「小南への道」ー落語芸術協会のメルマガより。
2017年 02月 20日
落語芸術協会の下席のメールマガジンが届いた。
毎回楽しみなのが、小南治による「小南への道」。
入門一ヶ月で、ついに師匠が『平林』の稽古をしてくれたとのこと。
一部、ご紹介したい。
二日目、三日目、と演って頂き、四日目に私が師匠の前で喋るのです。
「思った程の訛りは無いなぁ。」
上下(カミシモ)の事、登場人物の年格好、そして、もっと大きな声で喋る事など注意して
頂きました。
「高座で演ってもええよ・・・。」
隣の部屋で聞いていた、南なん兄さんと南てん兄さんから
「紙切りで人前で喋った事があるんだろう。
もう少し上手いと思っていたのになぁ~。」と、残念がられました。
「平林」を喋る私の高座を見た南喬師匠からも言われました。
「お前は、身体を動かし過ぎだ。
歩く、走る、の描写以外は身体を揺らすな!」
子供の頃から正楽に紙切りの手ほどきを受けていた私には、座布団に座ると身体を揺らす。
このDNAが組み込まれていました。
父の弟子だった当代正楽の科白を思い出すねぇ。
動いていないと、暗くなります^^
つい、紙切りの癖が出てしまったわけだ。
なかなか、微笑ましい逸話だ。
浅草の下席、昼の主任が寿輔で、夜が小南治。
色物を含め、なかなか魅力的な顔ぶれが並ぶが、行けるかなぁ・・・・・・。
そろそろ、生の落語への禁断症状が出てきた。
いろいろ野暮用があるが、僥倖と縁を期待しよう。