感染列島、全国一斉緊急事態宣言を出すべき。
2021年 08月 16日
データを元に現実を直視したい。
最初に、4つのステージと6つの指標の表をYahooニュースから拝借し再確認。
yahooニュースの該当記事

ステージ3は「感染急増」レベルであり、ステージ4は「感染爆発」状態である。
病床使用率を厚労省の特設サイトから確認し、8月11日までの表を作成。
欄外右の↑のある地域は、前の週と同じか悪化していることを示す。
厚労省特設サイトの該当ページ
20%以上がステージ3でオレンジ色。50%以上はステージ4で赤。

ステージ4が、17都府県。
ステージ3は、27地域。
ステージ2は、秋田、高知、宮崎、たったの3地域。
前の週より使用率が減ったのが6地域のみで、41都道府県で悪化している。
沖縄は、ニュースで本島の重症者用ベッドが埋まっていると報じられているが、沖縄の80に近い、神奈川72、京都70、そして、沖縄より高い82の滋賀も、ほぼ、医療崩壊状態と言えるのだろう。
次に10万人当たり一週間合計の感染者数を朝日新聞の特設サイトで確認し、8月15日までの表を作成。
欄外右の↑のある地域は、前の週と同じか悪化していることを示す。
朝日新聞の特設サイト
15人以上がステージ3でオレンジ色。25人以上はステージ4で、赤。

37都道府県が、ステージ4になった。
100超えは、一都三県に、大阪、福岡も加わった。沖縄の287人は、世界的に見ても、最悪の感染状況にある。
できるものなら、夏休みでの沖縄旅行を禁止すべきレベルなのだ。
ステージ3は8地域。
ステージ2は、秋田と徳島のみ。
前の週から減少したのは、山形(18.89→17.33)、石川(47.85→46.45)、福井(28.42→21.05)、鳥取(33.75→21.42)の4地域のみ。
43の都道府県で感染者が増えてる。
まさに、感染列島なのである。
今後の傾向は、どうなのか、東洋経済オンラインの特設サイトから、8月14日時点の実効再生産数を確認。
東洋経済オンラインの特設サイト
47都道府県の数値をグラフ化した。

減少傾向を示す1以下は、石川、福井、山梨、鳥取の四県のみ。その次が山形の1.03。
10万人当たり感染者数の減少地域と一致しているのが分かる。
まだまだ、感染者増、医療逼迫、という状況には変わりはない。
とはいえ、やや数値的には改善傾向にあるので、少しは元気になる(?)グラフも作ってみた。
一都三県の、三週間の実効再生産数の推移だ。

このまま、1を切るレベルになるかどうかは、ワクチン接種以外は、ひとえに国民の「自助」次第、というのが現状。
全国一斉に緊急事態宣言を出すべき危機は続いている。
なぜ、大型商業施設の休業など、人出を減らし、若者を含め、もっと危機感を共有できる施策を打たないのか、不思議でならない。
パラリンピックは首都圏は無観客となるようだが、開催するようだ。
しかし、学童の見学は実施するらしい。なぜ・・・・・・。
中止すべきだ。
生徒を引率する先生たちのご苦労を察するし、感染を危惧する。
もちろん、関係者、なかでも選手や選手を支える方々が感染しないことを祈るばかりだ。
前の記事で紹介したように、コロナ敗戦には、あの敗戦と類似した敗因がある。
主観的願望が、客観的事実を上回った。
その願望による「幻想」が、誤った行動を招いた。
国民は、今、コロナウイルスがまん延する戦場にいる。
まさに、「インパール2020」なのである。
ワクチンという糧食も、なかなか戦地の国民に届いていない。
そして、都合の悪い事実は、隠蔽する。
7月20日に、ラムダ株感染者が検疫で見つかったのに、海外メディアが公表するまで、隠し続けた。
そして、その方が、五輪関係者だったことが今になって告げられた。
開会式前に、公表するのを避けたのである。
大本営と同じ体質なのだ。
メディアも、本件の追及が甘いと思う。
先日、朝日の一面で、拙ブログと同じような表を掲載していたが、五輪のニュースがなくなったからとはいえ、やっと、国民に知らしめるべき内容が載った、と思った。
しかし、そういう報道は、継続すべきだ。
そして、政府の無策について、ジャーナリズムは批判すべきだし、客観的事実、データを元に、あるべき姿を提示してもらいたい。
『太平洋戦争への道』の記事でもふれたが、開戦前、ほとんどのメディアは、戦争を支持する報道をしていた。
新聞やラジオが、国民の開戦賛成ムードを醸成していた。
メディアは、あの戦争と同じ過ちをしないよう願いたい。
