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伝説のライブ復活、映画「Creedence Clearwater Revival Travelin' Band」!


 昨日は、会社もアルバイトも休み。

 満を持して(?)、この映画を観に行った。

 原題は、"Travelin' Band  Creedence Clearwater Revival At the Royal Albert Hall"である。

 小田急線最寄り駅から湘南台まで行き、横浜市営地下鉄に乗り換え、伊勢佐木町の横浜シネマリンへ。

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 200席ほどが、6割ほどは埋まったのには、少し驚いた。

 お客さんの平均年齢は、高い。
 といっても、私と同じ位かな。

 こちらが、公式サイト。
映画「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンド」公式サイト

 これが、予告編。


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 公式サイトにも、購入したパンフレット(上の写真)にもある文章をご紹介。

この傑作ドキュメンタリーのハイライトは、クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル(CCR)が、1970年ビートルズ解散4日後の4月14日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行った伝説的なパフォーマンスすべてが収められていることだ。
レコード売り上げがビートルズに次ぐ2位の大ヒットメーカーでありながら短期間で解散してしまったバンド絶頂期におけるオリジナルメンバー唯一のフルライヴ映像で、これまで存在は知られながら完全な形で公開されることがなかった。それが今回、オリジナルの16ミリフィルムがロンドンの金庫で50年ぶりに発見され、終了後のスタンディング・オヴェーションが15分続いたというロック史上に残るライヴが4Kで完全に復元された。
前半は、バンドの日常の自然な姿を撮った映像やメンバー全員へのインタビュー、バンド初期のライヴ映像やウッドストックでの映像などを使い、北部カリフォルニアから飛び立って世界のトップ・バンドに飛躍した道のりも描かれている。

 2022年9月16日からNetflixで公開されたが、劇場での一般公開は、今年9月からの日本が、世界最初とのこと。

 
 CCRが勢力的に活動していた5年間は、私が13歳から17歳、中学から高校時代に重なっている。

 ラジオで聞いた彼らの曲に興味を抱き、レコードを買うようになった。

 最初に買ったシングル盤は"Proud Mary/Born on the Bayou"だったと思う。

 その後も、アルバム、シングル、発売されるたびに、小遣いをはたいて買ったものだ。

 たとえば、"Travelin' Band/Who'll Stop the Rain"のシングルは、ダブルA面と言えるもので、前者のリズムとビートに血がたぎり、後者の美しいメロディーに魅了された。

 そして、後者の「Rain(雨)」が、ベトナム戦争で米軍が大量に投下した「ナパーム弾」のことと後で知って、驚かされた。

 "Who'll Stop the Rain"ほど、美しい反戦歌を知らない。


 そして、1972年の日本公演も行こうかと思ったのだが、さすがに北海道の田舎の高校生には、ハードルが高かった。

 ファンクラブに入会し、公演のパンフレットを購入するだけで我慢したのだった。

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 この映画を含め、CCRファンにとっては、ここ数年、嬉しいことが続いている。

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 映画でも少しだけ映像が挟まれていたが、あの、ウッドストックの音源が、四年前ウッドストックから50年の節目に発売された。

 私は、ドートマンダーという名前でAmazonに次のレビューを書いた。

Amazonの同CDのページ

 星5つで「CCRが、最高のライブバンドでもあることの、遅ればせながらの証明!」という題で、次のように書いていた。

CCRが、1969年の、あのウッドストックに出ていたらしい、ということは知っていた。
しかし、そのライブ音源が、昨年ウッドストックから50年の節目に発売されるまで、実際に聞いたことはなかった。
映像にもサントラにも含まれなかったのは、ジョン・フォガティの意向だったらしい。
中日8月16日のメインアクトだった彼らの直前のグレイトフルデッドが、1時間の所要時間が2時間に延び、日付が替わってから、ずいぶん待たされてのステージを、ジョンは満足していなかったとのこと。
そういう背景から、正直なところあまり期待せず聞いたのだが、驚いた。
幕開けのBorn On The Bayouから、アンコールのSuzie Qまで、とてもライブとは思えない演奏、ジョンのボーカル。
ファーストアルバムリリースから、たった一年で、三枚目のアルバム Green Riverが出たばかり。
みな、二十歳台なのだが、その演奏には微塵も抜かりがない。
日本のライブでは、「ジュークボックスのよう」という批判もあったが、スタジオと同じようにライブで演奏できることの凄さこそがCCRである。
そして、Keep on Chooglin'とSuzie Qは10分を超える、ライブならではの熱気が満ち溢れている。
CCRが、最高のライブバンドでもあることを、50年の時を超えて証明してくれた傑作!

 このウッドストックの音源への感想は、ロンドンのライブ映像にも、ほぼ当てはまる。

 しかし、もちろん、音だけではないのである。

 
 さて、ロンドンのライブを含め、この映画全体を振り返りたい。

 ここからは、ネタバレになるので、これから楽しみにしている方は、ご注意のほどを。

 冒頭、映像とジェフ・ブリッジズのナレーションで、1969年の1年で、CCRがアルバム3枚とシングル5曲がトップ10入りしたこと、エド・サリヴァン・ショーへの出演や、あのウッドストックでの出演で全米のファンを沸かせ、ビートルズに迫る状況にあったことが紹介される。

 満を持してのヨーロッパ・ツアーが1970年4月に始まった。

 公演会場は、順に、ベルリン、ストックホルム、ロッテルダム、パリ、そしてロンドンだった。

 実は、購入したパンフレットに、すべての「字幕」が掲載されていた。

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 これって珍しい、というか、初めて見た。


 全盛期、20代のメンバーが、公演するそれぞれの街中や、移動中の飛行機での姿や言葉は、貴重だ。

 そこで思うのは、ロイヤル・アルバート・ホールのライブ映像や音源が残されていたのは、何となくわかるが、ヨーロッパ遠征中の映像までが残っているのは、どう考えても、ツアー全体のドキュメンタリー作品を構想していたからだろう。

 しかし、パンフレットにも、誰が何のために、この映像を記録していたかは、記載されていない。


 それはさておき、1970年4月、ついに、ヨーロッパツアーの千秋楽を飾る、ロイヤル・アルバート・ホールでのライブ。


 珠玉の12曲は、下記の通り。
 なお、実際の1曲目は "Born on the Bayou"だったが、映画タイトルに合わせて編集し、"Travelin' Band"になっているとのこと。

1 Travelin’ Band トラヴェリン・バンド
2 Born on the Bayou ボーン・オン・ザ・バイヨー
3 Green River グリーン・リヴァー
4 Tombstone Shadow 墓石の影
5 Fortunate Son フォーチュネイト・サン
6 Commotion コモーション
7 Midnight Special ミッドナイト・スペシャル
8 Bad Moon Rising バッド・ムーン・ライジング
9 Proud Mary プラウド・メアリー
10 The Night Time Is the Right Time ザ・ナイト・タイム・イズ・ザ・ライト・タイム
11 Good Golly Miss Molly グッド・ゴリー・ミス・モリー
12 Keep on Chooglin’ キープ・オン・チューグリン


 観終わって思ったことは、「やはり、CCRは世界最高のライブバンドだった!」ということ。
 
 そして、演奏そのものが、すべてであり、途中にMCなど挟まない。
 いや、必要ないのである。

「クリーデンスが他のバンドと違うのは、レコードの音をそのままステージで出せること、そしてライヴを愛するがゆえの原始的な興奮と喜びだ」と、ナレーションを担当したジェフ・ブリッジズが語っている通りだ。

 制作スタッフの努力で、映像も音も鮮明だし、何より、会場にいるようなライブ感なのだ。

 そして、本当にたった四人での演奏なのか、と思わせる重厚感。


 だから、50分は、決して短くない。
 
 「これが俺たちの音楽だ」とでもいうような、魂が注入された演奏。

 ダイナミックに、しかも正確にリズムを刻むダグのドラムとスチュのベース。
 演奏の厚みは、トムのリズムギターの存在が大きい。

 そして、リードギターとボーカルのジョンの素晴らしさは、言うまでもない。
 ちなみに、4曲目まで、ジョンのギターは、Rickenbacker 325。
 余談だが、なぜ、このギターを使うのか聞かれた彼は、「ジョン・レノンになりたかったのさ」と答えている。
 5曲目からGibson les paul customに持ち替え、また、最後はRickenbackerに戻っている。


 映画の1時間半は、あっと言う間に過ぎた。

 
 行かなかったが、1972年の日本公演は、すでにトムが抜け3人だった。
 
 やはり、CCRは四人でなくてはだめなのである。


 中学から高校時代、私は、CCRの歌詞で英語をもっとも学んでいたようにも思う。

 しかし、辞書に載っていない言葉もあった。

 それは、Chooglin' である。

 パンフレットに、字幕を担当した、林かんなさんが、こう書いている。

 最初に出てくるのは「ボーン・オン・ザ・バイヨー」だ。"Wishin' I were a fast freight train just a choogin' on down to New Orleans(ニューオーリンズへと、だたチューグリンする特急の貨物列車だったらいいのに)"と歌っている。次に、「キープ・オン・チューグリン」では"You got to ball and have a good time, and that's what I call chooglin(乱痴気騒ぎになり、楽しい時間を過ごせたら、それをチューグリンと呼ぶ)"と歌う。この辺りでそろそろUrban dictionalyでchooglewを見てみよう。一番多くの支持を集めているのはこう言っている。"CCRの歌詞の定義によると、大騒ぎして楽しい時間を過ごすこと"。なるほど、「キープ・オン・チューグリン」の歌詞と、ほぼほし同じ。
 次が"ピストンや汽車の動きを模した、弦を上下に激しくストロークするリズムギターのスタイル。60年代後半から70年代初頭にCCRによって人気となった"と言うもの。Chooglingまで広げてみると、"ノンストップで、全力で前に進み続けること"というのもある。

 ライブのラストは"Keep on Chooglin'"だった。

 最前列の女性を含め、何人もの観客が立ち上がって踊っていた。

 観客も、そして、四人のメンバーも、まさにChooglin'していたのだろう。
 
 私も、結構、心の中でChooglin'してましたよ!

 きっと、一緒に楽しんだ他のCCRファンのお客さんも、そうだったに違いない。

 時間があったら、お客さんに声をかけ、一緒にビールを飲みながらCCRを語り合いたい、そんな気持ちだった。
 
 そうもいかず、余韻に浸っての帰宅。
 車中、携帯音楽プレーヤーで聞いたのは、ウッドストックの音源だった。


 地域によっては、まだ間に合いますよ!
公式サイトの劇場情報ページ
Commented at 2023-11-17 13:35
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kogotokoubei at 2023-11-17 13:44
>鍵コメさんへ

そうなんです。
この映画やCD発売で、若い方のファンも増えそうな気がします。
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by kogotokoubei | 2023-11-17 12:57 | 映画など | Trackback | Comments(2)

あっちに行ったりこっちに来たり、いろんなことを書きなぐっております。


by 小言幸兵衛
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