高校の文化祭、「ひかりごけ」の思い出。
2024年 02月 13日
前の記事で高校の同級生、室住信子のことを書いた。
思い出されることがある。
高三の文化祭の時、クラスで武田泰淳の「ひかりごけ」をやることになった。
原作から、私が少し脚色して、キャストも私が指名したように思う。
原作は二幕だが、第一幕の「マッカウシ洞窟」の場のみで、船長が裁かれる法廷の場は、割愛。
Wikipedia「ひかりごけ」
私自身は、西川という、最後に船長に殺される役。
効果音は、地元のNHKのスタジオを借りて録音したはずだ。
ナレーションを誰に頼もうかと思い、室住信子が適任と考え、私が彼女に頼みに行った。
最初、断られるかなぁ、とドキドキして頼みに行ったが、快諾してもらったように思う。
つい、懐かしくて、本棚の上に積んである、埃をかぶった卒業アルバムを引っ張り出した。
その舞台の写真が、あった。


上が、船長と西川が話している様子。
下が、逃げようとした西川を追いかけた船長が、西川の遺体を引きずって来た姿、だろう。
この後、洞窟に、ひかりごけが点滅し、幕、だったはずだ。
船長役のA君は、その後、医者になった。
昭和48年、18歳の時の思い出。
高校卒業は、翌昭和49(1974)年。
ちょうど50年になる。
室住からもらった昨年の年賀状に、「時のながれるのって ほんとうにはやい 笑」と書かれていた。
同級会で、彼女に舞台のナレーションを頼みに行く時、どれほど緊張していたか聞かせて、一緒に笑いたかったが、もう、それも出来ない。
思い出が、次第に、しめっぽくなる年齢になってきた。
