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噺の話

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山遊亭金太郎、一度だけ聴けた口上と高座。

 落語芸術協会のサイトで、山遊亭金太郎の訃報に接した。
 *拙ブログの常で、師匠などの敬称は略します。

 一部、引用したい。
落語芸術協会サイトの該当記事

陸上自衛隊除隊後、東京で上方噺に取り組み「小南落語」として知られる二代目桂小南に入門、稽古の鬼と称される師匠のもとで修業を重ね、真打昇進の際、師匠の前名である「山遊亭金太郎」を襲名。以降小南落語の継承の要となりました。
明るい口跡で幅広い演目を口演する当協会で欠かすことのできないベテラン演者でした。先輩・後輩からも愛され、慕われ、役員として協会のまとめ役にも尽力しました。
平成27年より公益社団法人落語芸術協会 監事就任。本年6月より理事就任。

当協会の俳壇「駄句だく会」で番頭を務め、当協会きっての俳人でもありました。
また元自衛官という事で、東日本大震災の際には予備自衛官としても復興支援にも従事。

昨年8月骨髄異形性症候群病を患い以来闘病中でしたが、本年2月親族からの骨髄移植を受け、病院内で患者向けに落語会を開くなど順調に回復したのですが、6月急性骨髄性白血病を発症。このたび帰らぬ人となりました。
これからの円熟期を前にした訃報が悔やまれてなりません。

 落語協会とは好対照な、心のこもった訃報だ。

 昭和31年6月生まれなので、私より年下じゃないか・・・・・・。


 一度だけ、高座に接している。

 二年前の末広亭での三代目桂小南襲名披露興行だった。
2017年10月1日のブログ

 口上が印象に残っている。

 自分のブログだが、引用したい。

<後ろ幕は、落語芸術協会から、岩槻の須賀食品寄贈に替わった。
 下手から、遊之介、遊吉、金太郎、小南、南なん、歌春、小遊三の六人。
 印象に残る内容は、まず、兄弟子の金太郎。師匠は三代目三遊亭金馬を師匠に東京落語を百席以上覚えてからすべて捨て去って上方落語を学び直した人で、「東京でも大阪でもない、場所で言うなら、静岡落語」と称していたが、独自の小南落語と評された。三代目小南は春日部出身、東京との間、自分独自の北千住落語を目指して欲しい、と笑いも意図したネタだったのだろうが、客席はまともに聞いていたなぁ。トースターにまつわる逸話も紹介されたが、その犯人のためにも割愛。


 兄弟子南なん、金太郎の、三代目小南への思いやりに満ちた口上だったように記憶している。

 金太郎の高座は、膝前。協会の枠を超えた兄弟出演で、二楽が膝代わりを務める前の出番。難しい役割だが、短いながらしっかり『たらちね』をまとめていた。

 
 もっと早くに金太郎の高座に接したかったなぁ。

 合掌
 
Commented by saheizi-inokori at 2019-09-19 13:58
聴き損じたかな、冥福を祈ります。
Commented by kogotokoubei at 2019-09-19 14:27
>佐平次さんへ

ロマンスグレーで、金じゃなくて、銀太郎かな、なんて記事で書いていました。
芸協の寄席も少なからず通っていますが、たった一度の縁でした。
芸協の寄席、近いうちに行くつもりです。
Commented by at 2019-09-23 06:48 x
初めて「浅草演芸ホール」に行ったとき、偶然、芸協の芝居、語っていたのが金太郎でした。
落語家は小柄で丸顔のおじいさんという先見的イメージのある私は、その立派な体育会系の風貌に驚きましたが、自衛隊出身と教えていただいて納得しました。
寄席のイキフンに呑まれてしまい、演目は失念しましたが、噺は正統派で上手かった記憶があります。
若いのに残念ですね。
Commented by kogotokoubei at 2019-09-23 08:42
>福さんへ

小南落語の継承者、と評される人、もっと聴いておくべきでした。
残念です。
Commented by ぱたぱた at 2019-09-26 08:11 x
私が金太郎を聴いたのは、一昨年の国立演芸場での3代目小南襲名興行と昨年4月の浅草夜の部で膝前での看板の一でした。芸協で古典を本寸法に演じるいい味をもった噺家さんでした。ナイツの漫才でお笑い芸人のキンタローの話からなる噺家の金太郎の話題になるネタが好きでした。いつだったか、金太郎を励ます会をお江戸日本橋亭で芸協の噺家さんが主催していたようですが、そのかいもなく旅立たれてしまいました。もっと聴いておきたかったです。
Commented by kogotokoubei at 2019-09-26 08:55
>ぱたぱたさんへ

そうでしたか。ナイツの漫才ネタにもなっているんですね。
三代目小南は、その声も含め個性的で、必ずしも師匠の芸風と似ているとは言えない。また、南なんも、見た目も含めて師匠とは違う味。
そんなことを考えると金太郎の存在は大きかった、もっと聴くんだったと悔やみます。
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by kogotokoubei | 2019-09-19 12:54 | 落語家 | Comments(6)

落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。


by 小言幸兵衛