馬毛島ー再編交付金で軍事基地化する南の島のこと。
2024年 05月 12日
馬毛島(まげしま)のある西之表市では、「再編交付金」というエサに釣られて軍事基地建設に賛成した住民と、反対した住民に分断された。
この件は、昨年、記事にしている。
2023年2月13日のブログ
その中でも引用した、Wikipedia「馬毛島」にある島の写真。
Wikipedia「馬毛島」

面積は8.20 km²、海岸線長16.5 km、最高標高71.7 m、とのこと。
すぐ東側が、種子島だ。
種子島の西之表港から馬毛島までは、約10km。
昨日の「報道特集」の内容がこちら。
TBS「報道特集」のサイト
いくつか、画像をコピーする。
「再編交付金」の額。

小さな島で、賛成派と反対派に分断した。
元は反対を主張して選挙で選ばれた市長は、その後、寝返った。
その件にふれると、賛否を明らかにしなかったが、インタビューの最後に、共同体で一緒に育ったきた住民がぐちゃぐちゃになるので、市民はなるべく「触れない」ようにしている、と言った。



触れたくないのは、市長本人ではないのか。
市長は、責務を果たしているのか。
市長は、賛成、反対双方の意見を聞き、徹底的に議論を行い、決定したことには、反対派にも十分に理解、納得できるよう努めるのが、仕事ではないのか。
やはり、「聞く力」のない政治家なのだろう。
そして、「話す力」にも欠けていたと思う。
賛成派のリーダー的な存在だった方が、基地建設が、これほど早く大規模だったとは思わなかったとして、後悔している。

国、そして、市の説明不足だったことは明らかだろう。
市長は、何より「再編交付金」をもらうことを手柄のように思い、とにかく、この件には触れないようにする。
国や防衛省との間に、どんな話があったのか。
具体的な建設計画の内容を、どこまで市民に伝えたのか。
きっと「触れなかった」多くのことがあったはずだ。
都合の悪いことには触れない。
これは、自民党、とりわけ安倍派の政治家と同じ道を進んでいる。
