A級順位戦プレーオフ、終盤をしのいだ藤井竜王が名人挑戦権を獲得。
2023年 03月 09日
と言っても、正味2時間ほどで終わったけどね。
その後、ある映画を見てきた。
その内容は、後日ご紹介したい。
昨夜は、藤井竜王と広瀬八段のA級順位戦のプレーオフ、名人挑戦者決定戦。
飲食店のバイトは、忙しくてほとんど経過を見ることができなかったが、帰宅しユウの散歩の後にAbemaで見ていた。
Abemaの将棋のサイト
今現在は、B級1組の最終局の一つ、羽生善治九段と中村太地七段の対局を生放送している。
やや羽生九段が優勢だ。
もし、現在2敗でトップを走る中村太地七段が羽生九段との対局に負けると、中村七段より順位が上で3敗の佐々木勇気七段と澤田慎吾七段の結果に昇級がかかってくる。
B級1組は、今日が、もっとも長い一日なのである。
さて、A級のこと。
これが、昨夜のプレーオフ、終局の画像。

飲食店のアルバイトから帰り、ユウの散歩をし、連れ合いと早めの夕食をとったが、途中までは、ほぼ互角だった。
たとえば、73手目先手藤井竜王の▲3五金、次に74手目後手広瀬九段の△同金後、75手目▲同角の時点では、ほぼ互角。

その後、
76手 △3四金打
77手 ▲1七角
78手 △8六歩
と進んで、先手優勢に変わってきた。

その後、手は進み、8筋での攻めを進めたい広瀬九段が、90手△8五歩打、91手藤井竜王が同歩となった。
次の一手。
広瀬九段長考の末、92手△2五角。
△同桂と歩を取ると予想していたのは、大盤解説者だけではないだろう。
この手の次が問題だ。
藤井竜王、長考
。
AI推奨手は▲2四桂で、他の手ではマイナスになることを示していた。

しかし、藤井竜王の選択は、93手▲3四桂。
これで再び後手が優勢になっていた。

広瀬九段の△2五角は、実はAIが最善手としていたが、大盤解説者も、しばらくその狙いに気がつかなかった。
実は、藤井竜王も予期していなかったようで、この時の▲3四桂は不安を抱きながら打ったことを、終局後語っている。
朝日新聞から引用する。
朝日新聞の該当記事
――その後、藤井竜王の攻めがつながるかどうか、どう攻めていけるかという展開だったと思うんですが、途中でポイントとなる手はどのあたりが思い浮かびますか?
「ああ。そうですね。途中から、攻め合いの形になったんですけど。そうですね。△2五角と出られるのが少し気づいていなかった手で、指されてみると、かなり嫌な形になってしまったかなと思って、やっていました」
――そこで、△2五角と出られて、だいぶ長考していたが、その後の見通しは? どこら辺で手応えが出てきた?
「▲3四桂の時も、(後手玉に)どこに行かれるか分からなかったですし。桂を打ってしまうと攻めが重たくなってしまうので、最後、こちらが攻められる形になって、耐えられるかどうかで、なんというか、きわどいかな、と思っていました」
どう動くか不安だった広瀬九段の後手玉。
次のAIの後手の推奨手は△3二玉だった。
その他の手は、△1三玉など、すべてマイナス。
しかし、広瀬九段が決断したのは△1三玉だった。

勝勢予想は、先手側に傾いた。
結果として、この手で流れがほぼ決まったように思う。
後手玉を、△3二玉から右側に延ばしていけば、簡単には詰まされなかったのではなかろうか。
とはいえその後も、一手間違えば勝勢が変わるきわどい局面が続いた。
しかし、藤井竜王が振り返っているように、115手▲3七桂から、的確に詰めへの手順が進んだ。

終盤戦をしのいで、藤井竜王が125手で、プレーオフを制した。
さあ、最年少名人への挑戦が、来月から始まる。
日本将棋連盟のサイトから、日程表を拝借。
日本将棋連盟サイトの該当ページ

その前に、今月は下記の二つの棋戦がある
羽生九段との王将戦の防衛戦、そして、渡辺棋王への挑戦も、藤井竜王が現在王手をかけている。
□王将戦第六局 3月11、12日(土、日)佐賀県「大幸園」
□王将戦第七局 3月25、26日(土、日)栃木県「ホテル花月」
□棋王戦第四局 3月19日(日)日光きぬ川スパホテル三日月
□棋王戦第五局 3月29日(水)東郷神社
さあ、これから大谷のピッチングとバッティングを楽しもう。
