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2019年6月、北海道への帰省(5)

 一昨日、「北舟岡駅」への旅(?)や中学の同級生との懐かしい再会などから一夜明けて、昨日26日。

 父が病院を予約していたとのことで、約束の8時20分に、介護士の方がお迎え。

 車椅子のまま乗れるワゴン車で母と病院へ。

 私は、留守番しながら、ブログを書いていた。

 とはいえ、一時間もすると、二人は戻ってきた。

 父は、97歳ともなれば、体調万全というわけにはいかない。
 心臓の力が弱ってきてはおり、両足にむくみが出ている。
 利尿剤を処方されている。
 また、高血圧の薬も。

 一週間前の血液検査の結果が出たようで、私も見せてもらった。
 血圧はそれほど気にしなくて良さそうだが、いわゆる「心臓ホルモン」の価は高い。
 なるほど、足が腫れているはずだ。

 近くの薬局で母が薬をもらってきた。

 前回、四週間分出ていたのに、利尿剤は一週間分近く薬が残っていて、母が父に怒っていた。
 
 父は、頻尿になり、飲むのが嫌だったらしい。

 「飲まなきゃ、足のむくみがとれないでしょ!」と、母。

 まぁ、口喧嘩しているうちが、花か^^

 さて、遅い朝食後、日課のように散策。

 実家から10分ほど歩くと、私が通った、西小学校。
 大改築されており、まったく昔の面影がない。
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 なぜか、グラウンドに車がたくさん停めてある。

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 駐車場だけでは足らない、ということか。

 グラウンドからは、有珠山が望める。

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 帰り道、百円ショップで、薬の小分けケース(ピルケース)を買って帰宅。
 
 父が袋から出して飲んでいたので、思いついた次第。
 大きなケースに曜日別、朝・昼・夜別に分けていれるよう言った。

 さっそく、母が分けていれてあげていた。
 
 お茶を飲みながら、四方山ばなし。

 そろそろ、帰る時間だ。

 帰宅のために、バッグにいろいろと詰める。
 母が、あれもこれも持たせようとするのを押しとどめたものの、お土産などで、ズッシリと重くなった。パソコンもあるからね。

 ということで、タクシーを呼んで駅へ。

 出なくていいと言うのに、玄関先まで二人が見送りに出る。
 車椅子の父、そのハンドルを後ろで持つ母に別れを告げ、タクシーで駅へ。

 これが、伊達紋別駅。
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 駅舎に入ると、いろんなポスターがある中に、「大人の休日倶楽部」もあった。
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 なるほど、五日間で新幹線も含め乗り放題で、26,000円とは、安い。

 来年は、これで来ようか、なんて思っていた^^

 ホームに出ると、大きな兜、そして「北の湘南」!
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 ホームの壁に、こんな案内も。
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「ユネスコ世界ジオパーク 洞爺湖有珠山ジオパーク」のサイト


 文科省サイトに、「ユネスコ世界ジオパーク」について、解説が載っている。
文科省サイトの該当ページ

ユネスコ世界ジオパークの概要

「ユネスコ世界ジオパーク」は、地層、岩石、地形、火山、断層など、地質学的な遺産を保護し、研究に活用するとともに、自然と人間とのかかわりを理解する場所として整備し、科学教育や防災教育の場とするほか、新たな観光資源として地域の振興に生かすことを目的とした事業です。ユネスコの国際地質科学ジオパーク計画(IGGP)の一事業として実施されています。
現在、世界で35か国・127のユネスコ世界ジオパークが認定されており(2017年8月現在)、 日本からは、8地域(洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島、山陰海岸、室戸、隠岐、阿蘇、アポイ岳)が認定されています。


 「世界遺産」については、よく話題になるが、ジオパークって、あまり世の中に知られていないように思うなぁ。

 駅名の由来も、駅長さんの名で説明されていた。
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 「紋別」がアイヌ語で「西にあるところの子川」なんだねぇ。

 昨日、北舟岡駅から見たのと同じ、15:02発の臨時特急北斗がホームに入って来た。
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 この北斗、待避のためなのだろう、なんと北舟岡に止まるのであ。

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 遠くに見えるのは、駒ケ岳だ。


 しばらく、ウトウトしていると、車内放送で、樽前山が左に見えるとのこと。

 空いている左の席に移動して撮ったのが、これ。
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 なんという、ピンボケ^^

 この山は、不思議な形をしている。

 Wikipedia「樽前山」から、支笏湖から見た様子を拝借。
Wikipedia「樽前山」
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 不思議な形の理由は、溶岩ドームだが、Wikipediaで、こう説明されている。
1909年(明治42年)の噴火で、山頂には溶岩ドームが形成された。樽前山熔岩円頂丘として、北海道指定文化財の天然記念物に指定されている。この溶岩ドームは比較的大きい上に、山体とは異なった色(黒色)をしているために目立ち、樽前山を特徴づけている。

 この山は、苫小牧と千歳にまたがっている。

 ということは、空港に近づいているということ。

 南千歳駅で下りて乗り換え、空港へ。

 自動発券機でチケットを入手し、いろいろお土産の追加。

 重いバッグをかつぎ、三階の食堂街へ行く。
 やはり、ラーメンだなぁと「ラーメン道場」に行くと、空調工事のため、本来十軒あるラーメン屋さんが、二軒だけ開店。
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 弟子屈は、着いた日に食べたから、どうしても、雪あかりになるなぁ。

 両方の店の前には、結構な列。

 しばらく待ってから、席を確保。

 これが、雪あかりの暖簾。
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 これが、864円の味噌ラーメン
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 ほぼ同じタイミングで隣に座った人が、味噌バターコーン、を頼んでいた。
 周りには、同じ注文をする人も多かった。

 私は、好みもあるが、味噌ラーメンに、バターやコーンを加えて食べるのは、味噌ラーメン道として、邪道だと思っている^^


 だから、着いた日の弟子屈も、シンプルに、味噌ラーメンだった。
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 この二つ、なかなかいい勝負だ。

 雪あかりの麺は、札幌のラーメンといえば、の西山製麺。
 弟子屈は、さがみ屋製麺の特注。
 私の好みは、西山に軍配。

 味噌は、弟子屈が、雪あかりより濃厚。とはいえ、辛すぎず、甘すぎない。
 味噌は、弟子屈。
 でもさっぱり系が好きなら、雪あかりも悪くない。

 チャーシュウは、雪あかりの薄切りより、弟子屈のブロックが美味かった。

 好みの理想的な配合なら、味噌とチャーシュウは弟子屈、麺は雪あかりか^^


 なんて思いながら、そろそろという時間になり、出発ロビーへ。

 6時予定が、若干遅れたものの、無事羽田到着。
 バスで家の近くの駅まで一時間ほどで着いて、電車で帰宅したのが、ほぼ九時。
 実家に無事帰宅の電話。

 荷物をほどき、待っていた二匹にも、土産の牧家のチーズを少しあげながら、連れ合いと飲んだビールは、これはこれで美味かった。
 ホタテの燻製も、思ったより、いけた。

 三泊四日の帰省は、やはり帰るならこの時期だなぁ、ということを認識させた。
 四日間、ほとんど晴れの「北の湘南」だった。
 とはいえ、母に言わせると帰る前日の土曜は、雨も降って寒かったとのこと。

 それほど、普段の行いが良いわけではないから、これも、両親のおかげなのだろう。
 今思うと、毎日よく歩いたなぁ。
 万歩計は持っていないが、特に25日の実家から北舟岡の往復は7km越えていたからねぇ。


 これにて、2019年6月の帰省の記事は、お開き。
 旅の記録にお付き合いいただいた皆さん、ありがとうございます。

Commented by saheizi-inokori at 2019-06-27 22:21
両親がいて田舎があって友達がいて、絵に描いたような帰省でしたね。
ラーメンをひさしぶりに食いたくなりました。
Commented by kogotokoubei at 2019-06-28 08:23
>佐平次さんへ

ありがたいことです。
帰宅して、日常のいろいろに戻ると、なおさら得難い時間と空間であったと思います。
佐平次さんのように、フラーッと旅の原点のような気軽さでは行けませんがね^^
Commented by 彗風月 at 2019-06-28 10:26 x
東京がふるさとのワタクシには帰省というものに憧れがあります。小学校のころ、夏休みに友達がこぞって「いなかのおじいちゃん、おばあちゃんちに行った」と言って真っ黒になって帰ってくるのが羨ましかったなー。
Commented by kogotokoubei at 2019-06-29 08:06
>彗風月さんへ

そうでしたか。
帰省し始めたのは、つい数年前からです。
それまでは、なかなか親孝行はできませんでしたから、罪ほろぼしのつもりです。
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by kogotokoubei | 2019-06-27 21:36 | 小さな旅ー2019年6月、北海道への帰省 | Trackback | Comments(4)

あっちに行ったりこっちに来たり、いろんなことを書きなぐっております。


by 小言幸兵衛