朝ドラのタイトルで思い出す、古今亭志ん生の『風呂敷』。
2024年 04月 18日
NHKの朝ドラ(正式名、朝の連続テレビ小説)の「虎に翼」の今週の題は「女は三界に家なし?」。
NHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」のサイト
本来の意味。
仏教で「三界」は、欲界・色界・無色界というすべての世界という意味。
女は子供の時は親に従い、嫁に行ってからは夫に従い、老いては子供に従うものであり、広い世界のどこにも身を落ち着ける場所がない、という意味だ。
現代、男性がこの言葉を女性に言ったら、ほぼ確実に「セクハラ」になるだろう。

古今亭志ん生『風呂敷』
この言葉で、古今亭志ん生の十八番の一つ『風呂敷』を思い出した。
このネタは、旦那が女房に向かって「女房なんてもんは、シャツの三つ目のボタンみてェなものだ。あってもなくてもいい」なんて暴言(?)を吐くなど、志ん生ならではのクスグリの宝庫。
拙ブログを始めて間もない頃、このネタについて記事を書いているので、ご興味のある方はご覧のほどを。
2008年6月14日のブログ
この記事では、「さんがい」に因むクスグリを紹介していなかった。
ちなみに、この古い記事、昨年、カラー化して志ん生のこのネタの高座が放送された時に引用したり、2010年の「風呂敷の日」の記事からリンクしている。
2023年9月17日のブログ
2010年2月23日のブログ
そうそう、「さんがい」、の件。
志ん生は、三界ではなく、三階にして次のようなギャグを飛ばす。
「『女三階に家なし』っておめえは知らねえだろう」
「何だい、そりゃ」
「いや、だから、女は三階にいちゃいけねえってンだ。
一階に用があったらいちいち降りてこなくちゃいけねえだろう。
だから女は一階にいろと、こういうこった。
これなら、セクハラにはならない(^^)
しかし、今の世の中、「男は三界に家なし」、ではなかろうか。
夫が妻に従う夫婦の方が、圧倒的に多い今日この頃、定年前後のご同輩たち、みなさん、頑張りましょうね。
「おでんにくつをはかず」も珍解釈が見事ですね。
三階のお宅を見ると「よくぞ、まあ」と感嘆します。
お金も大変でしたろうに・・・
