映画「私はモーリーン・カーニー」を観て思うこと(1)
2023年 12月 04日
ということで、映画。
ネットで調べた結果、この映画。
劇場で無料で配布されていた二つ折りのチラシ。

「私はモーリーン・カーニー」、副題は「正義を殺すのは誰?」となっている。
川崎市アートセンターに出かけた。
同センターのサイトから、引用。
「川崎市アートセンター」のサイト
アートセンターとは
川崎市アートセンターは「しんゆり・芸術のまち」に、新しい文化振興の拠点として2007年10月31日にオープンしました。小田急線「新百合ヶ丘」駅北口から徒歩3分。麻生区万福寺の新しいまちに相応しい、光あふれるガラス張りのエントランスが特徴的な建物です。
「新百合ヶ丘」駅周辺地域には、多くの芸術・文化関係者が居住し、昭和音楽大学、日本映画大学などの文化芸術機関も隣接しています。また「KAWASAKIしんゆり映画祭」や「麻生音楽祭」などの多彩な芸術イベントが定着するなど、市民による文化芸術活動が非常に活発に行われています。
こうした芸術文化に関する豊かな地域資源を持つ新百合ヶ丘駅周辺地域を「しんゆり・芸術のまち」として、より一層活力のあるまちづくりを進めるために、川崎市アートセンターは、これまで行われてきた芸術のまちづくりを継承し、さらに発展させることを基本理念としています。
劇場と映画館の二つがある。


ここを訪れたのは、8年ぶりだ。
「しんゆり寄席」と題した落語会が、アルテリオ小劇場で開催されたので、来たことがある。
2015年6月28日のブログ
初音家左橋と桂米多朗が地元川崎在住で、この二人を中心に開催されている会だった。
左橋の『棒鱈』が、実に良かった。
珍しく、終演後の懇親会にも出た。
さて、アルテリオ映像館での映画は初めて。
こちらが、予告編。
公式サイトから、キャストとスタッフを引用。
映画『私はモーリーン・カーニー』公式サイト
<キャスト>
□モーリーン・カーニー:イザベル・ユペール Isabelle Huppert
□夫のジル・ユーゴ:グレゴリー・ガドゥボア Grégory Gadebois
□ジャン・ピエール:フランソワ=グザヴィエ・ドゥメゾン François-Xavier Demaison
□ブレモン曹長:ピエール・ドゥラドンシャン Pierre Deladonchamps
□ジュリー:アレクサンドリア・マリア・ララ Alexandra Maria Lara
□弁護士:ジル・コーエン Gilles Cohen
□アンヌ・ロヴェルジョン:マリナ・フォイス Marina Fois
□リュック・ウルセル:イヴァン・アタル Yvan Attal
<スタッフ>
□監督:ジャン=ポール・サロメ Jean-Paul Salomé
□脚本:ジャン=ポール・サロメ&ファデット・ドゥルアール Jean-Paul Salomé & Fadette Drouard
プロデューサー:ベルトラン・フェヴル Bertrand Faivre
□編集:ヴァレリー・ドゥセーヌ&アン・ヴァレ Valérie Deseine & Aïn Varet
□撮影:ジュリエン・イアーシュ Julien Hirsch, AFC
□照明:クリストフ・デュロイオームChristophe Duroyaume
□録音:クリストフ・シリング Christoph Schilling、クリストフSルイ・バート
Christoph S Louis Bart、ダミアン・ギュローメ Damien Guillaume、
マルク・ドゥスネ Marc Doisne、トーマス・ワグニィ・ドリーグ
Thomas Wargny Drieghe
□美術:フランソワーズ・デュペルテュイ Françoise Dupertuis
□衣裳:マルテ・クタール Marité Coutard
□音楽:ブリュノ・クーレ Bruno Coulais
□原作:カロリーヌ・ミシェル=アギーレ著“LA SYNDICALISTE”(組合活動家)
公式サイトから、あらすじを引用しようとしたが、なぜか、文字部分が真っ黒で引用できない。
ということで、「映画.com」から引用する。
「映画.com」の該当ページ
解説
イザベル・ユペールが主演を務め、フランスの原子力会社の労働組合代表が国家的スキャンダルに巻き込まれていく姿を、実話を基に描いた社会派サスペンス。
世界最大の原子力企業アレバ社のフランス民主労働組合代表を務めるモーリーン・カーニーは、中国とのハイリスクな極秘取引を知り、会社の未来と従業員の雇用を守るため内部告発をする。やがてモーリーンは自宅で襲われるが、権力側は彼女の自作自演だと自白を強要。モーリーンは屈することなく、政府の閣僚や企業のトップを相手に捨て身の覚悟で立ち向かっていく。
共演は「デリシュ!」のグレゴリー・ガドゥボワ、「ヒトラー 最期の12日間」のアレクサンドラ・マリア・ララ。「ルーヴルの怪人」のジャン=ポール・サロメがメガホンをとり、サロメ監督と「ローズメイカー 奇跡のバラ」のファデット・ドゥルアールが共同で脚本を担当。
2022年製作/121分/G/フランス・ドイツ合作
原題:La Syndicaliste
配給:オンリー・ハーツ
劇場公開日:2023年10月20日
あらすじから。
ここからは、ネタバレになるので、ご注意のほどを。
(1)モーリーン・カーニー襲撃さる
2012年12月17日、アレバの労働組合代表モーリーン・カーニーが、出社する身支度をするため鏡に向かっている時、何者かが彼女を襲う。
帽子をかぶせられ、地下の洗濯室に連れて行かれ、椅子に座らせられて足と手をテープで縛られた。
家にあった包丁で、腹に「A」の文字が刻まれた。
その後、その包丁の柄の部分が膣に押し込まれるという残虐さ。
しばらくしてやって来た家政婦が、その無残な姿を発見した。
この後、襲撃から数か月前のことに遡る。
(2)ハンガリーの原発現場
襲撃から数か月前のこと。
モーリーンは、同社の傘下にあるハンガリーのパクシュ原子力発電所にいる。
女性組合員たちから労働環境について苦情があり、直接彼女たちの要望を確認するためだった。
組合員たちは、断固として戦う姿勢を見せるモーリーンを心強く思った。
(3)パリのアレバ本社
モーリーンがパリ本社に戻り、社長室を訪れると、その前の打ち合わせが長引いていて、社長のアンヌ以外に、役員のウルセルたちも部屋にいた。
彼らが席を立とうとする。
モーリーンは、アンヌにハンガリーの実態を告げると、アンヌは次の経営会議に提出すると約束する。
部屋を出かけていたウルセルが、にやけ顔で「私が調査しよう」と言う。
ウルセルは、組合に批判的で、モーリーンとは相性が悪い。
彼らが部屋を出ると、アンヌが、誰にも話が聞こえないバルコニーにモーリーンを誘う。
従業員から支持が厚いアンヌは、サルコジ大統領の命令で解任されるとモーリーンに告げる。
アンヌの後任社長にはあのウルセルが就任した。
モーリーンは、五万人の従業員のためにと立ち上がり、組合代表に再選された。
(4)EDFの内部告発
ある日、モーリーンにフランス電力公社(EDF)で働くテレジアスという男から電話が入る。
彼に会うと、EDFとアレバは、秘密裡に中国と技術移転契約をしようとしており、このままでは、多くの人が職を失うと、機密文書をモーリーンに差し出した。
この秘密取引には、多額の斡旋料を得ようとする人物もいた。
また、フクシマ以降経営が悪化しているアレバをEDFに吸収しようという動きもある、とテレジアスは告げる。
(5)経営陣との闘い
モーリーンは、テレジアスの告発が嘘ではないと判断し、闘うことを決意した。
EDFとアレバが中国と手を組み、低コストの原発を建設する契約がまとまれば、フランスの原子力技術が中国に渡るとともに、フランス人労働者が失業することになると。ウルセルを含むアレバ経営陣に、中国との秘密取引のことを突きつけた。
ウルセルは否定せず、アレバのためだ、と激高し、モーリーンに向かって会議室の椅子を投げつけた。
以上のような経緯の後、モーリーンは襲撃された。
この後、憲兵隊(=警察)による事情聴取を受け、その後、自体はとんでもない方向に進むのだが、後半は次回。
ロイターの2012年11月13日付けの記事を紹介したい。
ロイターの該当記事
ビジネス
2012年11月13日7:07 午後11年前更新
仏EDF・アレバ、中国企業との原子炉建設初期契約に署名=仏紙
ロイター編集, ロイター
[パリ 13日 ロイター] フランス電力公社(EDF)EDF.PAと仏原子力大手アレバAREVA.PAは、中国国営原子力発電会社の広東核電集団有限公司(CGNPC)との原子炉建設に向けて第一歩を踏み出した。13日付の仏レゼコー紙が、EDFの社内誌を引用して報じた。
それによると、3社はCGNPCの関係者がフランスを訪問していた10月19日に、第3世代原子炉の建設チームの要員などに関する初期契約に署名した。
3社は今後数週間にわたって、1000─1200メガワット規模の原子炉の設計などについて協議を続ける見通し。
EDFとアレバからのコメントは今のところ得られていない。
この記事は、いわゆるスクープだったのだろう。
もはや、秘密の契約ではなくなった。
それなのに、この記事からほぼ一か月後に、モーリーンは襲撃を受けたのである。
フランス政府、EDF、そしてアレバ経営陣にとって、モーリーンは、邪魔でしょうがなかったのだ。
9月、10月にほとんど休まず会社の仕事をしていたため、雇用契約上の年間出社日数を考えると、相当休まなくてはいけなくなった。まあ、毎年のことではあるが。
今日は、午前中に歯科医の予約もあったので、有休ではなく休みにした。
ユウの散歩の後、このブログ。
明日、明後日も会社は休み。
これまでなら、飲食店のアルバイトなのだが、考えることがあり、そちらも休みにした。
Wワークのあり方を、少し考える時間をつくった。
今の店のバイトは、ちょうそ半年になる。
最初のバイト先は8年勤めたが、諸般の事情で5月に閉店となり、6月から今の店。
68歳と8か月。
社員とアルバイトを含め、私が最高齢。
60歳の店長が、自分も契約社員となっても、まだまだ働けるし、自分より高齢の方も、時間を短くしてでも働いてもらいたいという思いがあって、雇ってもらった。
60歳定年再雇用を機にWワークを始めた時の体力、気力が、まだあるつもりでいたが、そう甘くはなかった。
とはいえ、まだ、老け込みたくもない。
バイト先は、あるチェーン店だが、他の店と比べても、もっとも忙しい店ではないかと思う。
その店の、昼時のシフトに入っていたので、時間に追われっぱなしだった。
たまにミスもした。
落ち込む日も、あった。
先日の記事で、『男たちの旅路』の「シルバー・シート」を紹介した。
身寄りがなく、「養老院」と呼ぶ施設に入っていたゲスト出演者の生まれた年を確認。
志村喬と藤原鎌足は明治38(1905)年、笠智衆は明治37(1904)年、加藤嘉は大正2(1913)年、殿山泰司は大正4(1915)年。
初回放送は、昭和52(1977)年11月22日。
放送当時、志村と藤原は72歳、笠は73歳だが、加藤は64歳、殿山は62歳で、今の私より若いのである。
演技力にあらためて感心はするが、自分の年齢のことも、少し、考えてしまうのである。
