大阪万博が、「SDGs」を唱える資格なし。
2024年 04月 15日

この画像については、後ほど説明したい。
大阪・関西万博の公式サイトを確認した。
大阪万博サイトの該当ページ
こんな、メッセージが目に入る。
2025年大阪・関西万博がめざすもの
□持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献
□日本の国家戦略Society5.0の実現
ほう、大袈裟な能書きが並んでいるね。
その後の部分。
EXPO for SDGs
国連が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」達成の目標年である2030年まで残り5年となる2025年は、実現に向けた取り組みを加速するのに極めて重要な年です。
2025年に開催される大阪・関西万博は、SDGsを2030年までに達成するためのプラットフォームになります。
KEYは”Society 5.0”
日本の国家戦略「Society 5.0」 とは、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会です。狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く、新たな社会を指します。
IoT(物のインターネット)、AI(人工知能)、ロボティクス、ビッグデータ、バイオテクノロジーといった技術により様々な地球規模の課題が解決される社会は、SDGsが達成された社会でもあります。
前の記事で紹介したが、2015年の維新メンバー松井、橋下と、安倍、菅たちの忘年会の席で、安倍が松井から酌をされながら万博についての考えを聞かされた後、安倍の「『菅ちゃん、ちょっとまとめてよ』の一言で大阪万博が動き出した」、と松井が著書で書いている。
このSDGsやSociety 5.0なるものが、その後「まとまった」万博開催の能書き、ということか。
前半の「EXPO for SDGs」の文章は、次のように書き替えた方が、維新の本音が見えてくると思う。
“カジノ建設目標年である2030年まで残り5年となる2025年の万博は、その取り組みを加速する極めて重要なイベントです”
また、IoTやAIなどの技術で地球規模の課題が解決される、という考え自体が、私には疑問だ。
インターネットもAIも、道具なのである。
その道具を、人間がどう使いこなすかが、重要なのだ。
地球規模の課題は、目の前にある地域の課題の積み重ねである。
万博とカジノの場所である夢洲(ゆめしま)、そこが、絶滅危惧を心配される渡り鳥にとって重要な生活の場である以上、今そこにある課題は、その生き物たちにとって「持続可能な社会」をつくることではないか。
「SDGs」とは、「Sustainable Development Goals」の略で、日本語では「持続可能な開発目標」と訳される。
万博サイトにも掲載されているが、SDGsにおいて掲げられる17の目標を確認。
民間企業・団体におけるSDGs実践のための情報発信・支援・研究・教育を行っている「SDGs media」サイトから、あの画像を拝借。
「SDGs media」のサイト

万博とカジノのために行われていることは、明らかにSDGsの目標に反した行為である。
具体的には「12 つくる責任 つかう責任」において、万博で作ったもので、有効活用されるものは、どれほどあるのか。また、会場である夢洲の自然を破壊する行為は、つかう責任として、大きな問題である。
もちろん生態系を破壊することが、「14 海の豊かさを守ろう」も「15 陸の豊かさも守ろう」にも抵触する。
万博後のカジノ建設のスローガンとして、SDGsを思いついた。
「さあ(S)、どんどん(D)、いろんなギャンブル(Gs)やろうぜ!」
この文章を、あの不気味な(?)キャラクターと組合せてみたのが、冒頭の画像。
維新の本質は、切り捨て、である。
新資本主義、自由主義、自己責任論にまみれたその政策は、本来、自治体などが行うべき仕事を民営化したり、コスト論理だけで保健所などの人員を削減したり、利益を生まないからと文化芸術関連への公的支援を削減したりしてきた。
万博とカジノは、その維新行政の負の側面が顕著になっている事例だ。
ギャンブル依存症の人が増えようが、維新には関係ない。
維新の都合の良い業者や、カジノ建設に金をつぎ込んでくれる企業が儲かり、それが維新政治に還流すればそれでいい、というのが、大阪府、大阪市の維新政治家の狙いであるのは明白だ。
