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噺の話

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「真田丸」は、乾ききった歴史ドラマ愛好家の喉を潤しそうだ。

 昨日の記事で、成人の日、元服ということにからめて、久しぶりに見たNHK大河(「真田丸」)のことを少しだけ書いた。

 出演者や「あらすじ」については、NHKサイトのこのドラマのページをご参照のほどを。
NHKサイトの「真田丸」のページ

 前作「花燃ゆ」が、主役の設定や時代考証などに大きな問題があったことは、何度か書いたので繰り返さないが、私のように途中からあのドラマを離れて行った人たちは、少なくないだろう。

 その間、同じNHKの木曜時代劇や、BS、CSで好きな時代劇などを観てはいたが、やはり大河は別格であり、毎週、一年も続く番組が楽しいものであるにこしたことはない。

 真田、といえば、NHKは、以前に池波正太郎の「真田太平記」を放送した。
 
 しかし、大河ではなかった。
 昭和60(1985)年4月から翌年3月まで、水曜日の午後8時からの放送で、「宮本武蔵」に続く新大型時代劇シリーズの第二弾として制作された。

 当時の大河は、昭和60年が「春の波濤」、翌年が「いのち」で、明治・大正や昭和を舞台としたドラマであり、戦国時代や幕末を対象としていなかったこともあって、時代劇ファンの“喉の渇き”を癒すために制作されたように思う。


 「真田太平記」は、昌幸を丹波哲郎、信幸(之)を渡瀬恒彦が演じ、他にも多くの芸達者が脇を固めた傑作で、その年のギャラクシー賞を受賞した。

 「真田太平記」で信繁(幸村)を演じた草刈正雄が、「真田丸」では、信繁の父である昌幸に扮しているのも、なかなか味のあるキャスティングだと思う。
 草刈の演技力も良かったが、何より、30年前に丹波が演じた昌幸に接していることが、大きな財産になっているのではなかろうか。
 決して丹波を模倣しているということではなく、あの時代の真田家における昌幸という人物像について、深く考察できるだけの蓄積があるように思う。

 また、三谷幸喜は、結構、「真田太平記」を意識しているだろう。
 良い意味で、30年前のドラマにライバル心を燃やして欲しい。


 「銀漢の賦」や「まんまこと」などの木曜時代劇も楽しめる作品ではあったが、回数も少ないし、歴史的人物に題材をとる時代劇ではなかった。

 NHKサイトの「真田丸」のページに、脚本の三谷幸喜が、一年を通じて主人公の人生を追体験できるのは大河だけ、と言っているが、まさにその通りだろう。

 そして、三谷は「敗者」だからこそ“惹かれる”とも語っている。
 
 少数の勝者と、圧倒的大多数の敗者が存在したのが、戦国時代。

 歴史ドラマファンは、やはり、その戦国時代が好きなのだ。

 この一年間、乾いていたそんな時代劇ファンの喉を潤すドラマになって欲しいと思うし、第一回を見て期待はできそうだ。

 次回は、武田家の滅亡で織田軍に責められる真田家が、果たして北條につくか、それとも上杉に頼るか、というのが主題となりそうだ。

 その後も真田家は、主を替えてしぶとく生き延びようとする。

 関ケ原を直前にした上田城の攻防や大阪の陣という大きな戦いだけではなく、戦国の世でひときわ異彩を放った真田の父子がもがき苦しむ姿を含め、ぜひ生き生きと描いて欲しいと思う。

Commented by 山茶花 at 2016-01-15 13:05 x
大河ドラマ、前作の「花燃ゆ」はさんざんな評判だった様ですね。私は大河を滅多に見ませんが、今回の「真田丸」は興味があるので第一回を見て「今後も見よう」と毎週録画予約をセットしました。

学生時代、クラブの合宿で高野下にある玉川峡バンガローへ行きましたが、帰りに九度山の真田庵前を通りました。クラブの名誉顧問が近代史の専門で、私たちは一応史学科に所属していました。勿論その教授が真田についての説明をして下さいました。但し私はまじめな学生ではなかったので、近代史の講義中はよく居眠りをしていました。

高校の日本史で教わる真田親子については、ほんの少ししか教わりませんが、大学の教授から教わる話は非常に興味深い物が多かったですね。大阪城周辺には、真田の抜け穴という伝説があったり、家臣が真田紐を売り歩いて情報収集にあたったりと面白い話が多いです。

木曜時代劇「ちかえもん」も文楽や上方歌舞伎が描かれ(少々ぶっ飛んでいますが)、朝ドラ「あさが来た」を含めて関西が舞台のNHKドラマが面白いです。
Commented by kogotokoubei at 2016-01-15 21:35
>山茶花さんへ

「花燃ゆ」のことは、さんざん書いた通りです。

真田左衛門佐信繁は、九度山に14年もいました。
その間に父昌幸を亡くしています。
大阪の陣は、まさに天が与えた彼の活躍の場所だったと思います。
真田紐などの逸話も大阪には残っているのですねぇ。
学生時代、良い先生と巡り会えましたね。

私は、実は(?)高校時代は理系のクラスで、高校二年の冬に文系の受験に替えたため、大学受験は社会系ではなく数学Ⅰで受験した次第です。
日本史の授業は、受けていませんでした。
歴史の勉強は専ら本とテレビの時代劇(^^)

おっしゃるように、今、ドラマは上方発が面白いですね。
NHKで噺家を題材にしたドラマが放送されるのを期待すばかり!

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by kogotokoubei | 2016-01-12 21:43 | ドラマや時代劇 | Comments(2)

落語のことを中心に、ときたま小言や独り言。


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