「THE MANZAI」でのウーマンラッシュアワーの漫才に、拍手!
2017年 12月 18日
日頃はバラエティ番組はほとんど見ないが、かつて芸達者の見事な漫才を見たことのある番組名に、少し魅かれてしまった。
その中の、ウーマンラッシュアワーのネタには、正直、驚きもしたし、共感した。
ハフィントンポストが記事にしていたので、引用する。
ハフィントンポストの該当記事
ウーマンラッシュアワー、THE MANZAIで沖縄米軍基地ネタ「面倒くさいことは見て見ぬふりをする」
「福井の小さい地域に原発が4基ある」などと風刺
2017年12月18日 08時11分 JST | 更新 1時間前
お笑いコンビの「ウーマンラッシュアワー」が、全国ネットのテレビ番組で、過激な漫才ネタを披露したと話題だ。
2人は12月17日、フジテレビ系の「THE MANZAI」に出演。北朝鮮ミサイル問題や沖縄の米軍基地問題、日米安保など、2017年の政治情勢を笑いで風刺した。
「福井の小さい地域に原発が4基ある」
まずネタになったのが、村本大輔が出身だという福井県おおい町だ。
「大飯原発があるおおい町です。原発のあるおおい町です。おおい町の隣は高浜町、高浜原発。その隣は美浜町、美浜原発。その隣は敦賀のもんじゅ。小さい地域に原発が4基あるんです」
と、村本は一気にまくし立てた。さらに、おおい町では午後7時になると店が閉まるところが多く「町が真っ暗になる」と説明。
「これだけは言わせて下さい、電気はどこへゆく!」
などと訴えた。
「本当の危機は、国民の意識の低さ」
しかしこれだけでは終わらない。ネタは10月の衆院選惨敗で「希望の党」の代表を辞任した小池百合子都知や、オリンピックに向けて新国立競技場には大金が投入されている一方で、東日本大震災や熊本地震の被災者の数万人が、未だに仮設住宅で暮らしていることなどまでに広がった。
沖縄の米軍基地問題を東京オリンピックと比較して「楽しいことは日本全体のことにして、面倒くさいことは見て見ぬふりをする」とか、アメリカにとって日本は、ミサイルや戦闘機などを買ってくれる「都合のいい国」になっているなどと批判した。
2人はこれらのニュースよりも、議員や有名人の暴言・不倫がニュースに取り上げられる機会のほうが大きいと指摘。その理由を「数字(視聴率)がとれるから」「それを見たい人がたくさんいるから」などとした上で、「本当の危機は、原発問題よりも、基地問題よりも、国民の意識の低さ」などとバッサリ斬った。
「圧巻」「ネタとしては...」様々な声上がる
このネタに対し、Twitterなどには「圧巻だった」「村本という人の覚悟、それを受けての相方の人の覚悟が神々しかった」「ネタとして面白くない」「正論言ってくれてすっきりする 笑いにできるって凄いと思う」など、さまざまな意見が投稿されている。
ネットからの反応に対し村本は、「漫才とか漫才じゃないとか風刺とか風刺じゃないとか時事とか時事じゃないとかどうでもいい」とTwitterに投稿。「言いたいことを言いたいだけ。様々な価値観を押し付けられて、息苦しい世の中、マイクの前だけが呼吸させてくれる」などとコメントした。
この漫才には、最近はほとんど見るこのできない、かつて漫才や落語に存在した体制批判の精神が、明白に見受けられた。
舞台下手の村本大輔の切れのいい早口に、上手の相方、中川パラダイスもリズミカルに反応し、しゃべくり漫才の技量としても、決して低くはない。
村本の地元おおい町を含め、福井県にある原発の電気は、関西地区に供給されている。
地元には、原発の電気は供給されず、立地地域への「迷惑料」が支給される。
その金で、がんじがらめになっているのが、おおいや美浜を含む原発立地地域の実態だ。
かっての電源三法交付金の仕組みが、2003年10月1日に法改正されて一つにまとめられた電源立地地域対策交付金となり、この原発立地地域への「迷惑料」が地元にとっては「麻薬」となっていることを、忘れてはならないだろう。
彼らは、熊本地震での被災者、東日本大震災での被災者で、いまだ仮設住宅暮らしである人数を、掛け合いの中で明らかにした。
彼らが主張するように、新国立競技場に1500億円もかけて、オリンピックをするどころではないはずだ。
兄弟ブログ「幸兵衛の小言」で先日書いたことだが、「ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)」がノーベル平和賞を受賞するにあたっては、サーロー節子さんはじめ、高齢の日本人の被爆者の方々の生命をかける支援が大きく寄与した。日本のメディアは、NHKをはじめ、受賞式でのサーロー節子さんの感動的なスピーチを放送しなかった。
「幸兵衛の小言」の該当記事
政府に「忖度」しているのだ。
「ICAN」がノーベル平和賞を受賞するにあたっては、サーロー節子さんはじめ、高齢の日本人の被爆者の方々の生命をかける支援が大きく寄与した。
受賞式やサーロー節子さんのスピーチを、なぜ日本のメディアは放送しないのか。
そういう今日の日本のマスメディアの病状にも、彼らは明確な問題提起をしていた。
「ICAN」が貢献した核兵器禁止条約に、世界で唯一の被爆国日本は、批准していない。アメリカはじめ核保有国と、なぜ歩調を合わせる必要があるのか。
まさに、彼らの言う通、アメリカにとって、「都合のいい国」になっている。
「本当の危機は、国民の意識の低さ」とは、よくぞ言った。
今の国の実態に警鐘を鳴らすような漫才は、痛快でもあった。
村本大輔が個人的に反戦、反原発を明確に主張していることは、ネットなどで知っていたが、この日は、漫才コンビとしてしっかりネタになっていた。
爆笑問題も観たが、彼らの漫才には、かつてはあった良い意味での“毒”は、感じなかった。弱い者いじめに近いもので、社会批判的な要素は見られない。
首相と会食して喜んでいるような先輩芸人の松本人志とは、実に対照的だ。
真っ当な感性から時事問題に挑み、タブーとも思われる題材を取り上げて公共の電波で披露した彼らの漫才に、私は拍手を送りたい。
5分でテンポよく要点を盛り込んで聞かせた技と心意気に拍手!
アメリカの政治風刺ショーのファンなので、ネタ満載の今こそ日本でも誰かやってよ! と思っていました。(先日徹子の部屋でニュースペーパーもやりましたが。)
でも反響大きくても定着しないだろうと、村本さんが冷静にツイートされてました。家族や友人で政治話をするのが日常にならないと無理。なるほど。私はしてますけどねー。
今日は、吉朝十三回忌追善落語会のラスト(4回目)で、師匠ゆかりの尼崎のホールへ参ります。まだ駆け出しだった弟子7人がそれぞれの個性を伸ばしているのは嬉しい限り。師匠の未見映像の上映がトリで、毎回うならされます。
村本という芸人、なかなかのものですね。
ピンで日本のレニー・ブルースを目指してもいいかもしれません。
ニュースペーパー、私も好きです。
今では、寄席にも出演してくれるので、嬉しい限り。
吉朝十三回忌ですか。
弟子も個性的な顔ぶれが揃っていますね。
今日は、大好きな『七段目』の音源でも聴きましょう。
