春風亭正太郎が、来春真打昇進で、九代目柳枝を襲名!
2020年 07月 01日
落語協会サイトの該当ニュース
2020年07月01日
令和3年 春 真打昇進決定
令和3年 春(3月下席より)
三遊亭粋歌(三遊亭歌る多門下)、柳亭市江(柳亭市馬門下)、柳家小太郎(柳家さん喬門下)、春風亭正太郎(春風亭正朝門下)、三遊亭めぐろ(三遊亭圓丈門下)
以上、5名が真打に昇進することが決定致しました。
全員、前座での楽屋入りが平成18(2006)年、二ツ目昇進が平成21(2009)年の同期。
毎日楽しみにしている立川談四楼のTwitterで知ったが、正太郎は昇進と同時に、数少ない残された大名跡、春風亭柳枝を襲名するとのこと。
立川談四楼Twitter
本人のブログでも、確認。
春風亭正太郎のブログ
お知らせ「真打昇進と九代目春風亭柳枝襲名の決定」
NEW!2020年07月01日(水)
テーマ:告知・ご案内
この度、落語協会理事会にて正太郎の来春3月下席より真打昇進並びに九代目春風亭柳枝の襲名が決定致しました。こちらのブログやTwitterの事務局アカウントにて従来通り出演情報に加え、昇進披露興行やその他昇進についての情報もお知らせ致します。今後とも宜しくお願い致します。
これは、嬉しいニュースだ。
昭和34(1959)年10月に、八代目が亡くなってから、62年ぶりの柳枝復活である。
本音のところは、一之輔に継いでもらいたかったのだが、もう難しかろう。
同じ八代目正蔵->柳朝の系統にある正太郎の襲名も、また良かろうと思う。
八代目柳枝の音源は、私の携帯音楽プレーヤーの定番。
12年前の今頃、このブログの、ちょうど10本目の記事で、柳枝のことを書いた。
2008年6月27日のブログ
ぎりぎり、八代目のことが忘却の彼方に去る前、知っている落語愛好家の皆さんがいる時期での九代目襲名で、良かったと思う。
もう詳しくは振り返らないが、師匠が謹慎中の苦労も、正太郎は糧としたのではなかろうか。
初代は初代談洲楼燕枝などを門下とし、柳派隆盛の礎を築いた人で、『子別れ』の作者としても知られる。
大きな名前ではあるが、正太郎なら、気おくれせず、自分なりの九代台目柳枝として成長してくれると思うし、そう期待したい。
広小路のとんかつ店『井泉』の方が落語協会ビルの場所を教えてくれた。
前座で正太郎とやらが出た。(トリは南喬)
ほめ☆く様がブログでうまいとほめていた、「そんなもんかな?」
柳枝とは重みのある名跡ですね。
柳は「遊行柳」など、能楽・謡曲の題材、
また、風を受け流す自然体の比喩でもあります。
世に出てほしいですねぇ。
襲名だけでも披露目ができる名跡ですね。
上手いと思いますし、スケールも大きい。「反対俥」などの派手な噺もいいですが、先代も十八番だった、「堪忍袋」で爆笑させる芸もあります。
良い襲名です。