まだ油断はできないぞ。
2021年 10月 11日
月曜恒例の記事として。
データを元に現実を直視したい。
最初に、4つのステージと6つの指標の表をYahooニュースから拝借し再確認。
yahooニュースの該当記事
ステージ3は「感染急増」レベルであり、ステージ4は「感染爆発」状態である。
病床使用率を厚労省の特設サイトから確認し、10月6日までの表を作成。
厚労省特設サイトの該当ページ
20%以上がステージ3でオレンジ色。50%以上はステージ4で赤。
ステージ3は埼玉の20、滋賀の20の二県。どちらも緩和しつつある過程であるので、来週ステージ2になることを期待したい。
前の週より悪化しているのは、石川(12→17)。
石川は、前週に感染者も若干増え、実効再生産数も1を超えていた。
一気に旅行者が増えたのかもしれないので、少し注意が必要だろう。
次に10万人当たり一週間合計の感染者数を朝日新聞の特設サイトで確認し、10月10日までの表を作成。
朝日新聞の特設サイト
15人以上がステージ3でオレンジ色。25人以上はステージ4で、赤。
先週、ステージ3だった大阪、沖縄もステージ2になった。
次に今後の傾向はどうなのか、東洋経済オンラインの特設サイトから、10月9日時点の実効再生産数を確認。
東洋経済オンラインの特設サイト
47都道府県の数値をグラフ化した。
富山、鳥取、岡山、山口が1を超えているが、感染者数から考えて、それほど危機的な状況とは思えない。
果たして、この傾向が続くのかどうか。
緊急事態宣言もまん延防止等重点措置も、一斉に解除され、人出も一気に増えた。
飲食店にも多くの人が訪れている。
私も、テニスの後の居残り会が昨日復活となり、昼酒を飲んでしまった。
馴染みの蕎麦屋さんで、旨い酒の肴に生ビール。
しかし、油断はしていないつもりだ。
毎週あっているメンバー、四人。
全員、ワクチン二回接種済み。
大きな声では話さない。
取り分け用の箸を使って食べる。
お店の方も、マスク着用はもちろん、実に慎重な対応。
久しぶりに、解放感を味わったが、まだ、気を抜いてはいけないのだと思う。
第5波の感染者が急減している要因は、まだ解明されてはいない。
ワクチン接種普及、天候要因、医療現場の危機的状況や自宅療養者の死亡報道による国民の警戒感の高まり、などなど挙げられているし、先日紹介した「エラーカタストロフの限界」という説もある。
NHKサイトにも、感染者減少要因について、専門家の指摘を紹介しているが、その中で、西浦先生の次の言葉は、肝に銘じておくべきだろう。
NHKサイトの該当ページ
専門家会合メンバー 京都大学 西浦博 教授
減少要因については現在、分析している途中だが、1つ言えることは、連休などがあると1人から何人に感染させるかを示す指標の『実効再生産数』が上昇する傾向が見て取れ、緊急事態宣言の間でも上昇していた。普段会わない第3者と会う、遠出をして飲食するというような、ひとりひとりの接触行動が2次感染に寄与することは間違いないと考えている。
今後、ワクチン接種が進んだとしても無秩序に接触が起これば必ず流行が起こると思う。冬に向けて準備が必要だ。
これから寒くなり、換気がしにくくなるのは、まさに感染拡大要因である。
緊急事態宣言解除から二週間後までは、感染状態を慎重に見守る必要があると思う。
間違いなく、人出が増えている。
まだ、油断はできない。
謎ですね。
ワクチンと、日本人ならではの清潔習慣、海外に比べて大声では話さない特性なども要因かとは思いますが、決め手にはなりませんよね。
「エラーカストロフの限界」説を信じたいですが、このウイルスは、賢いですから、なかなか自滅してくれないと思っています。
とにかく、マスク、手洗い、消毒は続けなきや駄目なのでしょう。
まだまだワクチン2回接種の実績を作りつつある一年目
まめな手洗いとマスク着用の基本はひきつづき継続します
宅配便の方へのマナーもありますが荷物受取るとき必ずマスクをします
一方気持が暗くなると一つも良いことがない
個人的には楽観的な展望を持とうと思っています
日本で暮らす多くの方が衛生的な行動を続ければ、最短で2023年初頭に季節性インフルエンザと同レベルの疾病になるのではと考えています
同感です。
ニュースで、海外のロックダウン明けに、ほとんどマスクなしで人が密集している場面を多く見ます。
私の会社で、長期間ドイツに出張してきた人に聞くと、公共施設ではマスクをしているが、街の中では、多くの方がノーマスクとのこと。
ちなみに彼は、職域接種で、ドイツ滞在中にファイザーを二回接種しています。
これは、良し悪し抜きにして、マスクに抵抗感の少ない日本において感染の収束は他国より早いかもしれないという、わずかな希望を抱かせます。
加えて、衛生観念の違いなのでしょう。
政治は三流でも、日本人の生活習慣は、コロナ禍においては一流、と思いたいですね。