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噺の話

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NHKアナザーストーリーズで、志ん朝を見た。


 昨夜9時からNHK BSで、アナザーストーリーズ・選「落語を救った男たち 天才現る!古今亭志ん朝の衝撃」を見た。

 NHKのサイトから引用する。
NHKサイトの該当ページ

1961年暮れ、古今亭志ん生倒れる!居眠りをしても客が喜んだ男が病に倒れた時、落語は衰退の危機を迎えた。娯楽が多様化し、演芸場は閉鎖。それを救った天才が古今亭志ん朝。圧倒的な話芸は今なお伝説。だがその素顔は驚くほど知られていない。とびきりシャイで、取材を好まなかったためだ。今回、ライバル立川談志をはじめ、関係者の証言で知られざるエピソードを発掘。落語家たちが“あの”語り口で振り返る、笑撃の真実!

 「笑撃」という表現は、ちょっといただけないなぁ^^

 調べてみると、初回放送は今年6月13日だったようだ。


 志ん朝の抜擢による真打昇進当時の逸話や、その後のいわゆる「四天王」の活躍、談志との関係など、ほぼ既知の内容ではあったが、いくつか新しい発見があった。

 まず、真打ち昇進披露興行での『明烏』の音源がニッポン放送に残っていて、一部ではあるが聴けたこと。

 番組では、現存するもっとも古い志ん朝の音源、とのこと。

 これが、実に良い。
 文楽が健在な時期に、披露目でこの噺を演じたのは、たしかに凄い。
 
 また、嬉しかったのは、立川左談次が思い出を語った姿が見れたこと。

 出番前に舞台袖で志ん朝の絶妙な『愛宕山』を聴いていた談志が、左談次に「仲入りがあって良かったよ」と呟いたという逸話を、左談次から聞けた。

 こぶ平(九代目正蔵)が、北海道でゴルフに付き合うよう呼ばれ、サウナで志ん朝が芸論を語り出し止まらなかったという話は、左談次が語る思い出で、談志が飲みながら志ん朝に芸論をふっかけても、志ん朝はそれに乗ることはなかったということと、実に対照的。

 
 談志やこぶ平と一緒にいる若かりし日々の志ん朝の写真、まさに「しん様!」と女性が声をあげるのが納得のイイ男。

 馬風や当代文楽が語る志ん朝の姿には、若旦那としての一面もあれば、後輩思いの優しい兄貴の一面もあった。

 久しぶりに、志ん朝を見て、聴くことができた。

 11月6日(月)の午後6時から再放送があるので、ご興味のある方は、ぜひ。

Commented by ほめ・く at 2017-11-01 17:37 x
この日は遅くなって帰宅し、見逃してしまいました。
再放送は是非見たいと思います。
Commented by kogotokoubei at 2017-11-01 20:07
>ほめ・くさんへ

馬風や文楽、こぶ平が語るのは想定内(?)と言えますが、まさか立川左談次の思い出話が聞けるとは思いませんでした。
志ん朝の若かりし日の姿、実に凛々しいのですよ。
ぜひ、再放送をご覧ください。
Commented by saheizi-inokori at 2017-11-01 21:48
録画しておいたのを今見終わりました。
談志と二人が対照的に役割を果たしながら今の落語界を作っていったことが面白かったです。
Commented by kogotokoubei at 2017-11-02 08:48
>佐平次さんへ

今さらながら二人の存在の大きさを感じますね。
滅多にテレビに出ない川戸さんが思い出を語る中で、「談志は、志ん朝のことを“ライバル”と言ったことは一度もない」と述懐されていましたが、逆にそれだけ“ライバル”視していたということでしょう。
談志が志ん生を継げと志ん朝に言い、志ん朝が「志ん生を継いだら、兄さん口上に五十日出てくれるかい」と聞くと、「出る」と答えたという逸話が、なんとも言えない感慨を抱かせます。
Commented by at 2017-11-03 09:21 x
馬風は寄席の先輩たちを「あんなうるせぇ連中」と言ったり、へそを曲げることを「へそ」と略したりしていました。
文楽は文楽披露目の際に五十日も口上に並んでくれたと感激していました。
Commented by kogotokoubei at 2017-11-03 21:07
>福さんへ

当代の馬風、文楽にとっても実に大きな影響を与えた人だったのでしょうね。
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by kogotokoubei | 2017-11-01 09:50 | テレビの落語 | Comments(6)

落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。


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