小さな旅ー2022年夏の帰省(1)
2022年 07月 08日
昨日、南千歳から函館行き特急の車窓からの写真。
故郷の駅に着く少し前、噴火湾(内浦湾)だ。

この特急の座席に、こんなものが配置されていた。


日本語、英語、中国語、韓国ハングルで書かれた、車中での注意書き。
なんとも、北海道らしい。
夕方5時半頃の伊達紋別駅到着。
実家近くに住む兄(次兄)が車で迎えに来てくれた。
月命日の7日。
兄も仕事があったので、私の到着時間に合わせ、6時にお坊さんを呼んでくれた。
母、次兄夫婦、私の四人での月忌法要。
その後、四人での夕食。
母が私の好きな“姫たけのこ”(根曲がりダケ?)を食べさせたいと兄に言ったようで、旬は過ぎているのに、ニセコで採れたばかりの姫タケを用意してくれていた。
フキや肉厚のシイタケと一緒の煮物は、実に懐かしい味。
それに新鮮な刺身、鮭の飯寿司などを楽しみながら、ビールから日本酒へ。
兄と二人でもうじき一升瓶が空きそうな位、飲んで、食べた。
写真を撮ることなど、まったく思い浮かばなかった(^^)
兄嫁も、美味そうにビールを飲み、母も、日本酒をすこしづつ舐めていた。
話題の中心は、やはり、父のこと。
昨年11月7日、ぎりぎり死に目に間に合ったことは、ブログでもご紹介した通り。
2021年11月8日のブログ
母は、二日前に家で転んだが、すぐに訪問者があって助け起こしてもらったとのこと。
どこもぶつけたりすることはなく、ただしばらく動けなかったので、父もお世話になった訪問診療の先生に電話して来てもらい、痛み止めを処方してもらったらしい。
その後、他に悪いところはなく、これも、父が見守ってくれたからだと、仏壇に向かって笑っていた。
今朝も起きたばかりの時は腰を痛そうにしていたが、痛み止めを飲めば大丈夫と笑う。
今朝の実家周囲の花の一部。

毎日1時間ほど、庭いじりするのが楽しみという母だが、しばらくは自粛するよう言った。
朝食は、昨夜の残りの姫タケの煮物や飯寿司、母が毎朝父に飲ませていた玉子入りみそ汁と漬物。
食器を私が洗って、お茶を飲んで少し母も横になっていた。
今は、日課である、兄が持ってきた昨日の北海道新聞のコラム「卓上四季」をノートに書き写している。

上に写っている文庫は、年末に私があげた中村哲さんの『アフガニスタンの診療所から』である。
興味のある本が他にも何冊かあったので、この本は、もうじき読み終わるとのこと。
訪問診療の先生は、九十五歳で、こういう本を読んで分かるのは、凄い、と言っていたとのこと。
私も、そう思う。
さて、少し近所を散歩してから、昼食だ。
今夜は、中学時代の友人と四人で集まる予定。
