第二波襲来、緊急事態宣言を出すべきだ。
2020年 07月 16日
久しぶりに、厚労省の特設サイトから、PCR検査数と陽性者数のデータをダウンロードした。
厚労省特設サイトの該当ページ
5月1日から7月12日まで、PCRの機関別検査の推移を棒グラフにし、陽性者を二日スライドして折れ線グラフで重ねてみた。

こちらは、7月7日の記事で紹介した、5月1日から6月30日までのグラフ。

あの時点では、緊急事態宣言解除で二か月前に戻った、と表現した。
すでに、5月初旬の状態より悪化しているのは、明白。
東京都の状況が、ほぼ全国に反映していると言える。
PCR検査数は増えている。しかし、検査しただけ陽性者が増えている、ということ。
夜の繁華街中心に濃厚接触者への検査を増やしていることを、安心材料のように西村担当相も小池都知事も言ってきた。
しかし、それは、クラスター対策として当然やるべきことであり、これまでもやってきたことのはず。
検査しなければならない濃厚接触者が増えているという事実、そして、感染経路不明者が、明らかに増えていということが、大きな問題であり、市中感染が拡大しているのが、データから読み取れる。
東京都の特設サイトから、感染経路不明者(接触歴等不明者)の状況を確認。
東京都の特設サイト

増加比200%ということは、一週間前から倍になっているということ。
東京都が、4段階のもっとも危険なレベル、と言ったところで、具体策がないし休業補償の話もない。
また、東京都だけで自粛したって、解決になどならないのは自明。
朝日新聞の特設ページで、首都圏の陽性者数推移のグラフを見れば、明らか。
朝日新聞の特設ページ

神奈川、埼玉、千葉、それぞれカーブの上がり方の違いはあっても、第二の波が襲来しているのは明白だ。
少なくとも、首都圏が感染拡大のための統一行動を取るべきだが、それは国がリードするべきものだ。
やはり、緊急事態宣言を発すべきレベルであって、なにが、Go To キャンペーンなのだ。
データはよくない状態を表しています
