いよいよ、三代目桂小南襲名披露興行が始まる!
2017年 09月 20日
小南治の父である二代目林家正楽の師匠、初代正楽のことを書いた記事でも紹介したが、この披露目には、協会の枠を超えて実弟の二楽も出演する。
2017年8月21日のブログ
末広亭のサイトより、披露目の出演者をご紹介。
新宿末広亭のサイト
-新宿末広亭9月下席・夜の部-(末広亭のサイトより)
落語交互
桂 鷹治
山遊亭 くま八
漫談 新山 真理
落語 三笑亭 夢丸
落語 三笑亭 可龍
奇術 北見 伸・スティファニー
落語 三遊亭 遊之介
落語 桂 歌春
俗曲 桧山 うめ吉
落語 桂 南なん
落語 三遊亭 小遊三
-お仲入り-
襲名披露口上
落語 雷門 小助六
曲芸 ボンボンブラザース
落語 三遊亭 遊吉
落語 山遊亭 金太郎
交互出演
物まね 江戸家 まねき猫
紙切り 林家 二楽
主任 小南治改メ 桂 小南
末広亭の後は、次のような日程。
浅草演芸ホール 10月上席(昼の部)
池袋演芸場 10月中席(夜の部)
お江戸日本橋亭 10月25日(水)
横浜にぎわい座 10月30日(月)
上野広小路亭 11月5日(日)
国立演芸場 11月中席
せっかくなので(?)、ポスターの日程の画像も掲載。
落語芸術協会のメールマガジンに掲載中だった「小南への道」は、下席の案内をもって最終回だった。
これが、なかなかいいのだ。
全文引用したい。芸協さんも、怒らないだろう^^
【小南への道】 ~桂 小南治~
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私は本当に良い方々に恵まれました。
師匠の小南、、、。
カバン持ちで寝過ごしたり、また時間に遅れた事もありました。よくクビにせず側に置いてくれたと
思っています。入門当時、落語の難しさにしおれていた私を勇気付けてくれました。二つ目昇進の
際、私の気持ちを見抜いて噺家にと勧めてくれました。
本当に良い師匠に恵まれました。
そして、おカミさんです。
「自分を信じ勇気を持って踏み出しなさい。」
小南襲名を勧めてくれました。
師匠をしくじっても、おカミさんの助け舟に随分と救われました。
本当に良いおカミさんに恵まれました。
最後に、南なん兄さんと金太郎兄さんです。
楽屋のしきたりを教えて貰い、小南一門の色に染めてくれました。
「小南治が継ぐと言うなら異論はないよ。全面的に協力するよ。」
本当に良い兄弟子に恵まれました。
私の真打ち昇進の時、大喜びだった親父の正楽、、、。
きっと今回も手放しで喜んでいる事でしょう。
「今度から兄ちゃんが楽屋で「小南師匠!」って呼ばれるんだぁ~。時代が変わったねぇ~。」
やはり憎まれ口をききながら、、、。
そして、正楽とは対称的に
「これがゴールじゃ無いよ、、、、これからだよ、これからが肝心じゃ。」
「ワシらは死ぬまで勉強じゃよ。」
おそらく、師匠の小南はこう言うと思います。
何時ものメガネ越しに見るあの上目使いで。
小南への道、長い間の御付き合い、誠にありがとうございます。
そして、これからも三代目桂小南を宜しくお願い致します!
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ねぇ、泣けるでしょう!
芸協のメールマガジンは、寄席や落語会、そして、こういった連載もあって、実に有益。
芸協ホームページのメルマガ募集ページから登録できる。ただし、PCアドレス専用。
落語芸術協会ホームページのメルマガ募集ページ
ホームページの改悪を機に(?)にメルマガを止めてしまった、もう一つの協会とは大違いなのである。
二代目桂小南には、上方ネタを含め多くの十八番があった。
だから、『鋳掛屋』や『ぜんざい公社』などとともに、『帯久』、『菊江の仏壇』、『三十石』、『七度狐』、『胴乱の幸助』、『土橋萬歳』、『菜刀息子』なども、三代目ならではの味わいで聴かせてもらいたい。
三代目小南の披露目、なんとか駆けつけるつもりだ。
初代も二代目も上方落語を演じられていたという事ですから、三代目にも是非上方落語も数多く演じて貰いたいものです。関西で襲名興業をされるとしたら、おそらく南光さんも並ばれる事でしょう。
一方、上方落語では桂きん枝氏が小文枝を襲名する事が決まりました。
https://mainichi.jp/articles/20170904/k00/00e/040/214000c
https://thepage.jp/osaka/detail/20170904-00000003-wordleafv?pattern=1&utm_expid=90592221-90.Psn9uNmMQsqD2PQwW8WpfQ.1&utm_referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.co.jp%2F
先日の18日、ラジオを聞いていたら襲名の事を話していましたが、何とも軽い人です。同じくザ・パンダで活躍していた八方、文珍師と比べても軽すぎです。
どうなるやらですけどね。
先代は私も生ではなく、テレビとラジオ、CDの音源のみです。
初代は八代目文楽の最初の師匠で、電飾で演出した芸が有名だったようです。
かつて小文枝、百生、小南といった上方落語を演じる噺家さんが東京にも存在感を示していたことを考えると、今は鶴光一門くらいで寂しくなりました。
東京弁でもいいので、三代目小南には上方落語を期待しています。
きん枝の小文枝襲名・・・ですか。
当代文枝の襲名から、もう呆れているので、語るのも馬鹿らしい、という印象です。この件を追及していくと、先代文枝の悪口になるので、やめておきます。