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平井大臣、国民はあなたへの疑念でいっぱいです。

 またか、と思わないではいられない、デジタル庁の接待問題。

 平井大臣は、自分のやった犯罪については、“デジタル”に白黒をつける人ではないらしい。

 東京新聞から引用。太字や赤字は、管理人による。
東京新聞の該当記事

NTT接待「国民の疑念を招くかは人によって違う」 平井デジタル相の会見詳報
2021年9月28日 21時00分

 NTT接待に関する平井卓也デジタル相の閣議後会見での主なやりとりは次の通り。

記者 費用を支払った経緯は。
平井氏 週刊文春からNTTとの会食に関する事実確認依頼があったことから、NTTに確認して、6月21日に請求を受けて支払った。
記者 6月25日の会見で「割り勘として問題ないようにきっちり支払った」と言った。会食から半年以上たって支払ったのになぜこのように説明したのか。
平井氏 その時点において、割り勘で支払っているという事実関係をお話しさせていただいただけ。
記者 大臣規範では供応接待は禁止。なぜ問題ないのか。
平井氏 (規範では費用を)支払っている、支払っていない、は関係ない。今回の事案について(NTTとは)所管の関係がなく、直接の契約もない。最新の技術動向について意見交換しただけで全く国民の疑念を抱くものには当たらない。
記者 後から問題が発覚して、今も疑念を抱くものには当たらないと言えるか。
平井氏 国民の疑念を招くかどうかは、人によっていろいろ違うと思う。
記者 支払いが半年以上後になったので、同席した官僚は倫理規程違反になった。
平井氏 支払っているか、支払ってないかは今回の処分の理由ではないんじゃないか。
(※事務方が助言)
 ああ、そういうことか。ただ、今回、その場で払っていたとしても、多分処分の対象になっている。
事務方 払ったが遅かったので処分された。
平井氏 あ、そういうことなのか。すいません。理解しました。早く払っておけばよかった、そういうふうに思います。
記者 請求書についてNTTに確認したり、事前に払う努力はしたのか。
平井氏 そういうことって普通しませんよ。一般のレストランならともかく、社員食堂でしょう。私もいろんな業界の方々におごるケースも結構あります。そのことを政治資金報告書に書いてないケースも非常にあるし、いちいち請求書をチェックすることは、私自身はしておりません。
記者 なぜ文春の取材をきっかけに、支払ったのか。
平井氏 (自身と)同席した公務員の立場が違うということだと思います。
記者 同席した幹部のためを思って、払ったと。
平井氏 うん、ま、そういうことになりますかね。


 社員食堂?

 冗談じゃない、NTTの“あの”迎賓館である。

 総務省へのNTTの接待について「週刊文春」から引用したことがある。
2021年3月12日のブログ

 その一部を再度ご紹介。
乾杯は一本三万八千円のドン・ペニリヨン。卓上には、フランス国王ルイ・フィリップから王室御用達の認定を受けた芸術品「クリストフル」の銀食器が並ぶ。その日、四人が舌鼓を打ったのは一人二万四千円の「スペシャルコース」。キャビアや黒アワビを用いた前菜が盛り付けられたのは、フランスが誇る最上級の磁器ブランド、ジャン・ルイ・コケだ。魚料理の皿には福岡県志賀島の雲丹や琵琶湖の天然稚鮎。あわせたワインは、一本三万六千円のコルトン・シャルウrマーニュだった。メインの肉料理は短角牛フィレ肉のポワレ。ここで一本十二万円のシャトー・マルゴーが抜かれると、誰からともなく溜息が漏れた。

 社員食堂とは、よく言ったものだ。

 多くの国民は、疑念を抱いているんだよ、平井さん。

 こんな人が、大臣なのだ。

 今年2月、当時の山田真貴子内閣広報官は、NTTのみならず、菅総理の子息が勤める会社からも接待を受けていたことについて記事を書いた。
2021年2月26日のブログ

 その内容と重複するが、あらためて思い出したい。

 総務審議官という、事務次官に次ぐナンバー2の時に、ガースーの子息などから接待を受けた山田真貴子内閣広報官。
 接待問題を受けて給与報酬月額の10分の6を自主返納することになった、その返納額が70万5000円と知って驚いた。
 なんと、広報官の給与報酬は月額で117万5000円。手当などを含めると約140万円ほどになるとのこと。

 なぜ、総理記者会見で、身内とも言えるメディアの記者を順に指名して、時間が来ると次の公務があるからと終了させることを主業務とするであろう仕事に、年収1000万円を超える価値があるのか疑問でならない。

 返納したって、何ら生活への影響はないだろう。

 他の関係者では、二人が異動になったが、これは国会での追及逃れとしか思われない。

 何名か減俸などの処分はあったが、こんな“お仕置き”レベルだけで済まされていいのか。

 ならば、しっかり法律で裁いてもらおう。

 刑法では、公務員の収賄の罪について、「第二十五章 汚職の罪」の第百九十七条で定義されている。

 政府の数少ない、またごく初歩的なデジタルデータベースの「e-gov」から、その内容を確認する。
e-govの刑法のページ

(収賄、受託収賄及び事前収賄)
第百九十七条 公務員が、その職務に関し、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、五年以下の懲役に処する。この場合において、請託を受けたときは、七年以下の懲役に処する。


 これって、請託を受けてなくても、賄賂を受けた時点で、刑法違反ということ。
 請託があれば、罪が重くなる。


 山田真貴子報道官は、法律で裁かれることなく辞めた、いや、辞めさせられたのだろう。

 では、平井大臣はどうなのか。

 次の内閣に名を連ねることはありえないだろうが、刑法197条で裁かれるべきではないのか。

 そして、任命責任のある人も、その非を追求されるべきだろう。

 もし、人の噂も七十五日、と思っているのなら、拙ブログだけでも、しつこく、血税で多額の報酬を得ている人たちの悪事を忘れないようにしたいと思う。

 そうそう、総務大臣在任中に、今回自民党総裁選に立候補している野田、高市の二人も迎賓館で接待を受けていたということも、忘れないようにしなきゃ。

Commented by waku59 at 2021-09-29 10:49
この人。というかこの一族。
どうしようもないです。

実家が香川県なのでよく知っています。
Commented by kogotokoubei at 2021-09-29 11:35
>waku59さんへ

そうでしたか。
親の七光、どころか、七十光くらいのボンボンですね。
電通には、大きなコネだけの社員を抱える伝統がありますが、その一人。
困ったものです。
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by kogotokoubei | 2021-09-28 22:54 | 責任者出て来い! | Trackback | Comments(2)

あっちに行ったりこっちに来たり、いろんなことを書きなぐっております。


by 小言幸兵衛