一月一日から四日までの言葉ーむのたけじ『99歳一日一言』より。
2017年 01月 04日

むのたけじ『99歳一日一言』
昨年8月に101歳の天寿を全うされた、むのたけじさん。
むのさんがご子息に遺された色紙を中心に編集され、2013年11月に岩波新書で発行された『99歳一日一言』をめくってみた。
なお、本書については、巻末に本書の成り立ちについてご子息が説明されている内容を含め、お亡くなりになった翌日の記事で紹介したので、ご興味のある方はご覧のほどを。
2016年8月22日のブログ
さて、元旦から今日四日までの言葉は、このようになっている。
一月一日
拝むなら自分を拝め。
賽銭出すなら自分に渡せ。
自分をいたわれ。
自分こそ一切の原点。
元旦は行列だったので二日に出直してまで、越後長岡の金峯(きんぷ)神社にお詣りし中途半端な賽銭を投じる前に、読むんだった^^
というのは冗談として、あくまで自分自身に投資しろ、という言葉として噛みしめたい。
正月の神頼みに関しては、続きがある。
一月二日
何かを望むなら、望むにふさわしい行為をすることだ。何かを頼むなら、頼むにふさわしい行為をすることだ。
何万人もの人が一緒くたに述べる願いを受けとめて、その一人ひとりの願いを叶えてやれる人がどこにいますか。お願いの礼金を自分めがけて投げ入れてよこす人の願いを、素直に叶えてやる人がどこにいますか。
「望むにふさわしい行為」、「頼むにふさわしい行為」・・・深い言葉だなぁ。
一月三日
おのれを励ます最後の言葉はこれしかあるまい。
「この地球に、オレはこのオレだけだ。がんばれよ、オレ」
自分を救う者は自分であって、他の誰でもないと誰も気付く。
気付く日が必ず来るけど、遅すぎる。
そうそう、春風亭柳昇師匠の有名な言葉を思い出すが、この世界、この地球にオレはオレだけだ。
「がんばれよ、オレ」と思う。
一月四日
数百数千の人群れの中にいて、オレは終始キチンと立っていた。人は多数の一単位として生きながら、出るも入るも個体だ。一個体、そこが人間存在の意義と誇りの土台だ。そこをお互いにうんと大切にしなくては。
むのたけじさんのようにキチンと立っていられるかは別として、なんとか、一個体として、この一年キチンと立っていたいし、それぞれの個人を、互いに大切にしたいものだ
遅ればせながら四日分をまとめて確認したが、この一年、この本を毎日めくるつもりだ。
