人気ブログランキング | 話題のタグを見る

永瀬王座が藤井竜王に快勝で、A級順位戦は混戦模様に。

 今日は会社も飲食店のアルバイトも休み。

 昨日は、バイトが夕方からラストまでだった。

 A級順位戦の藤井竜王対永瀬王座の対局の進捗を、朝から確認していた。
 バイトの休憩中もね。

 午前中は五角の展開だったが、昼から夕方までに若干永瀬王座優位くらいで進んだ。
 そして、夕食後は、そのリードが広がった。


 帰宅し、晩酌をしながらも確認するが、藤井竜王の苦戦は続く。


 とはいえ、もし永瀬王座が一手でも間違えたら逆転の場面はあった。

 Abemaから82手までの画像を拝借。
Abemaの該当サイト

永瀬王座が藤井竜王に快勝で、A級順位戦は混戦模様に。_e0337777_10420773.png


 藤井竜王の△4七歩成にどう対応するか、AIは、▲同玉と取るのではなく、▲6七玉と逃げるなどしたら、形勢が逆転する数値を示している。

 しかし永瀬王座は、しっかりと▲同玉を選んだ。

 
 ここで、藤井竜王は、がっくりと肩を落とした。

 △4七歩成は、逆転のわずかな望みをかけて相手のミスを誘う手であった、ということだろう。

 しかし、その罠に永瀬王座がはまることはなかった。

 その後は、永瀬王座にミスはなく、129手で藤井竜王が投了。
 午前1時少し前のこと。


 一斉対局の結果を含む対戦結果を、日本将棋連盟サイトから拝借。
日本将棋連盟サイトの該当ページ

永瀬王座が藤井竜王に快勝で、A級順位戦は混戦模様に。_e0337777_10561414.png


 藤井竜王と広瀬八段が、6勝2敗で並んだ。
 トップを走る二人と、5勝3敗の斎藤八段、豊島九段、永瀬王座、菅井八段まで、渡辺明名人への挑戦の可能性がある。

 将棋界のいちばん長い日、3月2日は、この6人の対局は次の通り。

 ☖斎藤八段対永瀬王座 ※3敗同士
 ☖豊島九段対佐藤天彦九段
 ☖広瀬八段対菅井八段 ※2敗対3敗
 ☖藤井竜王対稲葉八段


 斎藤八段か永瀬王座は、どちらかが3敗。
 豊島九段は勝てば、3敗。
 広瀬八段が勝てば2敗、菅井八段が勝てば両者3敗。
 藤井竜王が勝てば2敗、負ければ3敗。

 広瀬八段と藤井竜王は、どちらかだけが勝てば、唯一の7勝2敗で、名人挑戦となる。
 両者とも勝つと、一騎打ちでプレーオフになる。

 しかし、二人とも負けると、大変なことになる。

 可能性として3敗が五人になることもありえる。

 では、3人以上がタイで並んだら、どうなるのか。

 プレーオフ方法について、日本将棋連盟サイトから引用。
日本将棋連盟サイトの該当ページ

・最高成績者が複数いた場合は、人数に関わらず最高成績者全員でプレーオフを行います。
・最高成績者が3人以上出た場合は、順位下位の2人がプレーオフ1回戦を行い、その勝者が順位上位の棋士と対戦するという「パラマス方式」で挑戦者を決めます。

 ということは、もし、五人が三敗で並んだら、今年A級に上がったばかりで順位がもっとも下の藤井竜王は、他の四人に連続して勝たなければ、名人には挑戦できないのである。

 
 さて、3月2日、どんなドラマが待っているのか。

 今から、ワクワクするのである。

名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by kogotokoubei | 2023-02-02 11:54 | 将棋など | Trackback | Comments(0)

あっちに行ったりこっちに来たり、いろんなことを書きなぐっております。


by 小言幸兵衛