「あそこまでひどい人はいない」と言わせる人。
2020年 11月 19日
しかし、昨日の感染者数情報で、行こうとする心が、折れた。
東京がほぼ500人、神奈川も初の200人超え。
今日、東京は500人超えとなりそうだ。
このままでは、全国で過去最多が続く可能性は大きいだろう。
北海道の知事、札幌市長がまさに高い緊張感で対策を行おうとしているのに比べ、国はGo Toをやめようとしない。
菅が、マスクをしながら会食しよう、とか、Go To イートは四人までなんてニヤニヤしながら話す映像に、腹が立ってしょうがない。
「まず先に、Go Toを中止しろ!」と言いたい。
損害を受ける旅館や飲食店に、国が補償しろ、とも言いたい。
再ロックダウンとなったイギリスでは、政府が10月末までで終了予定だった雇用維持スキームを延長することを決めた。
この補償は、従業員の現在の非就労期間分の給与の80%、月に最大2500ポンド(=約34万円)までを受けとることができるというもの。
ドイツでは、一時的な閉鎖を余儀なくされる企業や施設、個人事業主などには政府が補償を行う。たとえば、従業員50人までの企業に対しては、前年同月の売上高の75%を支払うという。
日本も、まさに緊急事態宣言レベルにある。
Go Toなど即座に中止し、休業要請や営業時間短縮など適切な感染拡大防止策を実施し、それによって経済的な被害を被る個人、商店、企業には、イギリスやドイツなどと同様の補償をするべきだ。
それこそ、国民のために働くことではないか。
それなのに、Go Toイートは四人までだとか、マスク会食推奨などとにやけながら言う菅の姿には、腹が立ってしょうがない。
Go Toで巨大な利益を得ているのが二階など自民党議員のお友だちであることを、テレビなどマスメディアは報じない。
完全に、政府に管理されているのが、今の民放やNHK。
そうそう、NHKの夜のニュースで、先日キャスターが学術会議推薦者任命拒否問題で当たり前の質問を菅にしたら、菅が何度も頓珍漢な答えを繰り返し、放送後に内閣広報がすぐ抗議している。
政府に盾突くメディアは許さない、これが安倍政権からの引継ぎ事項。
となると、権力批判のニュースや真実は文春や一部のネットメディアに頼るしかない。
少し古くなるが、LITERAの記事で、総務省で事務次官候補と目されていた方が、ジブリの月刊の小雑誌「熱風」で、いかに菅という男がひどいかを、青木理のインタビューで語っていることを紹介していた。
LITERAの該当記事
記事のタイトルは、こうなっている。
菅首相に抵抗し飛ばされた元総務官僚・平嶋彰英がジブリの雑誌で青木理に語った恐怖支配の実態!「あそこまでひどい人はいない」
では、どのんなふうに“ひどい”のか、引用。
平嶋氏は2014年7月に総務省の自治税務局長に就任したが、菅首相が総務相時代に肝いりではじめた「ふるさと納税」制度の拡充に反対。すると、官房長官だった菅氏は2015年の人事で事務次官候補とも呼ばれた平嶋氏を、極めて異例の自治大学校長に“左遷”させた。つまり、平嶋氏は菅氏に楯突いたことで排除された官僚のひとりだ。
その平嶋氏は、「熱風」での対談で菅首相の実像を、こんな強烈な言葉で語っている。
「率直に言って菅さんほどひどい方はいませんでした」
「とにかく乱暴なことばかり言って、乱暴なことでも言い出したら聞かなくて、気に入らないと人事権を振るうという印象しかありません」
「とにかく極端な人です。あそこまでひどい人はほかにいません」
「正直、私はいまも怖くて仕方ない」
●「ふるさと納税」制度をめぐる提案をすべてはねつけた菅首相の恐るべき主張
もちろん、これは人事で飛ばされた「逆恨み」で語っているような言葉ではない。菅首相は、官僚にそう思わせるだけのことをやってきたということだ。
実際、2005年に小泉純一郎政権で総務副大臣となった際から、菅氏の“恐怖政治”ははじまっていた。
「最初に菅さんが総務副大臣に就いたとき、私は上司らと一緒に食事をしたことがあります。その際に菅さんがいきなりおっしゃった台詞は忘れられません。「役人を動かすのは人事だと思っているからな、俺は」と」(平嶋氏)
食事の席で出し抜けに人事を盾にした脅迫を口にする──。これには対談相手の青木氏も「いきなりそんなことを」と驚くが、平嶋氏は「面と向かって平然とそうおっしゃいました。実際に菅さんが総務相になった際、南君がいきなり飛ばされましたからね」と語っている。
この「南君」というのは、菅氏が総務相時代に推し進めようとしたNHK受信料支払いの義務化などの改正案をとりまとめていた情報通信政策局放送政策課長だった南俊行氏のこと。南氏が菅氏の方針に対して否定的なことを口にしていたことが菅氏に伝わり、菅氏が激怒して更迭したといわれているが、先日、改訂版として発売された菅首相の自著『政治家の覚悟』(文春新書)でも、菅首相はこの南氏の更迭劇を〈「いいから、代えるんだ」と押し切りました〉などと誇らしげに記述している。
公文書管理の重要性を説いた箇所は改訂で削除したというのに、あからさまな報復人事のエピソードは削除することなく残した。このことからも菅首相は人事権という権力の濫用を悪いとも恥ずかしいこととも感じていないことがよくわかるが、菅首相の問題は、それ以前の“自分の意見は絶対だ”という頑迷さにある。
初版にあった自著の“公文書管理は重要”という文言はカットし、部下の更迭を押し切ったことはそのまま、というのが、この人の本質を表している。
人事権を持っていれば、気に入らない奴は、どんどん切る。
それが、この男の本音。
なにが、国民のために働く、だ。
ともかく、早く感染拡大を防がなきゃ、あんたがいう観客入れての五輪開催など、夢のまた夢のことである。
今頃、鈴本で久しぶりの落語を楽しんでいたのに、という思いがあるため、つい、こんな乱暴な内容になったが、国民のために何をすべきか考え、真面目に仕事をしろ、と言いたい。
あっしは、本当に怒っているんだぞ!
