記載されている。「肉禁」「麦禁」
「乳製品禁」などなど。加えて、「禁大スプーン」とか、
「禁小スプーン」などの指示、食べる際の「小皿セット」
などの指示もある。
依頼元の食札は、カロリーや食事の形態によって並んで
いるわけではない。
たがら、並べ直す必要がある。
配膳車のトレイの準備は、やることが多い。
箸(普通の人のみ)、大スプーン、小スプーン、皿などを
トレイに準備しておく。
そして、食事は、出来次第、食札通りの内容をセット
(差し込み)していく。
午前中は、これらをパート三人、あるいは2.5人で行う。
2.5、というのはパート2人と、所長が少し手伝う、という場合。
なお、昼の食札は、朝のシフトが内容を確認して順番に並べて準備しておく。
昼のシフトの人はは15時までに、配膳車に夕食の食札を準備する。
(5)配膳車出し
早出しは、施設の職員が取りに来る。
残りの食事の入った配膳車(一階と二階で二台づつ。デイサービスで一台)を11:45から順次運ぶ。
(6)洗い物の多さ
私の担当は、午後、洗い物。
日によって、配膳車からの解体(トレーを出して、残り物を捨て、食器をシンクに入れる)
をすることもあったが、主に、洗い場担当だった。
シンクが二つあり、ご飯茶碗、お粥茶碗、主食の油っぽい皿などは、お湯を張ったシンクに
しばらく浸けておく。
他の小皿などは、とにかく、軽く洗って食洗器に入れ、その後乾燥機に運ぶ。
120名の食器洗いは、昼の休憩終了後の12:40頃から、14:20頃まで、休みなく続く。
食器洗いが終ったら、デイサービスのコップが戻るまでに洗い場の掃除。
14:40頃、デイサービスのコップが戻ったら洗って、乾燥機に。
ほぼ、これで終了する15:00ぎりぎりになる。
この仕事を五か月やって、正直、体が悲鳴を上げていた。
バイト開始すぐに、配膳車を引いていて、肉離れになっていたことは、書いた。
2024年2月21日のブログ
その後、肉離れは再発しなかったが、9時~15時のシフトが終ると、足腰に、相当疲れが残った。
特に、火曜、水曜と連勤でシフト入った後の木曜日は、朝、腰がきつくて、なかなか起きられない状態が続いた。
また、師匠と言える10年以上勤務している大先輩Hさん(50代の女性)も、私と同じ最低賃金(時給1,112円)の時給だと最近知って、がっかりした。
体と心に、疲労が蓄積してきた、と言うことかもしれない。
所長や他のバイト仲間は、皆、良い人なのだが、はっきり言って、皆さんが報われているとは言えない。
また、帰宅を前提として老健なのに、終の棲家のような状況になっており、入居者の方に、元気な笑顔を見ることが少ない。
そろそろ、潮時かな、と思ってネットで次のバイト先を探していて、有料老人ホームの求人を見つけた。
老健での経験を生かせる仕事を探していたのだ。
入居者のみ約60名の食事。
配膳車ではなく、食堂が厨房の隣にあり、配膳口で、施設の職員の方と食札内容通りかを一緒に確認して、三名分ごとに食事を出すシステム。
ちなみに、入居費用は、決して安くない施設だ。
今日の初仕事で、常食が約七割、一口と刻み、ミキサーが合わせて三割。
極刻みは、ない。
お粥もハーフはないが、粥ゼリーは数名。
それほど複雑ではないし、圧倒的に食数が少ない。
10時~14時のシフトだが、時給は1,250円。
初日の今日は、先輩(今月末で辞める8年勤務の40代の女性)についての仕事で、もちろん、仕事量も少なかった。
もう少しやってみなければ分からない部分もあるが、終わってからの疲れは、それほどではない。
老健ではなかった、食札の一覧表があったので、助かる。
その老健では、依頼元の管理栄養士が食札データを管理していて、個人情報だからと、エクセルの一覧などはもらえない、と所長が言っていた。
私がバイトに入ってすぐに教えてもらっていた20代の管理栄養士が、二年の勤務の末、2月末に退社したが、所長は、依頼元の管理栄養士との関係が良くなかった、と言っていたことを思い出す。
新たな施設は、依頼元には栄養士がいなく、全面的に委託されたバイト先の給食会社がメニューを決めるので、食札データも共有して管理しているようだ。
今日は、食器の戻りが遅く、洗いが終ったのは14:30頃だったが、所長は、戻りが遅かったからもちろん残業分も出ます、とのこと。
食器がほとんど陶器で心配していたが、配膳車で一気に戻るのではなく、下げられた順に洗うので、それほど苦ではなかった。
介護施設には、公的施設、民間施設を含め、大きく8つほどの種類がある。
「みんなの介護」の動画の一場面。
「みんなの介護」サイトの該当ページ

公的な老健から、民間の介護付き有料老人ホームへに転勤(?)した。
もちろん、それぞれに難しさもあるだろうし、新たな施設では、一人前になったら、調理一人、パート一人で、準備と後片付けをする仕組みなので、やることは多い。
しかし、配膳車セットはないので、箸やスプーンなどの準備は施設側のスタッフがやってくれるなど、これまでより軽減される仕事も多い。
出だしは、良い感じだ。
ビールが、美味い。
こんどは少しは楽になればいいですね。
後任はいたのですか。
昼シフトで一人決まっていますが、来月からの予定です。
その前に、新しいバイトが、トントン拍子で決まり、こちらも引き継ぎがあり、早く来て欲しいとのことで、やむなく。
老健や特養は、給食業者もパートも、実に厳しい状況にあります。
