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最悪な状態に向かっている。

 厚労省の特設サイトから、全国のPCR検査数と陽性者数のデータをダウンロードした。
厚労省サイトの該当ページ

 これが、PCR検査日を起点に、4月16日から7月15日までの三か月の推移。
 PCR検査数が機関別検査の積み上げ棒グラフ、目盛りは左、陽性者数は二日スライドして折れ線グラフ、目盛りは右。

最悪な状態に向かっている。_e0337777_11354749.jpg

 
 まったく、三ケ月前に陽性者数が戻っている。

 4月16日の検査日に重ねた4月18日の陽性者数は590人、7月15日の検査日に重ねた7月17日の陽性者数、588人。

 これまで最多の陽性者数を記録していたのは、4月10日の708人。

 このまま、東京都、そして首都圏、大阪府などの陽性者数が増えれば、708人の記録を上回るのも、時間の問題だろう。

 PCR検査数は、7月15日に最多の16000件となった。しかし、たったの、16000。


 山中伸弥さんの特設サイトに、海外の状況が紹介されていた。
山中伸弥さんの特設サイト

 「他の国から学ぶ」と題された内容をご紹介。

 イタリア、スペイン、イギリスなどの欧州は3月後半から4月にかけて爆発的な感染に襲われました。しかし現在では、感染者数は落ち着き、増加傾向にはありません(図1)。
Googleの行動解析(図2)によると、都市封鎖政策により80から90%におよび社会経済活動の制限が2カ月近く続いたことがわかります。東京とは比較にならない厳しさです。
検査体制を見ても(図3)、日本よりはるかに多い検査数であることがわかります。

 図の1と3をお借りした。

最悪な状態に向かっている。_e0337777_11534837.jpg


 日本のみ、悪化状況に戻りつつあるのは明らか。

最悪な状態に向かっている。_e0337777_11535936.jpg


 千人当たりの一日の検査数だって、日本だけ、論外の少なさ。
 

 このままでは、新型コロナウイルス感染対策のワースト3は、ブラジル、アメリカ、日本、ということになるのだろう。

 徹底的なPCR検査の実施、繁華街を中心にした、補償を含む休業要請。

 そして、何より、緊急事態宣言の発令なしでは、とんでもない状況が待っている。

 Go To キャンペーンなど、狂気の沙汰だ。


Commented by 寿限無 at 2020-07-20 15:51
今、パリは9月末まで店の前の道路にテラス席を設けることが許されているらしいです。東京はそんな基準すらありませんね。
Commented by kogotokoubei at 2020-07-20 16:20
>寿限無さんへ

かみさんと、テラスでご飯食べられる店に行きたいね、などと話しているのですが、問題は、そういうお店が圧倒的に少ないということ。
たとえば、土日は、繁華街への車の侵入を禁止して、いわゆる歩行者天国にし、道路でカフェテラス状態でお店に営業させる、などの工夫があってもおかしくないと思いますが、これも国がバックアップしないと難しいのでしょう。
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by kogotokoubei | 2020-07-19 12:18 | 新型コロナウイルス関連 | Trackback | Comments(2)

あっちに行ったりこっちに来たり、いろんなことを書きなぐっております。


by 小言幸兵衛
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