日本サッカー協会の、お粗末ぶりに思うこと。
2018年 04月 10日
あらためて、日本サッカー協会という組織のお粗末ぶりに呆れている。
滅多にサッカーのことで記事は書いていないが、三年近く前、アギーレ監督解任の際にも、日本サッカー協会の問題について書いた。
2015年6月18日のブログ
その記事でも書いたことだが、ブラジルでの男子W杯、ザッケローニ・ジャパンの予選リーグ敗退が決まるや否や、日本サッカー協会はアギーレ監督体制づくりに動いた。
結果、アギーレは八百長事件に巻き込まれて辞職することとなった。
これを称して、「アギーレ帰った」と言う(^^)
そして、その後に選ばれたのが、ハリルホジッチ監督だ。
今につながる監督問題の根っこは、明らかにアギーレを選んだ時にある。
日本サッカー協会のお粗末な履歴を整理すると、こうなるのではないか。
(お粗末1)八百長疑惑のあったアギーレを、拙速に監督にしたお粗末
(お粗末2)結局、アギーレを解任することになったのに、協会の幹部は、
誰ひとり、任命責任を負わなかったお粗末
(お粗末3)アギーレ選定と同じ顔触れで後任監督探しを行ったお粗末
(お粗末4)W杯出場を決めたハリルホジッチ監督を、協会として管理、および
支援できなかったお粗末
(お粗末5)W杯二か月前という時期になって、ハリルホジッチを解任したお粗末
現在、アギーレは実刑判決の可能性が高くなっている。
当時から八百長疑惑があったアギーレを監督に推した中心人物は、当時の原博実専務理事と霜田正浩技術委員長である。
そして、この二人が、ハリルホジッチの監督就任にも中心となって動いていた。
なぜ、アギーレの後任探しを、早い話が失敗した、人を見る眼がなかった同じメンバーに任せたのか、当時の大仁会長の責任も小さくはない。
もちろん、協会理事や副会長を歴任してきた現田嶋会長の責任も問われるべきだろう。
そして、遅ればせながら、その後に原、霜田の二人は協会人事で降格されたので、結果として、ハリルホジッチを助ける役割の幹部がいなくなったということも、今回の解任にはつながっているのだろう。
しかし、ハリルを解任するなら、昨年12月に東アジアE-1選手権で韓国に1-4で惨敗した時に、判断すべきだった。
今回もヨーロッパでの惨敗から解任までに、時間を空けすぎている。
あのテストマッチの結果で解任もありえる、と考えていたのなら、敗戦から間髪を入れずに決めて発表すべきだった。
とはいえ、それにしても本大会の直前であるのには変わりがない。
ここまできたら、ハリルと心中する覚悟が必要だったろうに。
練習試合でみじめな試合をしたら、それを反省し、協会はハリルと徹底的に話し合いを行い、また、選手との関係を良好にする努力を行いW杯に臨むべきだったのではないか。
後任の西野監督は、同世代でもあり応援したいのだが、あまりにも準備期間が短短すぎる。
なお、西野については、1996年アトランタオリンピックのブラジル戦、いわゆるマイアミの奇跡ばかりが取り上げられるが、結果として予選リーグは突破できなかった事実についても、メディアは伝えるべきだろう。
さて、予選リーグの相手は、結構強敵揃いである。
ロシアW杯こそ、奇跡を願うしかなさそうだ。
オープン戦で酷評を受けていた大谷が、開幕とともに衝撃デビューした。
エンゼルスの監督は、その覚悟があったというべきでしょう。
ソーシア監督はオープン戦で結果が出なかった大谷の開幕ロースター入りについて、「私たちは違うレンズで彼を見ている。皆さんは打率や防御率を見ているが、僕としてはプロセスがすごい重要」と話したという言葉が印象的でした。
アギーレに決める時から、協会には戦略性もなければ、任命した監督への信頼もなかった。
日本のサッカーの強みや弱みについて客観的に分析する力もありそうに思えません。
私なら、最初から元女子代表監督の佐々木氏が良いと思ったのですがね。
世界一の経験があるし、戦術眼も優れていると思います。
なにより、あれだけ女性をうまく管理したのですから、まだ男の方が楽でしょう^^
結局、日本相撲協会と同じような構造ということなのでしょうか?
相撲協会は、良くも悪くも八角親方のリーダーシップがあるように思います。
個人的には、好きとは言えませんが。
サッカー協会は、大仁前会長、そして、田嶋現会長も、リーダーとしての資質に疑問を抱きます。
そのへんは、少し違うかな、と思います。
