映画「枯れ葉」について(4)
2024年 01月 13日
アキ・カウリスマキ監督の「枯れ葉」の四回目。
こちらが、公式サイト。
映画「枯れ葉」公式サイト
パンフレット。

予告編。
スタッフとキャスト。
<主なスタッフ>
□監督 アキ・カウリスマキ
□脚本 アキ・カウリスマキ
□助監督 エーヴィ・カレイネン
□撮影 テイモ・サルミネン
□照明 オッリ・ヴァルヤ
□美術 ヴィッシ・グロンルース
□衣装 ティーナ・カウカネン
□音響 ピェトゥ・コルホネン
□編集 サム・ヘイッキラ
□プロデューサー
アキ・カウリスマキ、ミーシャ・ヤーリ、マーク・ルヴォフ、ラインハルト・ブルンディヒ
<主なキャストと役名>
□アルマ・プウスティ:アンサ
□ユッシ・ヴァタネン:ホラッパ
□ヤンネ・ヒューティアイネン:フオタリ
□スップ・コイヴ:リーサ
□マッティ・オンニスマー:板金工場長
□サイモン・アルバズーン:ネットカフェ店員
□マルッティ・スオサロ:ラウニオ
□アルマ:犬のチャップリン
□サカリ・クオスマネン:ホステルの客
□マリア・ヘイスカネン:看護師長
□アリナ・トムニコフ:看護師
では、あらすじ、の続き。
とはいっても、少し時間が経って、時間軸や科白が違っていたりするかもしれないが、ご容赦いただきたい。
もちろん、ネタバレ、なので、ご注意のほどを。
前回までの題。
(1)スーパーで働くアンサとホラッパとの出会い
(2)板金工場で働くホラッパ
(3)アンサの解雇
(4)トラムの停車場で酔いつぶれているホラッパ
(5)アンサのパブでの仕事、そして、ホラッパとの再会
(6)ホラッパの失職
(7)映画館前での再会
(8)二人の食事
(9)ホラッパ再び解雇、ある歌との出会い
(10)アンサ、チャップリンと出会う
では、その続き。
(11)ホラッパの断酒とアンサへの電話
カラオケで出会った歌の影響もあったのだろう、ホラッパは、断酒を決意した。
ホステル(簡易ホテル)の部屋にある酒の中身を、洗面所に流した。
そして、同じホステルの住人に電話を借り、アンサに電話をした。
アンサは、電話の音を聞いて、チャップリンに
「電話に出て」
と言う。
もう、チャップリンはアンサの家族なのだ。
アンサが電話に出ると、ホラッパは、
「俺だ。酒をやめた。会いたい」
という言葉に、
「すぐに来て」
と答えるアンサ。
(12)ホラッパの事故、待つアンサ
アンサの元へ行こうとホステルを出たホラッパ。
しかし、その瞬間急ブレーキの音が鳴り響いた。
窓から雨が降る外の様子を見つめながら、やって来ないホラッパの身を案じるアンサ。
まだ、この時点では、ホラッパに何があったのかは、分からない。
(13)フオタリからの知らせ
チャップリンと一緒に公園を散歩しているアンサに、フオタリが近づいて来た。
ホラッパに依頼され、フオタリがアンサに連絡をしたに違いない。
そして、ホラッパがトラム(路面電車)に衝突し怪我をして入院していることを知るアンサ。
(14)入院中のホラッパ、アンサの見舞い
アンサは、入院中のホラッパを見舞いに行く。
まだ、意識が回復しない、ホラッパ。
「何か話しかけてあげて」と看護師から言われたアンサ。
「ワールドカップでフィンランドが優勝したわよ」
と言う。
このあたりは、カウリスマキの本領発揮、なのだろう。
後日、看護師から電話があり、ホラッパが目を覚ましたことを知ったアンサ。
急いで、チャップリンを連れて病院へ行った。
ベッドの傍でホラッパを見守るアンサとチャップリン。
ホラッパが目を覚ます。
「俺は、死んだのか」
と彼は言う。
笑う、アンサ。
(15)ホラッパ退院、ラスト
退院の日、病院を出たホラッパを迎えに来ていたのは、アンサとチャップリンだった。
アンサが、ホラッパに軽くウインクした。
予告編から。

枯れ葉が散りばめられた通りへと歩き出すアンサとチャップリン、そして、少し遅れてついて行くホラッパの後ろ姿。
ホラッパがアンサに聞く。
「その犬、名前は?」
「チャップリンよ」
そう、あの映画を思い起こす、ラスト。BGMは、もちろん♪枯れ葉。
あらすじは、ここまで。
次回、感想などを記したい。
