旧暦1月15日、小正月に思うこと。
2019年 02月 18日
月が、綺麗だ。
満月が近い。
月齢満月は20日。今年最大の月、とのこと。
明日は、旧暦1月15日。
小正月。
その年の最初の満月を祝う日でもある。
また、明後日2月20日、金子兜太さんの一周忌。
昨年、訃報に接し、短い記事を書いた。
2018年2月21日のブログ
小正月には、左義長(さぎちょう、三毬杖)と言われる火祭りの行事が、今も、新暦ではあるが、行われる地域がある。
地方により、どんど焼、どんと祭り、歳の神、墨塗り、ぐろ、かんがり、などさまざまな呼び方がある。
四年前の旧暦1月15日に、小正月について記事にしていた。
2015年3月5日のブログ
その記事では、韓国では、旧暦で小正月を祝っており、豊作と新年の祈願をするタルジプテウギ(わらや薪の山を燃やす行事)があることを、紹介した。
現在の日韓のぎくしゃくした関係を思うと、日本が新暦一辺倒になり、アジア各国と同じ暦で祭事を祝わなくなったことも、心情的な隙間を作る要因の一つと思えてならない。
昨年の記事でも紹介したが、金子兜太さんの、この句をあらためて噛みしめたい。
左義長や 武器という武器 焼いてしまえ
「武器輸出三原則」を、今の政府は緩和した。
とんでもないことだ。
金子兜太さんの句には、多くの国民の反戦の思いが凝縮されていると思う。
平和のための条約締結を拒否し、国境に壁などを作ろうとしているアメリカの男、そして、そんな男をノーベル平和賞に推薦するような男に、この句を突きつけたい。