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青山透子著『日航123便墜落 疑惑のはじまりー天空の星たちへー』(河出文庫)より(17)

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青山透子著『日航123便墜落 疑惑のはじまりー天空の星たちへー』

 7月に発行された、青山透子さんの第一作の文庫版『日航123便墜落 疑惑のはじまりー天空の星たちへー』から十七回目。
 本書は、最初マガジンランドから2010年に『天空の星たちへー日航123便 あの日の記憶』として発行され、2018年に河出書房新社から復刻版が単行本として発行されていた。

 引き続き、「第二部 乱気流の航空業界 未来はどこへ」の「第一章 過去からのメッセージ」から。

 航空業界への就職を希望する学生たちは、青山さんの日航123便墜落事故に関して当時の新聞報道を図書館で調べてレポートを提出し発表するという課題に、熱心に取り組んだ。

 その中で、墜落地点のある群馬県出身の学生Hは、地図を貼って、現場付近の様子を説明し、その地図に、ニュースで二転三転した墜落現場とされた場所に印をつけた。

 突然、静けさを破る声が教室に響いた。その声の主である学生Iは、黒板の地図を指さしていた。
「みんな、見てよ。地図。ほら、ぐるっと一周り、サークルだわ!」
「え? なになに? サークルだわ!」
「え? なになに? サークルって?」
 学生Iは、教壇前に走り出て地図の前に立ち、群馬県上野村周辺を指さした。そこは先程、墜落現場がコロコロ変わったということで赤マルをつけた部分である。
「埼玉県三国山」「長野県御座山」「上野村小倉山」「上野村ぶどう峠」
 一つひとつそれをなぞっていくと、楕円にゆがんでいるが一つのサークルとなった。
 なんと本当の墜落現場である御巣鷹山の尾根、報道での通称「御巣鷹山」となっている場所を中心に、それらのおもな山や峠は等距離の場所に点在するのだ。
 逆に見ると、墜落現場を中心として円が描ける。まるでコンパスの軸を御巣鷹山に置き、くるりと円を描いたようだ。その円の周りに事故当初に間違った墜落場所名が入り込む。その距離は8キロから10キロの5Nマイル(海里)くらいの計算となる。(1Nマイル=1,852メートル)


 この地図に近いものを探した。

 その結果、「工 房"も ちゃむら"のホームページ」の「なんでも研究室」の中の「1985年のジャンボ機事故と放射性物質」という記事に、紹介した場所が含まれる地図を発見。
「なんでも研究室」サイトの該当記事

 同ブログ管理人さんから、リンクと地図画像使用について、ご快諾をいただいた。

 リンク先の記事も、実に興味深い。ぜひ、ご覧のほどを。
 

 その地図の御巣鷹山を囲む四地点を結ぶ楕円を加えてみた。

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 なるほど、楕円で御巣鷹山を囲む地点が、ニュースで報道されていた場所だ。前回ご紹介した相木村も入っている。

 5Nマイル、およそ9キロは急な山を登り降りしているうちに7、8時間が経ち、夜明けを迎える時間となる距離だ。日が昇り、明るくなってから言い訳するとしたら、これくらの誤差は仕方がないと言える距離だ。
 もしかすると誰かがテーブルの上に置いて、本当の墜落現場である御巣鷹山にコンパスの軸を置き、ぐるりと回す。そこに引っ掛かってくる山や地図上にある名前のある場所を次々と言って、そちらが墜落現場といえば、地上では皆、散ってバラバラに探し始めるのではないか。
 (中 略)
 この話には教室中の学生がうなずいた。人間の思考回路など実に単純なものである。
 この地図上につけた赤マルを見つめていると、逆にわざと散らしたいという作為的な意識を感じてしまった。
 もしそうならば、なぜ意図的に散らしたのだろうか。いずれにしても、なぜそのような誤場所報道がなされたのだろうか。

 学生Hの発表において、学生Iによって指摘された、謎の地図上のサークルは、実に興味深い。

 まさに、地図上で御巣鷹山にコンパスの軸を置いて、ぐるっと約10キロの範囲を回せば、それぞれの地点をかすめることになる。

 
 もし、墜落現場を何らかの理由から隠し、捜索を混乱させるために、別の場所の情報を意図的に流していたのなら、それは、なぜなのか。

 次回は、上野村の当時の熱血村長のことをご紹介したい。


 さて、昨日は、仕事の資料を作りながら、NHKスペシャルを見ていた。
NHKサイトの該当ページ
 NHKのサイトから、引用。

「9.11 閉ざされた真相〜遺族と国家の20年〜」
20年前、アメリカの中枢に旅客機が突っ込み、2977人が犠牲となった同時多発テロ事件。その実行犯の大部分がサウジアラビア国籍だった。「この国の何者かが背後で関与していたのではないか」。疑念を抱く遺族たちは捜査に関わる情報の開示を求めてきたが、歴代の政権によって拒まれてきた。取材から見えてきたのは、経済と安全保障で深く結びつく両国の特殊な関係。国益を優先し、遺族に背を向けてきたアメリカの姿を伝える。

 「9.11」には、軍産複合体の影が濃い。

 サウジアラビアとアメリカとの武器輸出をめぐる陰謀が、あのテロの背景にある可能性は高いのだろう。


 日航123便墜落事故も、「9.11」も、実はまだ真相がまったく解明されていないと思うべきなのだろう。

 マイケル・ムーア監督の「華氏911」でブッシュ大統領が学校を訪問中に同時多発テロのニュースを伝えられた映像を見たが、なぜあれほど落ち着いていたのか。
 「9.11」の後、当時アメリカ国防長官だったドナルド・ラムズフェルドは、スタッフに「脅威を永遠に持続させよ」と書いたメモを渡したと言われている。

 ケネディ大統領暗殺のことも思い出す。

 いったい、何が真相なのか。

 もし、軍需産業や一部の政治家のために、多数の人命が失われているとするなら、その真相が解明されるまでは、人は忘れない努力を続けなければならないと思う。


 さて、明日からも、やらなくてはいけないことが満載だ。

 ブログの更新が遅れても、何卒ご容赦のほどをお願いします。

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by kogotokoubei | 2021-09-12 17:54 | 今週の一冊、あるいは二冊。 | Trackback | Comments(0)

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