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政策活動費も政党交付金も、やめようよ。

 昨日の衆院予算委員会での、立憲野田佳彦元首相と岸田のやりとりを東京新聞から。
東京新聞の該当記事

【詳報】「顔を洗って出直してこい」 立民・野田佳彦元首相が自民の政治改革案を痛烈批判 衆院予算委で「政治とカネ」集中審議
2024年5月20日 16時46分

「政治とカネ」をテーマとする衆院予算委員会の集中審議が20日、開かれた。岸田文雄首相も出席し、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件への対応、自民党が17日に提出した政治資金規制法改正案などについて、与野党の9人が質問に立った。
自民党との共同提出を見送った公明党や、野党からは、踏み込み不足と指摘されている自民党案。岸田首相は自民党総裁として、批判にどう答えたのか。(デジタル編集部)

 (中 略)

13:47 森元首相と岸田首相、説明に食い違い
立憲民主党の野田佳彦元首相は、自民党安倍派で20数年前に裏金づくりが始まったとされる経緯を解明するために、当時の派閥会長だった森喜朗元首相を改めて聴取するよう、岸田首相に求めた。
森氏は、5月10日発売の「文藝春秋」6月号のインタビュー記事で、4月上旬の岸田首相による電話聴取の際、裏金づくりの経緯に関する詳細な質問はなかったと話している。これについて、野田氏は「(電話聴取は)ご機嫌伺いだ。『調査』じゃない」とただしたが、岸田首相は「聴取を行った」と答弁。森氏の説明と食い違いが生じた。
野田氏は「もう1回きちんと再聴取をするのが筋だ」とした上で、再聴取を行わないならば森氏の参考人招致が必要だと主張した。

13:55 「自民案は一番遅く、一番薄っぺらい」
野田氏は続いて、自民党の政治資金規正法改正案を「他の党はみんな考え方をまとめてる。一番遅かったのが自民党。一番遅い上に、中身が一番薄っぺらい」と痛烈に批判。「顔を洗って出直してこいとたんかを切りたいぐらいだ」と迫った。
岸田首相は「実効的な法案を提出することができた」と答え、取り合わなかった。

 野田元首相よ、「顔を洗って出直してこい」と、実際啖呵を切ったらよかったのだ。


 衆議院の政治倫理審査会は審査対象で、まだ出席していない安倍派や二階派の議員44人に弁明の意思があるか確認していたが、全員が“弁明の意思はない”と回答した。

 政治とカネの問題を、今こそ改善すべき時。

 企業献金禁止やパーティー券禁止も分かるが、政治資金規正法というザル法の改正で最優先すべき対象は、「政策活動費」ではないだろうか。

 「時事,com」から「政策活動費」とは何か引用。
「時事.com」の該当記事

政策活動費 
 政党から政治家個人に支出される政治資金の費目。政治資金規正法は政治家個人への寄付を原則禁止する一方、「政党がする寄付」は例外的に許容している。一部を除く政党はこのルートを使って政策活動費などの名目で政治資金を政治家個人に支出している。政治家の資金管理団体には政治資金収支報告書の提出義務があるが、政治家個人にはないため、有識者からは「裏金の温床」との批判が出ている。

 図を作ってみた。

政策活動費も政党交付金も、やめようよ。_e0337777_20184882.png


 右下の「政治家個人」へ政党が寄附するのが、「政策活動費」と言われるものだ。

 この図を見れば、おかしいのは明白。

 左側の入る方を改善するのも大事だが、右側の方を、なんとかするのも大事。

 政策活動費を禁止するか、資金管理団体と同様に収支報告書を出させる、などをすべきだろう。


 いろんなお金が政党には入ってくる。

「政党交付金」は、そもそも献金を制限することの代わりに税金で支払うことになった制度。

 企業献金やパーティー券を許すなら、本来は、政党交付金も、廃止すべきだ。

 パーティー券の公開義務を5万円だ、10万円だと言っているような次元から、政策活動費、政党交付金の廃止まで行かなきゃ、政治とカネの問題は改善されない。

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by kogotokoubei | 2024-05-21 20:27 | 社会や政治のこと。 | Trackback | Comments(0)

あっちに行ったりこっちに来たり、いろんなことを書きなぐっております。


by 小言幸兵衛
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