映画「落下の解剖学」について(1)
2024年 02月 26日
こちらが、公式サイト。
映画「落下の解剖学」公式サイト
予告編。
<主なスタッフ>
□監督:ジュスティーヌ・トリエ
□脚本:ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ
□撮影:シモン・ボーフィス
□編集:ロラン・シネシャル
□美術:エマニュエル・デュプレ
□衣装:イザベル・パネッティエ
□音楽監修:ティボー・ディボアヌ
<主なキャスト>
□サンドラ:ザンドラ・ヒュラー
□ヴァンサン:スワン・アルロー
□ダニエル:ミロ・マシャド・グラネール
□ゾーイ:カミーユ・ラザフォード
□サミュエル:サミュエル・タイス
□モニカ:ソフィー・フィリエール
□マージ:ジェニー・ベス
□スヌープ:メッシ(ボーダーコリー、パルム・ドッグ賞受賞)
まず、この映画の謎となる、現場の映像を予告編から。

公式サイトから引用。
これは事故か、自殺か、殺人かー。
人里離れた雪山の山荘で、男が転落死した。
はじめは事故と思われたが、
次第にベストセラー作家である
妻サンドラに殺人容疑が向けられる。
現場に居合わせたのは、
視覚障がいのある11歳の息子だけ。
証人や検事により、夫婦の秘密や嘘が暴露され、
登場人物の数だけ<真実>が現れるが──。
では、あらすじ。
もちろん、ネタバレ、なのでご注意のほどを。
(1)大学生からサンドラへのインタビュー
山荘の一階で、小説家のサンドラは、大学生のゾーイから、インタビューを受けている。
サンドラは、ワインを飲んでいて、ほろ酔い加減な様子。
「何が聞きたいの?」とサンドラが聞いている時、階段をボールが落ちてきた。
それを、ボーダーコリーのメッシが咥え、階段を上がって行った。
事実とフィクションなどのテーマでゾーイの質問が続くが、途中で、二階から大音響で音楽が聞こえ始めた。
夫サミュエルが鳴らしたことは、後で判明する。
これでは、インタビューは無理となり、サンドラは別な機会にとゾーイを帰らせる。
サンドラがゾーイを見る目が、やや誘惑気味なのが、後々の裁判でも追及されることになる。
(2)ダニエルとスヌープの散歩
視覚障害のあるダニエルは、ボーダーコリーのスヌープと一緒に散歩に出かける。
しかし、ダニエルが視覚障害であることは、すぐには分からないほど、雪道でも足取りはしっかりしている。
途中で、ダニエルは木の枝を投げ、スヌープが取りに行く。
遊びに飽きてもきたのだろう、帰路につくダニエルとスヌープ。
(3)墜落現場
山荘近くに戻ると、いきなりダニエルの傍からスヌープが駆け出した。
ダニエルがついて行くと、そこに、雪の上に血を流し、意識なく倒れている父のサミュエルがいた。
「ママー、ママー!」と大声で叫ぶダニエル。
窓から顔を出すサンドラ。
大慌てで下に降り、ダニエルを抱きしめ、スマホで警察に電話をかけた。
今回は、発端、のここまで。
パンフレットを買ったが、スタッフやキャストについての説明が十分ではなく、結構、ネットで探して補った。
特に、カンヌで優秀演技犬賞に相当するパルム・ドッグ賞を受賞した、スヌープ役のメッシを割愛するとは、もってのほか。
最近のパンフレットには共通した問題だ。
また、Sandra役のSandra Hüllerは、パンフレットを踏まえ、ザンドラ・ヒューラーと表記する。
この主演女優、ドイツ人だが、映画では英語とフランス語を話す。
ミステリーでもあり、法廷ドラマでもある。
必ずしもハッピーエンドとはいえないし、謎が解かれた、というカタルシスも、ない。
しかし、2時間超えの長さは、まったく感じなかった。
なるほど、カンヌ・パルムドール受賞作品。
アカデミー賞では、作品賞・監督賞・主演女優賞・脚本賞・編集賞の5部門ノミネート。
ゴールデングローブ賞では脚本賞と非英語作品賞を受賞した。
23日に封切りになったばかり。
3月11日の受賞式までにご覧になることをお勧めしたい。
