東京都の迷走ー何のための指標だったのか。
2020年 06月 30日
ゆったりと朝を過ごしたいものだが、どうしても書いておきたいことがある。
昨日の記事で、追伸として掲載した東京都のモニタリング指標を、もう一度。
東京都の特設サイト

(1)(2)(3)がこの数値なら、間違いなく、危険な状態。
あらためて東京都は緊急事態としての施策を打つべきだ。
そのための指標だったはず。
しかし、小池都知事は、指標を見直す、なんてことを言っている。
TBSのニュースから。
TBSの該当ニュース
東京都では28日に緊急事態宣言の解除後、最も多い60人の感染が確認されました。東京都は、これまで休業要請などの目安としてきたモニタリング指標の見直しを進めていて、30日、方向性を示す方針です。
「このところの(感染者数の)高止まりを私も大変気にしております。(感染)経路が分からないという方は、そんなに多くはないんですけど、ただ(感染者の)絶対数はかなり増えていて」(小池百合子 東京都知事)
東京都では28日、緊急事態宣言の解除後では最も多い60人の感染が確認され、今月11日に「東京アラート」が解除されて以降、感染者は増加傾向にあります。
都はこれまで「週平均で1日の感染者数が50人以上」などの7つのモニタリング指標をもとに、休業要請を再度行うなどしてきましたが、現在、この指標の見直しを進めています。
「モニタリング指標について専門の先生方から、ご意見を伺いながら、明日は方向性を示させていただくという形になるかと思います」(小池百合子 東京都知事)
都は29日午前11時から専門家を交えた非公式の会議を開催していて、30日、新たな指標の方向性を示す方針です。
都の幹部は、「今後は1日の感染者数よりも医療体制を重視する」としています。
今月中旬から、新たな指標の検討に入る、それは、第二波に備えるためで、ゼロベースから検討が必要、という情報が発信されてはいた。
では、これまでの指標はいったい何だったのか。
今日示されるという「方向性」は、感染者数が増えても、医療体制は大丈夫なら、自粛要請などを元に戻しはしないのだろうと察する。
重症患者数が100人未満、入院患者数が1000人未満なら大丈夫、とでも言うのだろうか。
経済優先のために、指標、言い換えれば「基準」を作り変える。
危険な数値を基準から外し、まだ余裕のある指標を基準にするのか。
それは、敗戦を終戦、空母を多機能護衛艦、ミサイル基地への攻撃は専守防衛の一環、などと同じような誤魔化としか思えない。
指標は、たしかに一つのデータ、あるいは情報であり、それを元に判断するのは、あくまで人間だ。
危険を告げる指標を冷静に判断し、まだまだ感染拡大が心配な夜の街やカラオケ店などに、補償とセットで休業を要請することこそが、国民の経済と生命の安全のために必要な時だと思う。
そういう決断と行動ができる人が、次の日曜日に都知事に選ばれることを願う。
