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噺の話

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NHK新人落語大賞の結果について。

 昨日の放送は、事前に書いたように、見ていない。

 大賞が桂華紋だったことは、ネットのニュースでも知ったし、放送後の出場した噺家さんのツィッターなどでも確認した。

 また、放送をみない、と書いた記事に、今年九月繁盛亭をご一緒した山茶花さんからいただいたコメントが、上方落語に精通した落語愛好家の方の適切な感想なのだと思う。華紋のみ際立っていて、あとはほぼ横並びだったとのこと。

 それは、採点結果を見ても想像がつく。
 実は、ハッシュタグ「NHK新人落語大賞」のツイッターに、ご親切に各出場者のネタと各審査員の採点結果を掲載している方がいらっしゃったのだ。
「♯NHK新人落語大賞」ツイッター

 そうか、華紋に一人だけ10点満点をつけなかったのは、予想通りあの人だったか。
 志ん吉のネタ、『親子酒』だったか・・・・・・。


 さて、現在のように落語と漫才を分けて実施してからの大賞受賞者である。

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        西             東
1994年                桂平治(→桂文治)
1995年                柳家三太楼(→三遊亭遊雀)
1996年                古今亭志ん次(→志ん馬)
1997年  桂宗助
1998年                柳家喬太郎
1999年  桂都んぼ(→米紫)
2000年                林家彦いち
2001年  桂三若
2002年                古今亭菊之丞
2003年                古今亭菊朗(→菊志ん)
2004年  桂かい枝
2005年                立川志ら乃
2006年  笑福亭風喬
2007年  桂米吉(→よね吉)
2008年                三遊亭王楽
2009年                古今亭菊六(→文菊)
2010年                春風亭一之輔
2011年  桂まん我
2012年                桂宮治
2013年                鈴々舎馬るこ
2014年                春風亭朝也(→三朝)
2015年  桂佐ん吉
2016年  桂雀太
2017年                 三遊亭歌太郎
2018年  桂三度
2019年  桂華紋
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 2016年東京開催で雀太、2017年関西開催で歌太郎、2018年東京開催で三度、と続いた、今年のMLBワールドシリーズのような外弁慶シリーズは途切れた。

 それにしても、ここ五年で、上方が四勝。
 2012年から東京が三連勝した時、上方は大丈夫か、などと思ったたが、なんのなんの。

 2010年、一之輔受賞以降は、ちょうど五勝づつとなった。

 九月に初めて繁盛亭に行くことができたが、その際無料でいただいた「よせぴっ」という、東京かわら版の簡易上方バージョンを見て、いろんな場所で若手が落語会を開催していることを知り、上方の若手のバイタリティを感じたが、なるほど、入門九年で、四人が満点という逸材が出てくるのも、むべなるかな。

 東京の若手も、良い刺激として頑張ってもらいたい。

 とはいえ、NHKの予選非公開は、やはり問題だなぁ。

 いただいたコメントでは、いろんな番組で動員されているゲラ子さんを会場によんで、その笑いの多さが予選突破につながるとのこと。
 それは落語本来の評価とは言えない。笑いの多さは、あくまで一つの指標。

 何度も書いてきたが、公開性とし、お客さんも審査に参加できるよう、ぜひ改善を望む。

Commented by 山茶花 at 2019-11-05 20:00 x
華紋さん、トップバッターだったので「不利だろうな」と思いながら見ていました。そして「ふぐ鍋」は、吉朝さんの得意ネタで吉朝さんで一番多く聞いていましたし、お弟子さんの吉弥さん、吉坊さん等で聞いているので、私自身も耳が肥えてしまっています。

しかし聞いているうちに華紋さんの話術に引き込まれていきました。美味しそうな鍋が思い浮かんできた程。文珍さんが「これだけ出来たら、今後伸びないよ」という冗談を言った程。それ程隙のない噺だと私には思えました。

個人的には何度か見た女性の露の紫さんを応援していましたが、新作では厳しそうだなと。あまりに華紋さんが上手かった。

審査員の点数を見ていた時「もしかしたら満点か」と思える程でした。昨年の三度の大賞には首を傾げたのですが、今回は納得。

五代文枝一門系の華紋さん、今後が楽しみです。
Commented by kogotokoubei at 2019-11-05 21:43
>山茶花さんへ

そうでしたか。
五代目文枝の孫弟子ですね。
12月8日に、出場者が一人をのぞき東京(中野)で集合する会があるようですが、テニスの合宿なので、行くのは難しい。
将来、ぜひ華紋の高座にも出会いたいものです。

露の紫、私も期待していたのですが、新作でしたか。
その挑戦する精神は、えらい。

繁盛亭に行ったのが、もう二か月前なんですね。

ぜひ、また行きたいと思います。
Commented by at 2019-11-07 06:40 x
ここ5年間は殆ど上方が制してるんですね。東京落語四団体の奮起に期待します。
こはるが達者なのは夙に有名ですが、今後も精進を続け、いつかは大賞を獲得して欲しいもんです。
「あの二ツ目はもう出ないのか、それとも出たんだけど?」このもどかしさこそ予選を見せない弊害ですね。
Commented by kogotokoubei at 2019-11-07 08:59
>福さんへ

おっしゃる通りです。
予選参加人数は発表されますが、個人名は明らかにされないので、そういうストレスもあるんですよね。
小辰、わん丈などはどうだったのか。
本戦、今年は、結構公平だったようですが、審査員も、東京・上方、あるいは一門へ贔屓の採点が目立ち、興醒めすることが多い。
つまらない番組で視聴者参加なんてこともありますが、いっそ、視聴者の採点も参考にしてみてもおもしろいでしょう。
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by kogotokoubei | 2019-11-05 12:57 | テレビの落語 | Comments(4)

落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。


by 小言幸兵衛