最悪な状態に向かっている。
2020年 07月 19日
厚労省サイトの該当ページ
これが、PCR検査日を起点に、4月16日から7月15日までの三か月の推移。
PCR検査数が機関別検査の積み上げ棒グラフ、目盛りは左、陽性者数は二日スライドして折れ線グラフ、目盛りは右。

まったく、三ケ月前に陽性者数が戻っている。
4月16日の検査日に重ねた4月18日の陽性者数は590人、7月15日の検査日に重ねた7月17日の陽性者数、588人。
これまで最多の陽性者数を記録していたのは、4月10日の708人。
このまま、東京都、そして首都圏、大阪府などの陽性者数が増えれば、708人の記録を上回るのも、時間の問題だろう。
PCR検査数は、7月15日に最多の16000件となった。しかし、たったの、16000。
山中伸弥さんの特設サイトに、海外の状況が紹介されていた。
山中伸弥さんの特設サイト
「他の国から学ぶ」と題された内容をご紹介。
イタリア、スペイン、イギリスなどの欧州は3月後半から4月にかけて爆発的な感染に襲われました。しかし現在では、感染者数は落ち着き、増加傾向にはありません(図1)。
Googleの行動解析(図2)によると、都市封鎖政策により80から90%におよび社会経済活動の制限が2カ月近く続いたことがわかります。東京とは比較にならない厳しさです。
検査体制を見ても(図3)、日本よりはるかに多い検査数であることがわかります。
図の1と3をお借りした。

日本のみ、悪化状況に戻りつつあるのは明らか。

千人当たりの一日の検査数だって、日本だけ、論外の少なさ。
このままでは、新型コロナウイルス感染対策のワースト3は、ブラジル、アメリカ、日本、ということになるのだろう。
徹底的なPCR検査の実施、繁華街を中心にした、補償を含む休業要請。
そして、何より、緊急事態宣言の発令なしでは、とんでもない状況が待っている。
Go To キャンペーンなど、狂気の沙汰だ。
かみさんと、テラスでご飯食べられる店に行きたいね、などと話しているのですが、問題は、そういうお店が圧倒的に少ないということ。
たとえば、土日は、繁華街への車の侵入を禁止して、いわゆる歩行者天国にし、道路でカフェテラス状態でお店に営業させる、などの工夫があってもおかしくないと思いますが、これも国がバックアップしないと難しいのでしょう。
