コロナ感染拡大中にも関わらず、メディアが報道しない不思議。
2023年 08月 28日
全数調査から、全国約5000の医療機関の定点観測に移行したが、増減の傾向は分かる。
厚労省の該当ページがこちら。
厚労省サイトの該当ページ
PDFデータのみで、元データのエクセルがないので、ダウンロードしてグラフを作ることができない。
別紙にある、7月中旬以降の各週の新規入院患者数、およびICU入院患者、また、ECMOあるいは人工呼吸器利用患者の七日間平均の部分をコピーした。

増えている。
厚労省データを元にした、内閣官房サイトの該当ページは、こちら。
内閣官房サイトの該当ページ
8月25日発表時点の、全国の1医療機関1週間の感染者数平均の推移は、こうなっている。
月曜から日曜のデータが翌金曜日に発表されるので、最新、8月14日~20日までのデータだ。

6月中旬以降、明らかに増加傾向にある。
厚労省データを元にした、NHKの特設サイトは、こちら。
NHKサイトの該当ページ
8月14日~20日での、都道府県ごとの感染者数マップがこれだ。

九州の一部以外は、前週から増加傾向であることが分る。
会社、アルバイト先、ご近所を含め、7月以降、感染した方が増えているので想像はしていたが、夏休みでのさまざまな場所で密集、気の緩みなどで、間違いなく感染は拡大している。
他にも重要なニュースはあるだろう。
しかし、コロナの話題がほとんどなくなっているのは、私には理解できない。
何のための定点観測なのか。
傾向を知り、増加しているのなら、マスク着用、密集を避けるなどの感染対策を呼びかける、それがメディアの役割ではないのか。
「汚染水」を「処理水」と誤魔化しているとはいえ、「汚染水問題」をメディアはかろうじて報道している。
しかし、コロナは、まだ収束しているわけではないのに、メディアにおいては、ほとんど情報が消滅しているのが、まったく不可解だ。
増減の状況、その症状や変異株の情報などは、継続して報道すべきだと思う。
こんなことを書くと、コロナのことなんか忘れたがっている人々には“野暮な奴”と思われるのかもしれない。
野暮で結構。
災害や疾病は避けられない面もあるが、予防することで、その被害を最小限に抑えることも可能だ。
100年前の9月1日にあったこと、12年前の3月11日にあったことを忘れないことも大事だし、まだ収束していないコロナのことも、忘れてはならないと思う。
何か問題が起こると過剰に反応するメディアだが、予防的観点からの報道は少ない。
それは、多くの視聴者、読者が興味を持たない、あるいは、持たないだろうとメディアが考えているからだろう。
しかし、テレビには、娯楽のみならず、報道機関としての役割もある。
数年前、経産省・東電、政府が汚染水の海洋放出を進めようとしている時、原子力市民委員会などが、大型タンク案やモルタル固化案など代替策を提言していたことを、マスメディアは、まったく取り上げなかった。多くの国民は、代替策の存在を知らなかった。
もし、代替策の検討を促すようなメディアの活動があったなら、今の悲劇的状況は避けられたかもしれない。
だから、気がついたら病床が満室になり、再び多くのコロナ被害者を出す、なんてことにならないように、メディアはしっかりと報道すべきである。
