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噺の話

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9月21日から、両協会で真打昇進披露興行開始!

 来週土曜、9月21日から、鈴本では落語協会の四人、新宿末広亭では芸協、柳亭小痴楽の単独での真打昇進披露興行が始まる。

 東京新聞に記事が掲載されていたので、引用したい。
東京新聞の該当記事

 ちなみに、記事のお題は 
  “落後せず…目指せ「大看板」 落語「真打ち」昇進披露の秋”

 まず、芸協の方から。

▽同世代の感覚を

 「寄席で毎日トリをとるのが夢だった。うれしい」と喜ぶのは、二十一日に真打ち昇進の柳亭小痴楽(りゅうていこちらく)。トリは最後に登場する真打ちで、人気、実力の証し。落語芸術協会(春風亭昇太会長)では十五年ぶりの単独昇進で、都内六つの寄席の披露興行で計四十二日間トリを務める。

 十六歳で落語界に入り、「前座」「二つ目」と十四年間の修業を経て真打ちに。「粗相が多く最初の師匠からは破門」(本人)に。現在の師匠楽輔(らくすけ)は「その後、精進を重ねた。芸が好きなんだな」。

 やんちゃなキャラ、歯切れのいい口調で古典の「大工調べ」などを聴かせる。同じ協会の若手と「成金(なりきん)」というユニットを組み引っ張ってきた。

 この後、父が五代目柳亭痴楽で、六代目襲名を目指す、と書かれている。

 現在の師匠、柳亭楽輔が、五代目痴楽の弟弟子で、痴楽が亡くなった後のブログで、小痴楽に六代目痴楽を継がせてあげれば、兄弟子も喜ぶだろう、と書いている。

 まずは真打。そして、周囲も認める状況での六代目襲名、という順番か。

 父が亡くなって、9月7日でちょうど十年経った。
 十三回忌が、一つの節目と察する。

 それにしても、末広亭のサイトの披露目の案内に、楽輔の名がないのが、気になる。
 口上だけの参加なのか・・・・・・。


 続いて、東京新聞の記事、落語協会の四人について。
 
▽独特のキャラで

 落語協会(柳亭市馬会長)の新真打ちは四人。二十一日から五つの寄席で披露興行を五十日間開催。トリは日替わりだ。

 〇三~〇四年の入門者たちでくせ者ぞろい。

 柳家さん生の弟子わさびは自ら落語も創作、どこか頼りないとぼけたキャラクターで人気。「サンショウ(さん生)に、わさび。名前を変えない方がいいというお声も一部にあり、そのままで」

 他の三人は昇進を機に改名。柳家さん喬の弟子で、喬の字改め五代目小志んは「四代目はこま回しの方が名乗っていた」名前。介護のケアマネジャーから転身、陽気な落語に取り組む。

 初音家左橋(はつねやさきょう)の弟子で、左吉改め古今亭ぎん志は「将棋の銀と志ん生師匠の『志』からです」。理学療法士から転身、ロック好きでリーゼントの髪が印象的だ。

 柳家権太楼(ごんたろう)の弟子で、ほたる改め権之助は師匠の「権」と大好きな「THE ALFEE」の坂崎幸之助を組み合わせた名前。独特のキャラで「誰が見ても外れない落語家になりたい」。

 昨年師走恒例の末広亭での権太楼・さん喬の二人会で、ほたると喬の字が師匠の前に高座にあがったが、権太楼は「あの二人はいらなかった。あとで小言です」と言って、小痴楽と松之丞がいる芸協が羨ましい、とこぼしていたことを佐平次さんのブログで知った。

 NHKの新人落語大賞で小痴楽が出場した時、権太楼は、おざなりな批評ではなく、親身に芸についてのアドバイスをしていたことを思い出す。それだけ、認めているのだ。
 
 新聞の記事、この後に市馬会長の言葉があるが、割愛。

 この記事では、立川談四楼の弟子三四楼が、“わんだ”と改名して十月に真打に昇進することも案内されている。不思議な感動「センス・オブ・ワンダー」が名前の由来とのこと。一度国立で聴いているが、たしかに、不思議な落語だった。


 二つの協会の披露目のスケジュールも、引用しよう。

【落語協会】上野・鈴本演芸場=21~30日▽新宿末広亭=10月1~10日▽浅草演芸ホール=同11~20日▽池袋演芸場=同21~30日▽半蔵門・国立演芸場=11月1~10日。

【落語芸術協会】新宿末広亭=9月21~30日▽浅草演芸ホール=10月1~10日▽池袋演芸場=同11~20日▽国立演芸場=11月11~20日▽お江戸日本橋亭=10月24日▽お江戸上野広小路亭=11月5日

 補足すると、落語協会の方は、鈴本と末広亭が夜、その他は昼。

 芸協は、末広亭と池袋、お江戸日本橋亭が夜、浅草と国立が昼だが、国立の11月15日(金)のみ夜もある。
 また、11月21日には、大須演芸場でも開催。

 最初の九月下席のうちに、なんとか小痴楽の披露目には行こうと思っている。

 落語協会の方は、都合が合えば、池袋か国立で、わざびの主任の時に行こうかと思う。

 この記事のお題の「落後せず」は、落語家人数が多くなって競争が激しくなっていることからの洒落だろうが、目指せ「大看板」は、少しハードルが高すぎるように思う。
 
 その言葉が当てはまるのは、せいぜい、小痴楽だけではなかろうか。あくまで、私見。
 本来の真打の姿、寄席でトリをとれるようになることを、まずは目指してもらいましょう。

 そうそう。鈴本の十月中席の夜の部で、昨年真打に昇進したばかりの柳家小平太、前名さん若が主任となっていて、驚いた。昼の部は、一之輔だよ。
 小平太は、同期の勧之助が主任を務めた六月下席の楽日に池袋で聴いたが、口惜しい思いを素直に表に出していた。良かったね、今度は君が主任で。

 ということで(?)、真打昇進の皆さん、まずは、来年以降のトリを目指してがんばってください!

Commented by at 2019-09-16 07:15 x
三四郎、風貌は運動部系ですが、たしかに不思議な落語をします。
かつてはブラックの弟子だったからかもしれません。
そうか、わさびは山椒(さん生)の縁語でしたか!独特の脱力感の行方が気になります。
Commented by kogotokoubei at 2019-09-16 08:37
>福さんへ

三四郎は、談四楼に救われた、ということですね。
わさびは、映画『落語物語』での演技が印象的でした。
あの映画も師匠役があの人なので、テレビでの放送はないでしょうね。
残念です。
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by kogotokoubei | 2019-09-13 19:18 | 真打 | Comments(2)

落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。


by 小言幸兵衛