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映画「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(6)

 映画「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」の六回目。

 こちらが公式サイト。
公式サイト

 こちらが、予告編。


 原作のAmazonのページから引用。

映画「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(6)_e0337777_17152799.png

デイヴィッド・グラン著『花殺し月の殺人ーインディアン連続怪死事件とFBIの誕生』

1920年代、禁酒法時代のアメリカ南部オクラホマ州。先住民オセージ族が「花殺しの月の頃」と呼ぶ5月のある夜に起きた2件の殺人。それは、オセージ族とその関係者20数人が、相次いで不審死を遂げる連続殺人事件の幕開けだった―。私立探偵や地元当局が解決に手をこまねくなか、のちのFBI長官J・エドガー・フーヴァーは、テキサス・レンジャー出身の特別捜査官トム・ホワイトに命じ、現地で捜査に当たらせるが、解明は困難を極める。石油利権と人種差別が複雑に絡みあう大がかりな陰謀の真相は?米国史の最暗部に迫り、主要メディアで絶賛された犯罪ノンフィクション。アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)受賞!

 ということで、エドガー賞受賞作の映画化。

 観終わってパンフレットを買おうと思ったのだが、作られていないとのこと。


 スタッフ、キャストはWikipediaを元に記すことにする。
Wikipedia「キーラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」

□主なスタッフ
〇監督マーティン・スコセッシ
〇脚本エリック・ロス、マーティン・スコセッシ
〇原作デヴィッド・グラン
〇製作レオナルド・ディカプリオ、ダン・フリードキン
     エマ・ティリンジャー・コスコフ、マーティン・スコセッシ
     ブラッドリー・トーマス
〇音楽ロビー・ロバートソン
〇撮影ロドリゴ・プリエト
〇編集セルマ・スクーンメイカー

□主なキャスト
〇アーネスト・バークハート - レオナルド・ディカプリオ
〇ウィリアム・ヘイル - ロバート・デ・ニーロ
〇モーリー・バークハート - リリー・グラッドストーン
〇ブライアン・バークハート - スコット・シェパード
〇ヘンリー・ローン - ウィリアム・ベロー
〇ヘンリー・グラマー - スタージル・シンプソン
〇アンナ・ブラウン - カーラ・ジェイド・メイヤーズ
〇トム・ホワイト - ジェシー・プレモンス
〇W・S・ハミルトン - ブレンダン・フレイザー
〇リジー・Q - タントゥー・カーディナル
〇ケルシー・モリソン - ルイス・キャンセルミ
〇ビル・スミス - ジェイソン・イズベル
〇リタ - ジャネー・コリンズ
〇ミニー - ジリアン・ディオン
〇リーワード検察官 - ジョン・リスゴー
〇ラジオ番組のプロデューサー - マーティン・スコセッシ

 あらすじの続き。

 もちろん、ネタバレとなるので、ご注意のほどを。

 パンフレットがなかったこともあり、時間軸や科白などに過ちがあるかと思うが、ご容赦いただきたい。

 前回までの題。
(1)オセージ族と石油
(2)アーネストがオクラホマへ
(3)すでに始まっていた虐殺
(4)オセージ族財産の白人による管理
(5)アーネストとモーリーの結婚
(6)アンナ・ブラウンの死
(7)モーリーが探偵を雇う
(8)キングと呼ばれる男
(9)私立探偵の調査
(10)ヘンリー・ローンの殺害
(11)私立探偵への暴行
(12)リジー逝去
(13)モーリーの注射
(14)モーリー、ワシントンD.C.へ
(15)フーヴァーが捜査員ホワイトを派遣
(16)リタとビル・スミス夫婦の死

 では、続き。


 たまたま見つけた、デイヴィッド・グランの英文原作(PDF)を参照し、画像なども適宜引用する。
Killers Of The Flower Moon(英文原作)

(17)モーリーの入院
 アーネストにインシュリンの代わりに何物かを毎日注射されていたモーリーの体調が悪化。
 緊急入院することになった。
 なんとか、一命をとりとめたものの、モーリーのアーネストへの疑惑は深まった。

(18)ホワイトの捜査
 トム・ホワイトと彼の同僚たちの捜査は、苦労の末、よっやく殺人犯を絞り込んでいった。
 アンナ殺しの犯人ケルシー・モリソンから、黒幕としてヘイルとアーネストがいることが判明した。
 また、ヘンリー・ローン殺しの犯人も絞り込み、やはり、主犯がヘイルであり、アーネストがヘイルの指示で動いていたことが分かった。
 そして、英文原作ではBurt Lawsonという名で登場する投獄中のならず者が、リタとビル・スミスの家を爆破し、その依頼はヘイルとアーネストであるという供述も得ていた。
 映画では、エース・カーヴィーという男がリタとビルの家を爆破したことになっている。たしかに彼は「スープ・マン」と呼ばれる爆弾の専門家だった。そして、彼は、ヘイルに宝石強盗ができると示唆され、強盗に入ったところ、すでにヘイルからそのことを聞いていた店主にライフルで撃たれ即死。
 また、もう一人の重要な参考人がいた。
 ホワイトは、ヘイルとアーネストが殺し屋を探す際に、「ロデオ・スター」であるヘンリー・グラマーの牧場を何度も訪れていたことを突き止めた。
 グラマーは、密造酒製造で財をなすとともに、数多くのならず者とのパイプを持つ男だった。
 グラマーとヘイルは、ロデオ大会で知り合ってからの仲だ。

 英文原作に、ヘイルとグラマーを含むメンバーがロープの試合に興じた次の写真が掲載されている。

映画「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(6)_e0337777_13145926.png


 キャプションにあるように、左から三人目がグラマー、四人目がヘイルとのこと。

 ホワイトたちがグラマーから詳細な供述を得る前に、彼は自動車事故で亡くなる。
 事前に車に細工があったことから、この事故にもヘイルがからんでいると、ホワイトはにらんでいた。

(19)ヘイルとアーネストの逮捕
 ようやく、逮捕できるだけの証拠がそろったと判断したホワイトは、フーヴァーの了解を取り、ヘイルとアーネストの逮捕に踏み切った
 行きつけのビリヤード場にいたアーネストをホワイトたちが訪れた。
 アーネストは、酔った状態で、半ば覚悟をしていたかのように、確保された。
 原作では、ヘイルは保安官事務所で逮捕されたとされている。

 これが、収監される前の、ヘイルの写真。

映画「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(6)_e0337777_13080159.png


 逮捕時のヘイルについて、英文原作では次のように記されている。

He looked as if he were heading to a formal party: he wore a perfectly pressed suit, shoes shined to a gleam, a felt hat, and an overcoat with his diamond-studded Masonic lodge pin fastened to the lapel.
“Understand I’m wanted,” he said, explaining that he was there to turn himself in—no need to put the fellas out.

拙訳:彼はまるでパーティーに向かうかのように見えた。完璧にプレスされたスーツ、ピカピカに磨かれた靴、フェルト帽、そしてオーバーコートの襟には、ダイヤモンドがちりばめられたフリーメーソンのピンが留められていた。
彼は言った。「私が自首するためにここにいることを分かってください。だから、仲間たちを追い出す必要はない」

 ヘイルは、ホワイトたちが危惧したように逃亡することもなく、ある意味、堂々と逮捕された。
 なぜ、彼はそれほど落ち着いていられたのだろうか。

 
 この後の裁判などについては、次回。

 
 今日は、久しぶりに会社もバイトも休み。

 洗濯をしてから、しばらく、テキサスとダイヤモンドバッグスの試合を観ていたが、大勢が決まり途中でスイッチを切り、バッグにノートPCを入れて、ブランチのため外出。

 食後、駅ビルにあるドトールでお茶を飲みながら、パソコンを起動。

 休みでも、関係するメールやTeamsの連絡が、いくつか入っている。
 例のイベント関係の請求書や領収書に関し、財務の確認などもある。

 それらの返信をして、ブログを書き始めた。

 映画では、英文原作からは割愛された部分が、かなりある。
 FBIのホワイトが主役といえる原作から、モーリーとアーネスト夫婦を主軸に変えたのだから、当然でもある。

 原作を読むと、ヘイルの残虐さが、映画以上に伝わってくる。
 
 私利私欲のためには、邪魔者を容赦なく切る。

 そこまでの残虐性や、犯罪性はなくても、今の日本の政権は、国民のためより、私利私欲が優先しているのは、明らかだろう。

 なぜ、健康保険証をマイナンバーカードに一本化する必要があるのか。
 なぜ、消費税減税や、最低賃金アップではなく、一年限りの所得税減税なのか。
 なぜ、震災と原発事故からの復興のための税金の半分が、防衛費(軍事費)に悪用されるのか。

 経済界と自民党政権は、映画の白人社会とヘイルたちのようであり、国民がオセージ族のように思えてくる。

 この映画のことを書きながら、今、そこにある差別を、どうしても考えてしまうのだった。

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by kogotokoubei | 2023-11-01 14:09 | 映画など | Trackback | Comments(0)

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by 小言幸兵衛
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