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維新の本質は、弱者切り捨てだ。

 帰省から戻り、さて、どんなことを書こうかと思っていたが、このことは見逃せないと思い、書くことにした。

 10月31日投票があったため、当選した議員に10月の文書通信交通費が満額100万円支給されたことに、維新が噛みついた。
 スポーツ報知から。
スポーツ報知の該当記事

橋下徹氏、1日だけで満額100万円支給に関し「立憲民主も国民民主もれいわも共産も起きてまっか?」
11/15(月) 7:51配信
 
 元大阪府知事の橋下徹氏が14日、自身のツイッターを更新。10月31日に当選した衆院議員に文書通信交通費が満額100万円支給されることに疑問を呈した。

 この問題については、10月31日の衆院選で初当選した日本維新の会・小野泰輔衆院議員が、SNSで文書通信交通滞在費が満額の100万円が支給されたことに疑問の声をあげた。

 さらに大阪府の吉村洋文知事もツイッターで「維新の新人議員、小野さんから。なんと10月分の文書通信交通滞在費100万円が現金で満額支給されたとのこと。10月分?選挙の投開票日が10月31日なんだけど。どうやら1日だけでも国会議員の身分となったので、10月分、100万の札束、満額支給らしい。領収書不要。非課税。これが国会の常識。おかしいよ」と投稿していた。

 一般常識からは、日割り支給ではないか、という疑問はある。

 だから、問題点として指摘することは、構わないと思うが、では、その維新の議員は、領収書の不要なこの文書通信交通費をどう使っているのか。

 LITERAから引用する。
LITERAの該当記事

 これが、記事の見出し。

吉村知事や橋下徹の「国会議員の“文通費”批判」に盛大ブーメラン…維新議員は文通費公開と言いながら不適切流用や使途隠しだらけ
2021.11.14 05:00

 途中からだが、記事を引用する。

 このように、自ら「身を切る改革」を実践しているように見える維新だが、しかし、実態はあまりにも杜撰なものだった。いや、杜撰どころか、その使途は不適切なものだったことが明るみに出たのだ。

 というのも、維新が「文書通信交通滞在費」の使途公開を義務付ける改正案を提出した2017年に公開された維新所属25人の国会議員の2016年分の使途報告書や政治資金収支報告書を朝日新聞が分析したところ、以下のような事実がわかったのだ。

〈前年からの繰り越しを含む総額2億8千万円のうち、64%にあたる1億8千万円が、議員本人の政治団体に寄付されていた。25人中8人は寄付が80%以上で、うち3人は90%を超えていた。〉
〈16年分の政治資金収支報告書を確認したところ、各政治団体の資金の使途には、維新が内規で禁じる飲食費や政治資金パーティー券の購入、贈答品の支出がある。議員が団体に貸した現金の返済や、別の団体への寄付もあった。〉

 ようするに、「文書通信交通滞在費」が領収書もなく支給されるのはおかしい!と維新は吠えていたのに、公開された使途を確認すると、ほとんどが議員の政治団体に寄付として流すことで実際は何に使ったのかがわからない状態になっていた。そして、金を流した先では内規で禁止している飲食費やパー券、贈答品の購入がズラズラと並んでいた……というわけだ。

 この維新所属の国会議員による「文書通信交通滞在費」の使途に対し、岩井奉信・日本大学教授は「税金で政治資金を賄っていることになり、ふさわしくない使われ方だ」と指摘している(朝日新聞2017年12月27日付)。

 まるで、鬼の首を取ったかのように、橋下はこの問題を取り上げるが、当の維新議員たちがやっていることには、沈黙する。

 言うことと、やることが、まったく真逆なのである。

 メディア受けするような、また、多くの人が同感できそうなネタを探しては吠えるのが維新だが、その本質は弱者切り捨てである。

 自治体問題研究所のサイトで、実に有益な文章を発見した。
「自治体問題研究所」サイトの該当ページ
 関西学院大学法学部の富田宏治教授による「月刊 住民と自治」2018年11月号に掲載された「維新政治の本質―その支持層についての一考察―」という論文である。

 本論に入る前の冒頭部分を引用する。

 維新政治の本質とは、大阪に広がる貧困と格差を「分断」へと転化させ、中堅サラリーマン層の弱者への憎悪の感情を組織化し、その「分断」を固定化したものだったのではないでしょうか。

「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」

 維新政治の本質について考察する本稿の冒頭に、長谷川豊氏のこのおぞましくも衝撃的な発言を掲げることにしましょう。長谷川豊氏といえば、フジテレビの局アナからフリーランスになり、この発言を表題に掲げたブログ記事(2016年9月19日付)の炎上をきっかけにテレビの世界から姿を消しました。しかし翌年10月、衆議院議員総選挙に日本維新の会の公認候補として、千葉一区および比例南関東ブロックから立候補し、みじめな敗北を喫したことは記憶に新しいところです。

 本稿の冒頭になぜこの発言なのか。それはいうまでもなく、「人工透析患者を殺せ」というこのおぞましい発言こそが、維新政治の本質を何よりも雄弁に物語っているからです。千葉一区では、1万5000票余りの得票で供託金没収に終わった長谷川豊氏でしたが、大阪をはじめ各地の多くの維新支持者がこの発言に喝采を送ったことは間違いありません。長谷川氏が大阪府内の選挙区に立っていれば、当選していた可能性も否定できません。いかなる人びとが、どのような思いから、このような発言に喝采を送り、このようなおぞましい発言をする人物を公認候補として押し立てる「維新の会」なる勢力を支持するのでしょうか。そしてその背景には、維新政治が跋扈する大阪という街のどのような現実が横たわっているのでしょうか。本稿の課題は、このような問いに答えながら、維新政治の本質に迫っていくためのささやかな試みにほかなりません。


 本文からも、維新の支持層への考察について、一部引用する。

 そこに浮かび上がってくるのは、「格差に喘ぐ若年貧困層」などでは決してなく、税や社会保険などの公的負担への負担感を重く感じつつ、それに見合う公的サービスの恩恵を受けられない不満と、自分たちとは逆に公的負担を負うことなくもっぱら福祉、医療などの公的サービスの恩恵を受けている「貧乏人」や「年寄り」や「病人」への激しい怨嗟や憎悪に身を焦がす「勝ち組」・中堅サラリーマン層の姿にほかなりません。

 彼らの思いを理念型的に描き出してみましょう。

 彼らは、大阪都心のタワーマンションか郊外の戸建て住宅に暮らし、かなりの額の税金、社会保険料、介護保険料、年金などを負担しながら、医療、子育て、福祉などの公的サービスの恩恵を受ける機会は必ずしも多くありません。彼らは日頃からジョギング、アスレチック・ジムなどで体を鍛え、有機野菜や減塩レシピなど健康に留意した食生活を送っており、医療機関にお世話にならないよう自己管理を怠りません。ですから、飲酒や健康によくない食生活など自堕落な生活の果てに自己責任で病気になった「自業自得の人工透析患者」たちが、もっぱら自分たちの負担している健康保険によって保険診療を受け、実費負担を免れていることに強い不満と敵意、さらには怨嗟や憎悪すら抱いています。だいたい大阪の街の「地べた」にへばりつくように住んでいる、「年寄り」「病人」「貧乏人」は、税金も、社会保険料も、介護保険料も、年金もほとんど負担することなく、もっぱら彼らの負担した税金、保険料、年金をシロアリのように食いつぶしつづけています。さらにそれを管理する公務員たちも、高給を取るばかりか、さまざまな無駄遣いや不正を働きながら、労働組合運動まで行なって、この食いつぶしに加担しています。少子高齢化による医療、福祉への公的負担の激増により国や府の財政危機が進むなか、このままでは日本は滅びかねません。そうしたなか、「身を切る改革」と「官から民へ」のスローガンを掲げ、自己責任と市場原理主義にしたがって、閉塞した現在のシステムを打ち壊そうとしてくれている「維新の会」は、自分たちが希望を託せる唯一無二の改革勢力にほかならない、といったようなところでしょうか。

 維新の言う「身を切る改革」とは、弱者を切り捨てるということであり、あの政党は、自己責任、市場原理主義、新自由主義を根本思想とする、実に危険な組織なのである。

 生きるために社会保険の支援を受けている人々は、当然、国民としてその権利があるのだ。

 しかし、維新は、そういった支援を受けていない中間層との間に新たな分断を大阪で生み出してきた。

 これから、その被害を全国的に広めようとしている。

 「自分の金が、他人に使われている」という意識を、維新は煽る。


 父に会いに帰省し、帰る前の日に会った中学の同級生Aは、一日置きに人工透析を受けている。

 長く消防署に勤務し、人々の安全のために文字通り体を張って働いてきた男であり、今でも、中学の同期会の幹事的な役割を果たしてる。

 私は、自分が払ってきた税金が、少しでも彼のために使われるのなら嬉しいと思う。

 また、社会人となって払ってきた国民年金は、両親のために払ってきたと思っている。


 維新は、自分の払う税金や保険料が見ず知らずの他人が使っている、という被害者意識を高め分断させようとする政党だ。


 そんな政党が「維新」などと名乗ることは、坂本龍馬を含め維新の英傑にとって迷惑千万である。


 相互扶助の精神は、日本人の重要なDNAだ。

 親、兄弟姉妹や困っている友人、知り合いのための負担なのだという考え方こそ、日本人に相応しい。


 生活に困窮するのは自己責任である、という考え方が基本にある政党が、この国の中枢に近づこうとしている。

 決して、その言葉に騙されてはならないし、その言葉を増幅するメディアに同調してはならない。

Commented by 山茶花 at 2021-11-15 21:32 x
大阪は維新のデタラメ行政で大変です。新型コロナウイルスの死者も日本一。医療崩壊も起きました。市立病院を「二重行政だ」と廃止し、保健所も増やさず、看護師や介護士、保育士の給与が高すぎると下げました。

幸平衛さんが大阪に来られた時に地下鉄のトイレの「ようおこし」というイラストを「これ関西人のセンス?」と聞かれた時、私は「維新のセンス」と答えましたが、あれは維新のお友達会社が受注した為です。センス悪すぎです。地下鉄も民営化され、人員削減するというのです。このところ、車内での凶行や今日はホームでの凶行があったというのに。

大阪市立の高校は無償で府に移管。定員割れの学校は廃校にして、跡地をマンションディベロッパーへ売却するつもりです。

文化施設である美術館、博物館、動物園は既に独立行政法人化されてしまい、市立として残っていた植物園も木を伐採してしまいます。市大と府大も「二重行政だ」と無理矢理統合されて、「大阪公立大学」という安っぽい名前の大学になります。市大は、五代氏も設立に関わった大学。府大は作家の藤本義一氏等の母校。

彼らの「身を切る改革」は、「(市民の)身を切る改悪」の間違いです。道路の白線は消え、公園の木や街路樹は「維持費が無駄」と伐採。議員が「公園は空き地」と言って大阪城公園にカフェなどの店を作って、有料施設だらけに。もう「公」園とは呼べません。動物園のコアラは「餌代が高く付いてもったいない」と急に渡英。それでもIRという名の博打場は無理にでも造るつもりです。
Commented by 山茶花 at 2021-11-15 21:35 x
長くなるので続きです。


世界遺産になった仁徳陵を「気球で上から見る」と税金で計画したり、あろうことかライトアップをすると言い出したり。世界遺産をただの観光資源としか考えていません。勿論ライトアップは、松井市長の実家の電気設備会社が請け負うのです。

「ラストチャンス」と言っていた「都」にならない「都構想」という名の大阪市解体住民投票は昨年もパンデミックの中、無理矢理行って100億円が飛んでいきました。又挑戦するそうです。反対派は後がないのに、彼らは何度でも挑戦してきます。

今回の文書通信交通費にしても、寄付先は維新の会で、維新名物セルフ領収書でしょう。
https://twitter.com/ApachanBabii/status/1430082443457880066

不祥事は数知れず、梅村議員公設秘書(当時)は、殺人未遂で逮捕されました(後に傷害罪に)。

大阪の地獄が隣の兵庫県にも飛び火して、知事は維新です。兵庫知事選前の奈良市長選は、現職市長と同じ苗字(漢字は別)をぶつけてきたり、兎に角姑息。それでも奈良市民は賢明で、維新市長は誕生しませんでした。

関西のTV局は維新応援団です。それは公共放送のBKも同じです。吉本タレントを使って、維新アゲの毎日。お陰でTVはBSか教育TV。最近はラジオにまで維新アゲの高橋洋一氏や上念司氏等を出す始末。

維新は国政で第三党になってしまいました。ただ、維新は不祥事のデパートですから「何かやらかす」という期待は裏切りません。
Commented by あなたのために at 2021-11-15 22:41 x
これほど、被害妄想と虚言癖が強すぎる中身には、あなたの頭を病院で調べてもらった後に、投稿をしてと助言します。なんか、維新に個人的な恨みつらみがあるのでしょうかね?
あるいは、アンチ側に洗脳された情報弱者そのものです。
Commented by kogotokoubei at 2021-11-16 08:08
>山茶花さんへ

詳細な情報、ありがとうございます。

このまま、ブログの記事にしたいくらいです。

10月分の100万円を寄付するというのも、まったくのスタンドプレーですね。
吉村は、慌てて過去に受領した分を返却すると言い出しました。
なぜ、その時点でそうしなかったのか。

この件では、メディアも維新寄りの報道に偏っています。

LITERAのように、維新議員が過去の文書通信交通滞在費をどう使ってきたかは、問わない。

「身を切る」は、まさに「国民の身を切る」ものです。

橋下時代から、文楽などの伝統文化の重要性は理解していませんし、いわゆる「社会的共通資本」として公が管理すべきものを民、それも自分たちの仲間に移行しているということを、もっと、メディアは明らかにすべきですね。

この記事、アクセス爆発、と言える状態になり、記録的なイイネをいただいています。

今後も、適宜、維新の問題について書くつもりです。
Commented by kogotokoubei at 2021-11-16 08:13
>あなたのためにさんへ

予想通り、こういうコメントが来ましたね。

あなたのために、申し上げます。
私の頭は、正常です。
維新に個人的な恨みなどはありません。
虚言ではなく、事実を中心に、私の考えを申し上げています。
あなたこそ、維新に、何か弱味でも握られているんでしょうか。
あるいは、維新関係者そのものですか。
同じようなコメントがまたあった場合は、削除しますのでご了解ください。
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by kogotokoubei | 2021-11-15 12:54 | 許さんぞ! | Trackback | Comments(5)

あっちに行ったりこっちに来たり、いろんなことを書きなぐっております。


by 小言幸兵衛
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